タロットカード・大アルカナの意味一覧!
まずはじめに、それぞれのカードのキーワードをざっくり一覧で紹介します。
(詳しい解説は後半に書いてあります)
- 愚者:自由・型にはまらない・冒険・挑戦・純粋無垢
- 魔術師:技術、知識、スキル、コミュニケーション能力、実力発揮、活躍、実務能力
- 女教皇:無意識、直感、閃き、インスピレーション、重大な鍵、隠された真実
- 女帝:母性、受容性、許し、物質的な豊かさ、芸術などを楽しむ、美しく着飾る
- 皇帝:父性、責任、統治、防衛、厳格
- 法王:助言、教唆、模範、伝統、慣習、道徳
- 恋人:愛
- 戦車:前進、勝利、拡大、凱旋、支配、制御、コントロール
- 力:勇気、意志力、忍耐力、信念を貫く
- 隠者:内省、思慮、孤高、真実、道標、灯台下暗し、経験則
- 運命の輪:転機、分岐点、チャンス、ターン二ングポイント
- 正義:公平、公正、正当、判断、妥当な待遇
- 吊るされた男:試練、苦難、自己犠牲、奉仕精神、別の視点
- 死神:変化、転生、生まれ変わり、
- 節制:節制、適量、自制、調和、混ぜ合わせる、自然体、リラックス
- 悪魔:欲望、誘惑、堕落、惰性
- 塔:トラブル、災害、崩壊、
- 星:希望、期待、閃き、インスピレーションの広がり
- 月:不安、恐怖、予感、幻想、狂気、
- 太陽:元気、エネルギー、パワー、祝福、輝き、陽光、魅力
- 審判:復活、最終結果、次なる次元
- 世界:大成功、完成、到達、
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タロットカードの意味解説・大アルカナ
ここからは、「各カードがなぜそういうキーワードなのか」という背景部分を解説します。
愚者
愚者のキーワード
「自由・型にはまらない・冒険・挑戦・純粋無垢」
見るからに能天気そうな若者が、みすぼらしい衣装を着ながらも人目を気にしていないかのように、楽しそうに、旅立っている構図が描かれています!
このカードは「絵柄のイメージ」と、「キーワードのイメージ」が一致しているので、どなたでもわりと読みやすいカードだと思います!
このカードはウェイト版タロットの原型にあった「黄金の夜明け団のタロット」では、「占星術の冥王星の記号」と「錬金術の風のエレメンタルの記号」が描かれています。
これは、冥王星が発見されたのが1930年だったため、それより以前は「風のエレメンタルをもつカード」とされていたのですが、発見されて以後は「冥王星に属するカード」とされるようになったためです。
占星術で冥王星は、「破壊と再生」「ものごとの根底を覆してしまう力」などを意味すると言われています。
「風のエレメンタル」は、常に動いていて止まることがない存在を象徴しています!
性質としては地と真逆。
地は一つのところに固まっていたいけど、風は常に流動していたい!
自由を愛する旅人というか、スナフキンぽい感じですかね!
世の中のタロット解説書の多くで、
このカードは、「自由・型にはまらない・冒険・挑戦・純粋無垢」を意味すると言われていますが、これは背景にこういう要素が示されているからなのです!
タロットを理解するときは、キーワードを丸暗記しようとするのではなく、こんなふうに「なぜこのキーワードなのか?」という背景を理解したうえで考えるようにするといいですよ!
すると、ただの丸暗記に比べて「なぜそうなのか」というロジックが自分の中に落としこまれるので、どんな相談がきてもブレないリーディングができるようになっていきます♪
実占においてこのカードが出たら、恋愛系で占ってる場合は、「冥王星(破壊と再生)」から広げるのであれば、一般的な常識にとらわれない恋愛の形を作り出し、それを楽しむのかもしれません。
同性愛やポリアモリー(複数恋愛主義)だけど、世間の目なんか気にしないとかね!
「風(流動)」からイメージを広げるのであれば、束縛しあったりせずに、お互いに自分の時間を大切にしつつ、それでも一緒にいるような、そんな恋愛が実現するのかもしれません。
仕事で占ってる場合は、「冥王星(破壊と再生)」から広げるのであれば「既存の枠にとらわれない新しい事業を作り出す」とか、「常識に縛られずに自由な発想をすることで問題を解決する」と読めますね!
「風(流動)」からイメージを広げるのであれば、フリーランスになるとか、普通の会社員じゃなくてちょっと珍しい自由業系の仕事をするとか、そんなんが考えられますね!
魔術師
魔術師のキーワード
「技術、知識、スキル、コミュニケーション能力、実力発揮、活躍、実務能力」
このカードは黄金の夜明け団では、占星術上の「水星」に相当するカードとされていました。
水星は、「知性、知識、思考、コミュニケーション、技術、実務能力」などを意味する星です。
だから現代でもこのカードは、「実力発揮」とか「実務能力の高まり」なんて解釈されていることが多いわけです!
黄金の夜明け魔術全書ではこのカードを「技術」「叡智」「応用」「技」「巧妙」を意味すると解説していました。
ちなみに、初心者向けタロット解説書では「このカードは創造・始まり・起源などを意味する」としていることが多いのですが、この根拠は「数字が1番だから」というところからきているようです。
数秘術などの占いにおいて、1番は「オリジナリティ」「新しい分野の開拓者」「物事の起源や始まり」を意味する数字です。
実占においてこのカードが出たら、まず仕事運のときはわかりやすいですね!
知識やスキルを活かして大活躍するとか、
コミュニケーション能力が高まって商談をきちんとまとめることができるとか、
プレゼンなんかで堂々とアピールできるとか、
そういうイメージです!
悪い意味で読むなら「技術を悪用してペテンや詐欺を働く」なんて読み方もできるかも、、、
恋愛運のときは、、、
ちょっとキーワードが直接結びつかないものが多いので、想像を広げる必要があります!
「コミュニケーション能力」というところを無理やり繋げるのであれば、「自分をどうどうとアピールできるよ!」みたいに読めるかもしれません。
あるいは逆に「未来の相談者はすでにその恋に興味を失ってて仕事で大活躍してる」なんてリーディングもありえるかもしれません。
ケースバイケースで自由に想像してみましょー!
女教皇
キーワード
「無意識、直感、閃き、インスピレーション、重大な鍵、隠された真実」
このカードは、2番です。
数秘術などの世界では、数字の2は「女性的な人物」を意味すると言われています。
2は、とても繊細な心の持ち主です。
陽気に振舞っていたとしても、根は恥ずかしがり屋でデリケートです。
深い思いやりを持ち、とても親切です。
2は、他者の感情を察することができます。
だからいつでも他者に援助の手を差し伸べようとします。
平和を好むため争いは嫌いです。
鋭い感性の持ち主で、芸術を通して自己表現する才能を持っていることが多いです。
豊かな感情と想像力を持ちます。
独創性豊かで、音楽や絵画、詩などの芸術関係の世界でセンスを発揮るすことが多いです。
ロマンチックなムードを好みます。
実利よりも、雰囲気を重んじます。
こういったところから、女教皇のカードが出たときは、その人物の中の「女性的な一面」が強く発揮されるのだと解釈されることが多いです。
例えば、恋愛運で占っているなら、「相手が自分でも気づいていなかったような本心を察し、理解し、それを受け止めてあげることで、相手の心のめちゃくちゃ深い部分を溶かす」とか、そういうリーディングができるかもしれません。
仕事運で占っているなら、単純に「女性的なセンスを活かす」みたいなリーディングが合うかもしれませんね。
なお、黄金の夜明け団では、このカードに「銀の星の女司祭長」というサブタイトルをつけました。
銀の星とは「秘中の秘」を意味する言葉です。
だからこのカードは「隠された何か」を意味すると解釈されることもあります。
また黄金の夜明け団では、このカードは「月」に属するとしました!
