こんにちはロンドン在住で西洋占星術を利用して星読みから皆さんの魅力や適性・適職などをお伝えするお手伝いをしている玲音(レオ)です。
普段は西洋占星術という占術メインでお客様のご相談をお受けすることが多いのですが、実はタロットカードも大好きで一目惚れしたカードを見つけるとついつい買ってしまいます。
今回は、先日イタリアに訪れた際に珍しいタロットカードに出会ってしまったので、ご紹介していきたいと思います。
タロットの歴史とイタリアの関係
まずタロットカードをご紹介する前に、タロットとイタリアの関係性をさくっとにご説明します。
タロットカードの起源は諸説ありますが、現在有力なのは、15世紀の北イタリアが発祥という説が有力で、この頃のイタリアではタロットカードはポピュラーなゲームの道具として愛用されていたようです。
しかし、この頃のイタリアではタロットカードは「占い」という呪術的な要素で利用されてはいなかったと言われています。
それは、当時のイタリアではキリスト教が国教であり、キリスト教は伝統的に占いや呪術というものを固く禁じていたこと、そしてカードゲームを実際に占いという方法で利用するという文化も存在しなかったことが大きな理由です。
しかし、この頃の貴族が使っていたカードのデザインは現在でも引き継がれており、今のタロットカードの基になったものも多く存在します。
イタリアのタロットカードではタロットカードのことをアルファベット表記で「Tarot(タロット)」「Tarocchi(タロッキ)」と前者はフランス語で英語でも使われるようになり、現在は世界的に呼ばれているもので、後者はイタリア語です。
イタリアで見つけたタロットカード2選
今回ご紹介する2種類のタロットカードは、イタリアのミラノに店舗を構えるIl Meneghello(イルミゲロ)という老舗のタロットカードの専門店から出版されているもので、日本からでもネットを通して購入することができます。
※支払いはPayPalのみですのでご注意下さい
Visconti Sforza Tarot(ヴィスコンティ・スフォルツァ・タロット)
まずご紹介するのはこちらのVisconti Sforza Tarot(ヴィスコンティ・スフォルツァ・タロット)の復刻版タロットデッキ。
こちらのタロットデッキは1450年以降にミラノでスフォルツァ宮廷のために製作されたヴィスコンティの最後にして三番目のデッキだそうです。
様々なところで復刻されて販売されているので、デザインを見たことがある方も多いのではないでしょうか?
そして、実はこのタロットデッキは15世紀中頃に作られた約15組の不完全なデッキの総称で、現在は世界中の博物館、図書館、個人コレクションに所蔵されており、完全なデッキは現存しておらず、私が購入したものはそのデッキが本物の色調で再現されたものです。
カードのデザインはこんな感じです。
とても鮮やかな色調で非常にインパクトがありますよね。
カードの表面と背面の比較です。
表面のこちらのカードは21番の「世界」ですが、絵が描かれているだけでタイトルや番号の記載はありません。
背面は非常にシンプルです。タロットカードは背面のデザインの好みでデッキを購入する方も多いかと思いますが、昔ながらを再現しているためあえて何も書かれていないようです。
えんじ色の背面は一見花札のようにも見えますよね。
通常は小アルカナもセットになったカードが販売されているそうなのですが、今回、私はこの簡易的に包装されているデッキがとても気に入ったので、大アルカナだけ入ったデッキを購入しました。
La Corte dei Tarocchi(ラ・コルテ・デイ・タロッキ)
次にご紹介するのは、La Corte dei Tarocchi(ラ・コルテ・デイ・タロッキ)という名前のタロットデッキ。
こちらのタロットデッキは、イタリア出身のアンナ・マリア・ドノフリオという作家が作成し、1999年に出版されたものです。
その後、廃盤となっていたようで今回私が購入したのは、2018年に2000デッキ限定で増版されたもので箱の中にはエディションナンバー記載のタイトルカードが入っています
私のデッキは1538/2000でした!
イルメネゲロ社のタロットデッキには全てにシーリングスタンプが押してあり、一つずつ手作業で丁寧に作られていることを感じます。
カードのデザインはこんな感じです。
中世ヨーロッパのイメージを残しながら現代の感覚をも感じさせるこちらのデッキは、写真ではわかりにくいかもしれませんが微妙な陰影と質感のある色使いはまるで当時のカードがそのまま残っていたかのようです。
現代に作られたとは思えない作者のこだわりと愛が感じられます。
カードの表面と背面の比較です。
表面には先程のデッキとは異なり、番号もタイトルも書かれておりますが、全てイタリア語なので、最初は番号でカードを覚えていく方が良いかもしれません。
背景には三日月とふくろうが描かれています。
個人的に背景がとても気に入っており、タロットカードの呪術的な部分がとても表されているなと感じています。
まとめ
Il Meneghello(イルミゲロ)社のタロットカードはこんな人におすすめ!
- ウェイト版やマルセイユ版のタロットカード意外を使ってみたい方
- 独特な絵から感性を引き出してみたい方
- 本場イタリアのタロットカードを手にしてみたい方
いかがでしたでしょうか?
今回ご紹介したタロットカードは日本でも購入可能のようですので気になる方はぜひショップを覗いてみてくださいね。
また珍しいカードがあればご紹介します!
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