占星術における月は、「人前では出ていない自分」を意味する星です。
太陽が人前での自分のあり方を示す星なら、こちらは自分一人で部屋でリラックスしているときに出ている自分を示します。
普段は力強そうなむきむきの男性でも、家で一人のときはクマちゃんに話しかけているかもしれません!そういう自分ってことね!
こういったところから、このカードが出たときは、「みんなに表現していない自分」や、「隠されている自分」が、なんらかの力を発揮すると解釈されることもあります。
例えば、もしこのカードが解決策に出ているなら、「この問題を解決する鍵は、あなたの中のみんなに隠している一面にヒントがあるよ」と読めるでしょう。
また月は人間の心に「狂気」を与える存在として語られることもあります。
狼男が狼になるのは満月の夜!
満月の夜は犯罪者が増えやすいなんて話もあります!
満月の夜はなんかすごいインスピレーションがわいてきて、ものすごい創作作品を残せることが多いなんて言われることも!
こういうところからイメージを広げていくのであれば、例えば「ものすごい創作意欲が湧いて名作作品を書けちゃう!」とか、「霊感的な才能が顕現する」みたいな解釈もできるかもしれません。
もし相談者が「小説家になりたいです!」とか言ってるなら前者でしょう!
もし相談者が「占い師になりたいです!」とか言ってるなら後者でしょう!
あるいは「私に向いてる仕事はなんですか」みたいな問いでこれが出たら、創作的な仕事や、ちょっとスピリチュアルな仕事が向いているかもしれません☺️
ケースに応じて柔軟にイメージを広げてみてください!
なお、初心者向け解説書の中には、このカードのことを「純潔な女性」「清廉潔白だがやや潔癖」「純白だがやや世間知らず」みたいな意味だと紹介している方がいますが、これはウェイト版タロットの絵柄から感じられるイメージ(青い服を着てて、なんとなく冷たそうに見える)を広げて、そのまま言語化しているためです。
個人的には、それはもともとの意味として定義されていた「月っぽい感じ」の話とはぜんぜん違う話になってしまいますし、ウェイト版タロット以前の女教皇はべつに今のようなデザインだったわけではないので、これは「ちょっと安っぽい解釈」なんじゃないかなと考えており、採用していません。
女帝
キーワード
「母性、受容性、許し、物質的な豊かさ、芸術などを楽しむ、美しく着飾る」
黄金の夜明け団では、このカードを「金星」に属するとしました!
金星は「喜び、愛、美、所有、芸術、物質的豊かさ」などを意味する星です!
ここらへんのイメージから、このカードは「物質的豊かさ全般」を意味すると言われていますね!
さらには「女帝」というカード名称のイメージから「母性を意味する」とされることも多いようです!
母性という言葉の意味がそもそもよくわからん人もいるかもしれないので解説します。
母性とは、大きくいえば「ありのままを肯定すること」です。
具体的には
- まだ未熟なことを許すとか
- 他人より劣ってることを許すとか
- 欲求を満たしてあげるとか
等のことです。
母性を受け取ると、子は「生きることへの安心」を得ることができます。
「生きることは素晴らしいことだ」という感覚が根付きます。
すると、「多少の批判や否定を受けても動じない心」を得ることができるようになり、次に説明する父性を受け取るための下地を整えることができます。
父性とは母性の逆で、「ありのままを否定すること」です。
具体的には
- 未熟さや劣等を克服すべく、成長を求めることです。
- 「わがままを言っていい時・我慢すべき時」などの分別を求めることです。
これだけ聞くと、「母性=らくなこと」「父性=きびしくてつらいこと」という印象を受けるかもしれませんが、そうではありません。
この二つは、どちらも必要なことです。
なぜなら「父性」を受け取らなければ人は「成長意欲」を持つことができません。
そして成長意欲がなければ、自分の能力を高めることも可能性を広げることもできないため、社会の中でその存在を必要とされる機会を失い、誰からも必要とされず、孤独な人生を歩みやすくなり、「生きる意味がわからない」といった状態に陥りやすくなるからです。
父性をしっかり受け取ることができれば、人は自分の能力を高めることができ、可能性を広げることができるため、社会の中で必要とされることが多く、社会の中で自分の役割をしっかりと実感することができ、「生きる意味」のようなものを感じやすくなります。
しかしここで重要なのは、「母性が十分に与えられた後でないと、父性は伝わらない」ということです。
児童心理学の話になりますが、この二つはバランスではなく、「まず初めに母性、次に父性」という順番を追う必要があります。
この順番が正常に守られていれば、子は「健全な自己否定」ができるようになります。
健全な自己否定とは、ただの自己嫌悪とは違い、「今の自分のままではまだ理想通りではないから」「少しでも理想の自分に近づくために、こんな努力をしてみよう」といった思考のことです。
母性をあまり受け取っていない段階から父性を求められると、子は健全な自己否定ができず、代わりに「自己嫌悪の多い人間」に育ちやすくなります。
自己嫌悪とは、自分を否定してばかりいるわりに、そういう自分を変化させるための行動を何もとらない状態のことです。
これではその人物は永遠に成長しないので、生きる意味がわからなくなりやすいでしょう。
つまり話をまとめると、
人が幸せに生きるためには、
「母性と父性を順番に受け取り健全な自己否定を成立し」
「健全な自己否定をもとにどんどん成長し、能力を高め、世の中から必要とされるであろう能力を獲得していくことが必要」
ということです。
ところが世の中の多くの人はこのことを知らないので、まず自分を否定するところから始まってしまっている人がたくさんいます。
だからカウンセラーの多くは、まずクライアントを「受容」するところから始めるのです。
ちょっと意味の幅が広いカードなので、これをどのようにリーディングするかはケースバイケースで柔軟に考えていきましょう!
まず「母性」というワードから広げるのであれば、恋愛の場合、未来の相談者は好きな人の欠点や弱さを許し受け入れることで、状況を好転するのかもしれません。
仕事の場合は、会社の同僚や後輩、時には上司などに対して、同じく「許し」を示すことで状況を好転するのかもしれません。
あるいは、許す対象は他人ではなく、自分自身かもしれません。
自分のこういうところが嫌いとか、自分のこういう欠点が恥ずかしいみたいな感覚を抜け出せるのかも!
「豊かさ」というワードから広げるのであれば、恋愛の場合は、「美しく着飾ることでハートを射止める」とかが考えられるかもしれませんね!
仕事の場合は、単純にお金の流れがめっちゃよくなるのかも!
起業相談などでこういうカードが出たら、めっちゃお金持ちになれそうですね笑
あるいは、装飾を楽しんだり、芸術的なものを楽しむようなイメージで考えると、良い発想が得られると読むこともできます。
状況に応じて合いそうなものを選んでください😊
皇帝
キーワード
「父性、責任、統治、防衛、厳格」
黄金の夜明け団では、このカードは「牡羊座」に属するとしました!
牡羊座の特徴は以下の通りです!
- とにかく堂々としている。毅然としている。
- 競争や討論を好み、また強い
- 危険や困難を恐れず、むしろそれを乗り越えることにやりがいを感じる
- 高いリーダーシップや統率力
現代の皇帝のイメージもここらへんから来ています!
またこのカードは、絵柄のイメージから「父性」を意味するとも言われます。
父性の意味に関しては、女帝の項目を参照してください!
このカードが恋愛占いで出たときは、牡羊座のキーワードから連想していくとイメージしやすいです。
例えば、
「闘争を好む」=「逆境だからこそ、むしろ燃える」という解釈や
「闘争を好む」=「喧嘩っぱやくなってしまい、パートナーに対して攻撃的になりすぎる」という解釈
などが考えられます!
どちらなのかは周辺に出ているカードから想像しましょう!
仕事占いで出たときは「父性」から連想を広げるとイメージしやすいです。
「なんらかの責任ある立場につく」
「みんなを統率するリーダー的ポジションになったり、なんらかのプロジェクトを任されたりする!」
「何か大きなタスクや挑戦する」
みたいなのが考えられます!
法皇
キーワード
助言、教唆、模範、伝統、慣習、道徳
法皇というのは、現代でもローマ法皇っていますよね!
あれのことです!
あの人の仕事は、「●●に悩んでる?イエス様はこう言っていますよ👼✨」みたいな感じのありがたいお言葉をみんなに伝えて、道徳的な教えを伝えていくことです!
だからこのカードのキーワードは、「伝統」とか「道徳」とか「模範」みたいなのが設定されているわけですね!
ちなみに黄金の夜明け団では、このカードは「牡牛座」に属するとしました!
牡牛座の特徴は以下の通り!
- 誠実
- 倫理的かつ、道徳的なものを好む
- きちんと整えられた生活を好む
- 寛大で寛容
- のんびりしており鈍重だが、その分ねばり強い
ここらへんも法皇のイメージと近いものが多いかと思います!
これが占いで出たとき、相談者は自己の内面にある「牡牛座」が発揮され、まるで法皇のように誰かに導きを与えることができるのかもしれません。
どんなにダメな子でも見捨てずに、粘りつよく道を示していくイメージ!
例えば恋愛運で占っている場合は、あなたがパートナーに対して「寛大な態度」で接することが、相手の心に感銘を与えるなんて解釈が考えられます。
あるいは、突然何か「すごく心に響くいいこと」を言えるようになって、それがパートナーを啓蒙し、なんらかの導きを与えることができるとか!
仕事運だったらまずは「後輩にめっちゃいいアドバイスできる!」みたいな解釈が考えられます。
あるいは「カウンセラーを目指してる人」とかの未来にこれが出たんだったら、カリスマ法皇みたいなカウンセラーになれるのかもしれません!
その相談に合いそうなものを選んでください😊
恋人
キーワード
「愛」
このカードは、時代によって絵柄の構図がころころ変わっており、タロットのなかでもっともイメージが定まらないカードです!
マルセイユ版の頃は「二人の女性が男性を奪い合ってる構図」が描かれていました。
だから、このころのイメージで広げている人は、このカードのキーワードに「選択する、決断する」みたいなワードを採用している人もいます。
黄金の夜明け団では、「ペルセウスがのちに妻となるアンドロメダを救出するためにコブラと戦っている図」が描かれました!
どうも黄金の夜明け団における愛とは、「ただきゅんきゅんすること」ではなく、「二人で一つの試練をともに乗り越えることで初めて結実するもの」といった思想があったようです!
その流れでか、ウェイト版タロットの創始者であるウェイトさんも、著書であるタロット図解のなかで、このカードのキーワードを「魅力」「愛」「美」「克服される試練」としていました。
この解釈、個人的にはとても好きなんですが、一般的な恋占いではあんまりうけないようで、現代のタロット解説書では「克服される試練」なんてキーワードを入れて解説している本はほぼ存在しません。笑
ちなみにただのドキドキが成就するだけなのは、小アルカナのカップ2のほうが、あちらは「快楽を意味する金星」と「うちにこもるを意味する蟹座」が割り当てられているので、イメージとして近いです!
黄金の夜明け団では、このカードは「双子座」に属するとしました!
双子座の特徴は以下の通り!
- 他者の中に、「自分の半身」を見つけることに長けている(共通点や仲良くなれる理由を見つけることが得意)
- だから結果的に「恋多き人生」になりやすかったり、「人と仲良くなることが得意」になりやすい
- 仲良くなれる対象は人間だけとも限らず、事象や状況に対してもどんどん自分との共通点を見出してしまうので、適応能力が高く、色んな状況に柔軟に対応でき、仕事などでも活躍しやすい
- 他人と自分の境目が薄いので、他人のためが自分の幸せ、自分のためが他人の幸せといった感覚で進むことも多い
このカードが恋愛相談で出たなら、いったん恋愛成就と読めるかもしれません!
でもそれは「ただきゅんきゅんが成就すること」って感じではなく、「二人で一つの試練をともに乗り越え、絆が生まれる」といったニュアンスです!
婚活中の人にこのカードが出たら、双子座からイメージを広げて、「自分の半身を感じられるような誰かに出会える」と読めるかもしれません!
仕事相談で出たなら、「仕事そのものに対して、自分の半身を感じる」という解釈。
つまり、「この仕事って、私の人生のこういう経験が活かせるじゃーん!」みたいなのを感じて、まるで恋をしているようにワクワク楽しみながら仕事ができると読めるかもしれません。
ケースに応じて柔軟に考えてみてください!
戦車
キーワード
「前進、勝利、拡大、凱旋、支配、制御、コントロール」
このカードは、チャリオットに乗ってる王様が描かれています!
そこから、「前進」というキーワードが設定されています!
さらにチャリオットを前に進めるためには、馬(絵ではスフィンクスですが笑)をコントロールする必要があります!
人間もこれと同じで、前に進むためには「自分」をコントロールする必要があります!
この二頭のスフィンクスは、それぞれ「知性と本能」を意味するといわれています。
人間が前に進めるときって、まさにこの二つを上手に操れてるときなんですよね。
どれだけやる気があっても、知性がないとそれを実現するための具体的な計画を立てることができません。
本能的なレベルの衝動がないと、どれだけ具体的な計画をたてたとしてもそれを実行しようと意欲できません。
だからこの二つはどちらもバランスよく走らせることが大事です。
これは何かを本気で目指して行動したことがある人にしか想像できないかもしれませんが、例えばブログ運営をしているときなども「こういう記事が書きたい」という衝動と、「SEO的にこういう記事を書いたほうが合理的である」という知性、この二つの葛藤の連続です。
でもこの二つはどちらも大事なことなのです。
どちらかだけに偏れば、いつしか人は動けなくなります。
こういったところから、このカードを「自己制御が上手にできている状態」と解釈する場合もあります!
なお、黄金の夜明け団では、このカードを「蟹座」に属するとしました!
蟹座の特徴は以下の通り!
- 自分の外側に硬い甲羅を作り、内側を見せようとしない
- しかし、一度内側に入ってきた人のことは、めちゃくちゃ大事にする
- つまり、家族や恋人はめちゃくちゃ大事にするが、他人になかなか心を開きづらいところがある
- 味方になるまでが大変だが、味方になってしまえばめちゃくちゃ頼りになる
戦車のカードで描かれている王様は、常に外敵との戦争をしており、自分の領土を拡大するための戦いに明け暮れています。
その面だけ見れば、とても攻撃的であるかのように見えます。
でも彼は一度自分の領土になった人々には優しいのです。
このカードが出たとき、相談者こういう「蟹座の王様」のような自分が出るのかもしれません。
つまり、恋愛で占っているのであれば、自分のほうからグイグイと動き、前に出て、相手の心を侵略し、そして大切にする。
そんなイメージ!
仕事について占っているのであれば、こちらも同じように、自分のほうからグイグイと動き、前に出て、問題を解決し、障害を突破し、なんらかの成功と勝利を掴んでしまう!
具体的にどういうことかは相談内容に応じて考えましょう!
力
力のキーワード
「勇気、意志力、忍耐力、信念を貫く」
このカードはスフォルツァ版タロットの時代は、「剛毅(意志が強固で不屈なこと)」という名前でした。
マルセイユ版では、なぜか「力」に変わっていました。
マルセイユ版は製作者不明なので、なぜ名前が変わったかは不明です!
黄金の夜明け団では、これを「不屈」にしました。
さらに、このカードはもともと11番だったんですが、8番においたほうが獅子座に対応できて、意味的にしっくりくるので、順番を入れ替えてしまいました!
ウェイト版タロットでもその順番が踏襲されているため、このカードを8番にもってきています!
獅子座の特徴は以下の通りです!
- ものすごく大きな成功を実現するために地道な努力をすることができる。
- 大きな成功に至るため、一つ一つ小さな成功を積み重ねていくことができる。
- 圧倒的な粘り強さを発揮し、「諦める」などという選択肢は存在しない
- 人一倍の努力家であり、また結果を出すため、周囲から「偉大なカリスマ」のように扱われやすい。
- 完璧を愛し、この優れたレベルに達することができるのは、自分だけだと思っている。
要するにこのカードが示している「力」ってのは、単純な武力や暴力のことではなく、「目標に向かって地道に行動していく心の力」のことですね!
それは「瞬間的に発揮される一時的な勢いのような力」ではなく、「持続的に発揮される強固な信念のような強さ」のことです。
このカードが出たとき、相談者は「獅子座のような自分」が強く出て、目の前の問題に対して圧倒的な粘り強さを発動するのかもしれません。
ちなみに心理学的には「忍耐力」が発動しているときって、自己受容が成立しているときです。
自己受容とは、失敗した自分や、上手にできない自分、みじめな自分、恥をかいた自分などの、自分の中の受け入れたくない自分を、しっかり受け入れることができている精神状態のことです。
何かに挑戦してうまくいかなかったとき、人はついつい「どうして私はダメなんだろう」と考えてしまいがちですが、これでは「失敗した自分」を否定してしまっているので、あなたの中の「失敗してへこんでる自分」が余計に傷ついてしまいます。
すると、あなたは、あなたに対して、反抗心を感じます。
「どうして私を認めてくれないの?」
「失敗した私は認めてもらえないの?」
「常に成功した私しか、私として認めてもらえないの?」
「だったらもう頑張りたくない」
「もう二度と頑張りたくない」
「もう絶対にがんばってあげない」
という思考が芽生えます。
「失敗した自分」というライオンを、力ずくで押さえつけようとすればするほどに、ライオンは内心でどんどん暴れ出し、あなたの活力を奪っていくのです。
こういう時は、「失敗した自分」を認め、優しく包み込むのが正解です。
「そうか、失敗しちゃったんだね」
「悲しかったね」
「辛かったね」
「でも失敗したっていいんだよ」
「あなたは成功しなくたって、すでに認められているんだよ」
こういう言葉を、自分自身に投げかけてあげるのです。
するとあなたは、あなたに対して、親しみを感じます。
あなたは、あなたのことを「味方になってくれる存在だ」と感じます。
だから「あなたのためにもう一度がんばってみよう」と思えるようになります。
ライオン(自分の中の受け入れたくない自分)を力ずくで押さえつけるのではなく、ただただ認め、優しく包み込む。
するとライオンはあなたの味方になるのです。
そしてライオンと一体になったあなたは、心から「もう一度挑戦してみよう」と思えるようになるのです。
このように、本当の「忍耐力」とは「自分に優しい者だけ」が発揮できる力なのです。
ただしこのことは、「体験」がない人には、いまいち何のことだかよくわからないかもしれません。
以下、いくつかの心理系・自己啓発系の本から、同じことを書いている部分を引用します!
1 自分を許す
ミスをしても自分を責めるのはやめよう。
「自分はなんてバカなんだ」とののしったり、自分を非難したりしてはいけない。
そんなことをすると、自分のすることは何でもまちがっているんじゃないかという気持ちになって、さらにミスを繰り返すことになるだけだ。
その反対に、自分がミスをしても、「だいじょうぶ、たいしたことはない」と心の中で自分にやさしく声をかけよう。
そうすれば、プレッシャーが軽くなってミスを繰り返しにくくなる。
自分にやさしくすると、もっといいことがある。
それは、あまりよくなかった決定に悩まないことによって、自分はなぜまちがった決定をしたのかを学習する余裕ができるからである。
そうすれば、今後、同じようなミスを繰り返さないための対策を立てることができる。
だれだって選択ミスをしてしまうことがある。
しかし、それはわざとではない。
みじめな気分になることを人生の目標にしている人はひとりもいないはずだ。
この次、ミスをしたときは、ミスをすることは正常で、だれでもミスをするのだということ、自分が犯したすべてのミスは、重大なミスも含めて一〇〇パーセント自分で許せるということを忘れないようにしよう。
by「うまくいってる人の考え方」より
「どうしたら強くなれますか」 そんな質問が後を絶たない。
希望の光はいつも固定観念とは逆にあることが多い。
強くなるためには、強くなろうと力まないことだ。
強くなろうと必死に力むのは、自分に勇気がないから努力することで一時的に現実逃避しているだけだ。
本当に勇気がある人は、決して力まない。
強くなるための勇気とは、自分の弱さを正面から受容することだ。
自分の情けないほどの弱さと、とことん向き合うことだ。
自分の呆れ返るほどの醜さと、とことん向き合うことだ。
最初は自己嫌悪に陥ってしまうかもしれないが、それは向き合い方がまだ中途半端だからだ。
とことん向き合うと、自分という人間がこれ以上でもこれ以下でもない存在だと把握できる。
ありのままの自分を把握できた人は、ありのままの自分を愛せる。
欠点も含めたすべてが自分なのだと愛おしくなる。
ありのままの自分を愛せた人は、ありのままの他人も愛せる。
ありのままの自分を愛せない人は、ありのままの他人も愛せない。
自分を愛せることが、勇気だ。
他人を愛せることが、勇気だ。
「強さ」と「弱さ」は敵対するのではなく、親友なのだ。
by「どうせ変われないとあなたが思うのはありのままの自分を受け入れたくないからだ」より
なんとなくニュアンスが伝わったでしょうか?
おそらくこのカードが出た時の相談者は、こういう「ありのままの自分を受け入れる境地」に達することができているのです。
だから「自己と自己の一体化」に成功する。
だから、「獅子座のようにめちゃくちゃ忍耐力のある自分」になることができる。
恋愛で占っているなら「諦めないぞ」と決意を新たにするのかもしれません。
でもそれはストーカーのようになるということではなく、ストイックに自分磨きを重ねてめっちゃ美人になろうとしたり、「現実の結果」につながるであろう行動努力をしっかり継続することができるようなイメージです。
その姿はとても「意志が強い人物」に見えるので、周囲の人からも「なんか最近変わったよね!すごいよね!」なんて言われたりして一目置かれるようになるかもしれません。
仕事で占っている場合は、やはりこちらもなんらかの結果を出すためにめちゃんこ行動するのでしょう!
そして結果を出す!
隠者
隠者のキーワード
内省、思慮、孤高、真実、道標、灯台下暗し、経験則
「隠者」とは俗世間を離れ、山の中などで孤独に暮らしている人物のことです。
黄金の夜明け団では、このカードは「乙女座」に属するとしました!
乙女座の特徴は以下の通り!
- 独立心が強く、勤勉。
- 慎重で綿密
- 何をすればいいか、じっくり時間を取って考えることを好む
- 目標を抱いたときは、あえてその目標から距離をとり、俯瞰し、静かに、じっくりと内省し、どうすればいいかを考えていく
乙女座のイメージと、隠者という言葉のイメージ。
これはどちらも合致するものですね!
このカードが出たとき、相談者は「孤独」になるのかもしれません。
孤独になり、自分すら俯瞰し、じっくりと「自分が本当にむかいたい方向はどこなのか」と考えるフェーズを挟む。
そうすることで、何か見落としているものを探す。
私達人間は、誰もが自分の意思に従って生きているつもりです。
でも実際はそうでもないことも多いです。
我々人間は、「他者の声」という雑音が多すぎると、「他人の願い」を自分の願いだと誤解したまま、選択してしまうことがあります。
たまに将来の夢として「公務員」をあげる子供がいます。
こういう子はたいてい、親から「公務員のような安定した職業についてほしい(さらに言うならその収入によって両親に安定的な支援をしてほしい)」と要求されているだけだったりします。
だとすれば、これは本人の夢ではなく、親の夢に過ぎません。
しかしこのことに気付いていない場合、この人物は頭では本気で「私はとくにやりたいこともないので、ひとまず安定した仕事について両親を安心させてあげたいの、それが私の夢なの」なんて考えていたりします。
それから結婚直前になっていまさら「本当にこの人でいいのだろうか?」とマリッジブルーになる人がいますが、こういう人はハッキリ言ってしまうと、「実はそこまで結婚したかったわけじゃない」のです。
しかし世の中には「妊娠適齢期のために何歳までに結婚すべき」「親を安心させるために結婚すべき」「社会人として結婚はしておくべき」といった、義務的な言説がたくさん流れているので、それに流されてしまったのです。
でもそのことに自分でも気付いていない。
実際は「他人の意見に流されているだけ」なのに、それをあたかも「自分の願い」だったかのように錯覚している。
だからふとした瞬間に冷静になり、「本当にこの人と結婚していいのだろうか?」と迷ってしまう。
こんな風に私達は、ただ「他人の期待に応えようとしているだけ」「他人の見解に流されているだけ」のことを、自分自身の願いだと思い込んでしまうことがあります。
このカードが出たときは、こういったしがらみから解放され、本当の意味で「自由な心」を獲得するときなのかもしれません。
このカードは、恋愛について占ってようが仕事について占ってようが、解釈はそう変わりません。
どちらにせよ、「本物」を探して内なる世界に旅立ちにいくというニュアンスです!
このカードを悪い意味にとらえるときは、「ひきこもりすぎー!」「もうすこしみんなに心開けばいいのにー!」みたいな意味になります!
運命の輪
運命の輪のキーワード
転機、分岐点、チャンス、ターン二ングポイント
黄金の夜明け団では、このカードは「木星」に属するとしました!
西洋占星術における木星は、
「拡大と発展を司る星」
「あらゆる物事を増幅させる力をもつ」
「この星に関わる分野では、やたらと機会やチャンスに恵まれ、思わぬラッキーが続き、何もしなくとも自然と勝手にスムーズに進展していく状態が保たれる」
などと言われています!
ようするに一言でまとめると、「スーパーラッキー無敵状態を意味するカード」ってことですね笑
このカードが未来に出たとき、相談者はスーパーラッキーになり、偶然の力による後押しが起きまくります!
恋愛で占っているなら、好きな人と偶然同じ部署になったり、偶然道で出会ったりするかもしれません!
婚活中の人なら、「遅刻だー!」と叫びながらパンをほおばりながら走っていたらイケメンとぶつかるかもしれません!
仕事運で占っているなら、思わぬ昇給や昇進の機会をもらえたり、引き抜きのお話を頂けたりするかもしれません!
起業しようか迷ってる人だったら、協力者や出資者が出てきたりするかも!
楽しみに待ってましょう!
「偶然て具体的にどういうことなの?」ってところまでしっかり予知したい人は、周辺に出ているカードと合わせて想像してみるといいかもしれません。
例えば、
現状「ワンド10」
未来「運命の輪」
結論「愚者」
って感じで出ているのであれば、「重荷に苦しんでる状況が、偶然スーパーラッキーに出会い、自由になる」ってことなので、この「重荷→自由」を成立させるようなスーパーラッキーに出会うということだと予想されるので、そこらへんから想像してみましょう!
正義
キーワード
「公平、公正、正当、判断、妥当な待遇」
このカードは、
正義という言葉の語感がちょっと厳しい感じがするため「ちょっと怖いイメージのカード」と受け止められることが多い見たいなんですが、背景をしっかり理解するとそうでもないので安心してください!
このカードは黄金の夜明け団では「天秤座」に属するとされます。
天秤座の特徴は以下の通り!
- 争いを忌避する。常に「全体が調和している状態」を欲する。
- 異なる個性を尊重し、皆が公平に扱われることを望む。
- より多くの調和の形を探すため、より多くの個性を知りたいと願うため、より多くの人と関わろうとする。
- 誰からも好かれる。そして誰をも愛す。
ようするにこのカードが出たときの相談者は、天秤座のような自分が発揮され、
「争いごとを調停したり、みんなが納得できる道を提案したりすることができる」
「とにかくみんな仲良くを実現できる!」
みたいなニュアンスなわけです!
正義というと、ついつい「悪を裁く」みたいなイメージがわくかもしれませんが、
本来の「正義」「公正」「公平」とは、一方的に断じて攻撃するものではなく、ちゃんとみんなが納得できる道を作ることです。
アニメなんかでも、王道的な主人公は悪をただ滅するだけではなく、悪にも一定の情けも見せることが多いはずです。
キン肉マンの主題歌でも
「あぁ〜、心に〜、愛がなければ〜
スーパーヒーローじゃ〜、ないのさ〜♪」
と言ってました!
仕事運で占ってるときにこのカードが出たら、
「チームをいい感じにまとめることができる」とか
「もめてるみんなを仲直りさせることができる」なんて解釈が浮かびますね!
恋愛運の場合は、、、
ちょっと、周辺の関係者を洗い出してみて、そこから連想してみましょうか笑
もし恋人と喧嘩中なのであれば、単純に仲直りが実現するのかもしれません。
もし不倫関係とかでこのカードが出た場合は、ものすごく深く考えないと具体的なリーディングが浮かんでこないかもしれません。
不倫関係における「全員が納得する道」って、「自分がこの恋を捨てる」というケースと、その逆に「相手の奥さんや家族をしっかり説得できる」と二つのケースが考えられるので、どちらなのかはケースに応じて考えてみましょう!
ただ、どのケースにせよ共通していることは、このとき最終的に行き着くゴールは必ず
「自分自身も、周辺の他者も、全員が納得し、不満を感じない選択肢だ」
ということです。
「普段から本当は納得してなくてもつい我慢しちゃうことが多いです…」みたいな人にはなかなか想像しづらいかもしれませんが、どんな状況に対しても必ず「公平な道」は残されているものなので必死に想像してみてください!笑
このカードを悪い意味にとらえるときは、一般的な解説書だと「非常な決断」「己の悪行が裁かれる」みたいな感じで紹介している本が多いのですが、ここらへんは天秤座のニュアンスとして合わないので、僕は採用していないことが多いです。
天秤座のニュアンスからイメージを広げるなら、むしろ逆、「悪にも情けをかけるその優しさが、時に足元を救われる」みたいな感じじゃないでしょうか!
でも足元すくわれても良いんじゃないかな!
自分がそうしたいなら、それでいいじゃないか!
ヒーローってそういうもんだろ!
吊られた男
吊られた男のキーワード
「試練、苦難、自己犠牲、奉仕精神、別の視点」
このカードは、一般的な解説書では「試練や苦しい状況を意味する」なんて書かれているので、多くの初心者さんにネガティブな意味のカードだと思われがちなのですが、そうではありません。
よく見てください!
この吊るされた男性、表情がちっとも苦しそうじゃないでしょ!
むしろ楽しそうにしてる!
黄金の夜明け団では、このカードを
「水のエレメント」
「海王星」
に属するカードとしました。
水のエレメントは、「女性的エネルギー」「感情」「幸福」「悲しみ」「愛」「人間関係」「家族」「想像力」「空想力」などを意味します。
また水は、くっついて混ざり合う性質があるため、水のエレメントが強い人物は「気持ちや感情で他者とつながりやすい(つまり共感性が高い)」とされることが多いです。
海王星は、「空想」「想像」「夢」「自己犠牲」「奉仕精神」「無制限に増幅するもの全般」を意味します。
水のエレメントから想像を広げると、「共感性の高さから、苦難に苦しんでる誰かを救うために献身している状態」みたいなイメージが浮かんできます。
この場合、それは確かに苦難かもしれませんが、でもそれって辛いでしょうか?
確かにある程度は辛いかもしれませんが、でもそういうときって自分が納得して選んでそれをしているだけなので、苦難に苦しんでるって感じではないことのほうが多いはずです。
海王星から想像を広げると、「想像力や夢を見る力が広まっているため、苦難を苦難と認識しておらず、むしろそれがチャンスであるかのように認識している、苦難を楽しんでいる、ピンチはチャンスを実現している状態」みたいなイメージが浮かんできます。
実は「苦難」には二つの捉え方があります。
一つは「ただの辛い状況」という解釈。
凡人の多くはこの解釈を採用しています。
だから、心がどんどん辛くなっていきます。
するとこういう人は、いつしか心が折れてしまう可能性が高いでしょう。
するとその状況は、その人にとっては、本当に「ただの辛い状況だった」ということになるでしょう。
しかし歴史上の偉人、成功者などは、試練に対して「成功のチャンスだ」と解釈する方が多いです。
例えば、マハトマ・ガンジーはこう言っています。
不幸は私たちに与えられた試練である。
この試練を乗り越えたとき、すべてはきっと好転する。
そう信じて、辛抱強く耐え抜こう。
耐え抜いたとき、あなたはとてつもない力を手にしていることだろう。
本田宗一郎もこんな言葉を残しています。
成功者は、例え不運な事態に見舞われても、この試練を乗り越えたら、必ず成功すると考えている。
そして、最後まで諦めなかった人間が、成功しているのである。
フリードリヒ・フォン・シラーも、こんな言葉を。
人は幸運の時は偉大に見えるかもしれないが、真に向上するのは不運のときである。
彼らは、試練のことを、「ただの苦しいこと」ではなく、「成長するチャンスだ」と解釈しているわけです。
そして実際、そういうことはあるものです。
例えばリーバイスジーンズの創始者であるリーバイスストラトゥスは、もともとジーパンを作ろうと思っていたわけではなく、テント布を売ろうとしていただけでした。
しかしテント布が売れなかった、
このままでは赤字だ、ピンチだ。
でもそこで彼は諦めなかった。
なんとかしてこの状況を乗り越えようとアイデアを出した結果、テント布をバラしてズボンに仕立て上げることを思いつきました。
するとそれが大ヒット。
リーバイスジーンズは今では世界に名だたるジーンズブランドになりました。
苦難を「チャンス」だと捉えようとする人は、どんな逆境でも諦めず、粘り強く、努力を継続することができます。
心が辛くても、未来を信じて、行動し続けることができます。
するといつしか本当に、その状況を「チャンス」に変えることができてしまうわけです。
人生ではこんなふうに、自分の信じる「現実」が、本当の現実をそのまま作ってしまう側面があります。
こちらのイメージで解釈した場合も、これは苦難をただ苦しんでいるわけではなく、むしろ前向きに捉えているということなので、やはり「ネガティブな意味のカードではない」ということがわかるかと思います。
以上からこのカードは「いい意味で試練に立ち向かっている状態」というニュアンスなのだと考えられます。
別に苦しい状況を、嫌なのに無理して我慢してるわけじゃない!
このカードが出たとき相談者は、すごく良い意味で試練に向き合っているはずです。
恋愛運を占っていてこのカードが出たなら、パートナーの抱える問題を解決するために、一緒に何かをがんばっているのかもしれません!いいぞいいぞ!
そういうのは必ず、二人の間に深い絆を育むぞ!
仕事運で占っている場合は、リーバイスジーンズの人みたいに「ピンチはチャンス」を実現しているのかもしれません。
いいぞいいぞ!
その先に大ヒットが待ってるぞ!
死神
死神のキーワード
変化、転生、生まれ変わり、
このカードも、おどろおどろしい死神が描かれているうえに、一般的解説書では「キーワードは終わりです!」なんて描かれているものですから、多くの初心者さんにネガティブな意味のカードだと思われがちなのですがそうではありません。
黄金の夜明け団の死神ではこのカードを占星術上の「蠍座」に属するとされています。
蠍座の特徴は以下の通り!
- 物事に深く、深く、どこまでも深く入っていくことを好む
- だから趣味においては人並み外れた探究心を示し、人間関係においては他者を自分の一部であるかのように認識するほど深い関係になることを望む(逆にそうなれないなら、一切関わりを持とうとしない)
- 全てに「深く」関わってしまうため、周辺にある環境や人物が変わると、それに応じてまるで別人のように生まれ変わってしまう
ようするにこのカードでいう「終わり」とは、
「楽しかった日々が終わってしまう😢」
とかそういうことじゃなくて、
「変わりたい」という意思が芽生えて、変わるために行動を変えるようになる、
その結果、これまでの習慣が終わる。
みたいなニュアンスなのです!
このカードが出たとき、未来の相談者は、自分の中の「蠍座」のような一面が強く発揮され、これまで持っていた何かを、「壊す」「終わらせる」「手放す」ことによって、生まれ変わろうとするのかもしれません。
それが具体的にどういうことかはいろんな可能性が考えられるので相談内容に応じて考えてみるしかありません!
例えば、「DV男だけど好きだから離れられない😢」といってた人が、「私はこんな人生を死ぬまで続けるつもりか?」と思い直し、きっぱり別れる決意をするとか!
あるいは、「ブラック企業だとわかってたけど、再就職できない可能性が怖くて退職できないの😢」みたいな日々を続けてた人が、「このままだとマジで過労死する!退職しよう!」と決意するとか?
人間関係とかで占ってるなら「傷の舐め合いだけの友人関係」を切り捨てて、「もっと成長しあえる友人を作ろう!」と思い直すみたいなリーディングもできるかもしれませんね!
相談内容に応じていろいろ想像してみてください😊
とにかく共通していることは、「変わりたい意志が芽生えていること」です。
決してネガティブな意味じゃなくて、「より良い状態に変わりたい」という意志が生まれていて、それが具体的な行動レベルで反映されているということです!
節制
節制のキーワード
節制、適量、自制、調和、混ぜ合わせる、自然体、リラックス
このカードでは、羽の生えた人物が超絶的な業をもって、杯から杯へ水を移し替えている様子が描かれています。
この人物は大天使ミカエルであるとされています。
ミカエルは規律と節度、慈愛と献身の象徴です。
この構図は西洋社会で古くから言われている枢要徳の一つ「節制」のシンボルとして、よく見られる構図です。
こういった背景から、このカードは文字通り「節制」を意味していると言われています。
しかし、このカードはそもそも「節制」という言葉の意味が難しいので、よくわからない人が多いかもしれません。
というわけで、まずこれについて解説します。
節制というと、「欲張らないこと」「我慢すること」「嫌でも無理に我慢すること」をイメージする人が多いですが、この言葉は本来はそういうニュアンスではありません。
本来の節制とは、ただただ「現実を見ること」「そして楽になること」です。
例えば、空が思い通りに晴れないからといって、いちいち大げさに悲しむ人はいません。
空は「自分の思い通りにはならないこと」が前提になっているからです。
しかし人間は、テーマが「自分の人生」になるとついついこのことを忘れてしまい、「本来は思い通りにならなくて当たり前のことに対して、思い通りになるかのようなつもりになって考えてしまうこと」があります。
そして、それが苦しみを生む理由になっています。
例えば、よく「片思いがうまくいかないこと」を悲しむ人がいます。
しかし冷静に考えてみると、これはとてもおかしなことです。
片思いがうまくいくかどうかは、「相手」という自分では制御できない要素が関係しているのですから、時にはうまくいかないケースがあるのは当たり前です。
そう考えれば、そもそも片思いなんて「うまくいかなくて当たり前」「うまくいけばラッキー」程度のものであるはずです。
どんなに絶世の美男美女であろうと、万人から好意を返される人というのは存在しません。
スーパーモデルのような人でも、そういう人は自分と同レベルくらいの集団の中にいるため、結局のところ打率はせいぜい3割程度だと言われています。
ということは、スーパーモデルでもなんでもない普通の一般人の打率など、さらに低くて当然ですよね。
プロ野球の世界でもトップバッターの打率なんて3.5割くらいしかないものなのに、そんな中、なぜ自分だけが打率10割を実現できる前提で考えているのか!
このように考えていくと、何かが思い通りにならなくて苦しんでいる人は、根底に「身の程知らずな期待」があることがわかります。
思い通りにならなくて当たりまえの事に対して、「思い通りになってほしい」と願ってしまっている。
だから苦しくなる。
苦しさの原因は、誰かが思い通りにならないせいではなく、自分自身が無謀な願いを抱いているせい。
これに気づけると、人は謙虚になれます。
謙虚になれると、思い通りになっていないことを、受け入れられるようになります。
すると心が楽になります。
リラックスして自然体な気持ちになることができます。
この世界のことを、「苦しい世界」ではなく、「素敵な世界だ」と感じながら生きることができるようになります。
すると、活力が湧き上がり、元気な自分になるので、何をするにしても即行動できるようになります。
「恋がうまくいかないうじうじ」ではなく、「よっしゃ、恋をうまくいかせるためにダイエットでもしちゃるか!」という感じになります。
全てにおいて「即行動する」ので、結果的には恋も金も色んな願いが叶いやすい自分になることができます。
つまりまとめると、節制のカードが出たときって、こんなふうに
「無駄な願いに心煩わせる日々を終えて、あるがままに現実を受け止める自分が実現する」
「そのためいろんなことへの執着がなくなり、とてもリラックスした心持ちでものごとに向き合えるようになる」
ってことなんです!
ちなみに「節制」が体現されると、人は「とらわれ」から解放されるので、とても元気になり、「ずば抜けた行動力」が発揮されることが多いです。
もう自分を縛るものは何もない!
なんでもできるぜ!
放たれた矢のように、ピューンと進んでっちゃうぜ!
って感じ!
それを表現するかのように、
黄金の夜明け団では、これを「射手座」に属するとしています。
射手座の特徴は、以下の通りです!
- エネルギッシュで行動力がある。思い立ったら即行動する。
- 好奇心が強く、新しいことに挑戦したり、新しいことを勉強し、自分の中にとりいれていくことが好き。
- 社交性があり、適応力がある。どのような状況にも柔軟に対応できる。
また黄金の夜明け魔術全書では、
「節制のカードは『バランスがとれた状態』を意味するが、それは正義のような『釣り合いがとれている』という意味でのバランスではなく、弓矢が張力によってピューンと飛んでいくときのイメージの『バランス』である」
みたいなことが書いてあります!
ではこれを具体的にどう解釈するか。
これはある程度、想像力を働かせる必要があります。
例えば、恋愛で占ってるなら、「彼がどう思ってるか気になるー」みたいなのがなくなって、「彼がどう思ってようと関係ない。ただ私は彼のこと好きなんだ。それだけだ☺️」みたいなさっぱりした感じになるのかもしれません。
お仕事だったら、「結果を出さなきゃ」みたいなのがなくなって、「ただ自分ができることをしよう」「それがどんな結果になったって、自分が全力を出した結果ならなんだっていいさ☺️」みたいな感じになるかもしれません!
そうやって執着から解放されたその人は、心がリラックスし、いつでも自然体な態度で生きることができるため、とてもイキイキとして生きているように見えるはずです!
以上がひとまず一般的な占いの範囲での解釈ですが、、、
実は実はこのカードは、もう一段階深い読み方をすることも可能です。
黄金の夜明け団の絵柄を思い出してください。
このカードでは、「魔術師っぽい人物」が、炎と水を一つの釜の中に注いで融合しようとしている姿が描かれています。
錬金術の世界では、「炎と水」「男と女」「父性と母性」「情熱と理性」「行動と想像」などの、本来は矛盾しているはずの二つの要素をどちらも混ぜ合わせることで、「なんかすごいものを生み出すことができる」と言われています。
男と女が融合することで、子が生まれます。
父性と母性が融合することで、人は健全な自己否定を行うことができます。
情熱と理性を共にバランスよく走らせることで、人は前進することができます。
こういうテーマは創作の世界でもよく描かれており、ダイの大冒険で最強魔法は「火と氷を融合させたメドローアという魔法」でした。
こういう構図から連想を広げていくなら、「節制が出たときは、未来の相談者は、何か相反する二つのものを混ぜ合わせてすごいものを生み出すことができるときだ」と解釈することもできます。
例えば、伝統的な和楽器と、現代的なバンドを組み合わせて「和楽器バンド」という独自の切り口でデビューした音楽グループがありましたが、それと同じように本来は相反していそうなものを組み合わせることで独自性を創り出すみたいな解釈。
混ぜ合わせる対象は、時に自分自身と世界である可能性もあります。
実は、人が幸せに生きるために必要なことは、「自分と世界を融合させること」なんです。
仏教、密教、キリスト教、アドラー心理学などなど、人類の歴史上、古今東西さまざまな「教え」が生まれてきました。
でもこれらは、どれも要点だけまとめると、実はだいたい同じようなことを言ってます。
それは以下の通りです。
「自分のことばっかり考えて生きるのはやめましょう!」
「でもそれは綺麗事を言ってるわけじゃなくて、実際問題、お前がどれだけ自分のことばっか考えて生きてたって、この世界はなんでもかんでもお前の思い通りになるようにはできてないんだから、そのままだとお前は『人生って思い通りにならないことばっかりで辛い』って思うやろ?」
「そう、わがままっちゅうのは、それがいけないことだからやめるべきなわけじゃなくて、単純にわがままだとお前が苦しい思いをするだけだから、やめたほうが合理的だし楽だよと言ってるだけなんや」
「というわけで、自分のためばっかり考えるのやめて、他人のためを考えて生きられるようになりんしゃい!」
「そっちのほうが楽だし、結果的にみんなに感謝され、ちやほやされるから、人生がイージーモードになるよ!」
「あ、ちなみに、他人のためを考えろといっても、それは『自分のを大切にしないこと』とはまた違うよ」
「重要なのは、自分と世界を一体化させて、自分が世界であり、世界が自分であるような感覚に到達すること。これなのじゃよ」
世界と自分を一体化させるとはどういうことか。
具体例を示します。
例えば、あなたが「お金持ちになりたい」と願っていたとします。
しかしこれだけでは、この願いは「ただの私欲」にすぎないため、他人からしたらどうでもいいことです。
しかし、もしあなたが「私はお金持ちになりたい」「だからそのために最高においしいケーキを作りたい」と願うのであれば、これは「自分の願い」であると同時に「もっとおいしいケーキを食べたい人たち」の願いにもなっています。
これならば、ひとまず「おいしいケーキを食べたい人達」があなたに協力してくれるようになるでしょう。
すると、あなたが一人で頑張るよりも、はるかに成功しやすくなるでしょう。
さらにあなたが、「私はケーキ作りでお金持ちになることで、同じくケーキ作りを頑張っている人たちの希望になりたい」と願ったとします。
ここまでくれば、あなたがお金持ちになることは「自分の願い」であると同時に、「おいしいケーキを食べたい人達」の願いでもあり、さらに「ケーキ作りに希望を感じたい人達」の願いでもあることになります。
あなたが成功することが、あなただけの利益ではなく、みんなの利益になっている。
あなたのためがみんなのためであり、みんなのためがあなたのためにもなっている。
もしこんな地点を見出すことができたなら、そのときのあなたは、放たれた弓矢のように、どこまでも走り続けることができるでしょう。
自分と世界を一体化させるとは、こういうことです。
やりたい事とやるべき事が一致する時、世界の声が聞こえる
by「スタードライバー」より
凡人は、「自分」が大好きです。
もしくは、「自分」が大嫌いです。優れた人々は、「自分」は幻想であり、単なる観念であることを知っています。
ゆえに、自分に対して、好き嫌いも感じません。
自分に対するこだわりを捨てることで、判断のスピードも加速します。
「こんな選択、自分らしくない」というくだらない葛藤とは、彼らは無縁なのです。彼らは同時に、「自分」の境目をあいまいにし、範囲を広げていく努力も怠りません。
会社を経営しているなら、会社もまた、自分の一部です。
それを支えるスタッフ、クライアントも、自分の一部です。
さらにいえば、社会全体、もっといえば、この宇宙だって、自分の一部です。
自分は宇宙であり、宇宙は自分である。
彼らはときに、そんな突飛な肌感覚すら得ることがあります。
ゆえに、「自分」が好きだ嫌いだ、という低次元の話にとらわれることはないのです。
by「凡人を脱するための10の考え方」より
もしかしたら未来の相談者は、
「自分と世界を混ぜ合わせることができる」
「自分のためがみんなのためになり、みんなのためが自分のためになる」
「自分のやりたいことと、やるべきことが一致する」
のかもしれません。
もしそうなのであれば、その頃の相談者は、放たれた弓矢のように、どこまでも、素早く、ピューンと駆け出していることでしょう。
それは決して無理をしてがんばって走っているイメージではなく、ごく自然と、リラックスした心持ちで、自分では普通に行動しているだけのつもりなのに、まわりからは「ものすごい行動力だ」と驚かれているようなイメージです。
それが具体的にどういうことかは、相談内容に応じて考えてみましょう!
ってな感じで、扱ってるテーマが壮大ですし、かなり解釈の幅が広いカードなので、最初のうちは難しく感じるかもしれませんが、自分自身の人生経験を積み重ねていくとだんだん「そうかこういうことか」ってものが実感できるようになっていくので、気長にのんびり考えてみてください!
慣れないうちはいったん「未来のあなたはスーパーリラックス状態になれるでしょう😊」くらいでも大丈夫です笑
悪魔
悪魔のキーワード
欲望、誘惑、堕落、惰性
黄金の夜明け団の悪魔では、
「山羊座」「火星」「土星」のシンボルがそれぞれ描かれています。
山羊座の特徴は以下の通り!
- 「支配」を好む
- リスクは制御したいし、不確実なものは確実にしたいし、不明なものは明確にしたいし、全てを「自分の力でコントロールできる範囲」に置いておきたい。
- 革新性よりも、安定性や確実性を好む。
- 成長や発展よりも、現状維持を望む。
火星は「衝動、情熱、激情、興奮、争い、暴力、戦争、攻撃性」などを示す星です。
人の中には、言葉と知性で他者と触れ合おうとする「いかにも人間らしい自分」もいますが、同時に圧倒的な衝動だけに付き従う「獣のような自分」もいるものです。
火星が示すのは、こういう獣のほうの自分です。
土星は「その人物が今世で与えられている試練」を示す星と言われています。
「苦手意識の星」なんて呼ばれることもあるようです。
生きていると、なぜかどうしても上手にできないことや、どうしても苦手意識をもってしまうテーマってありますよね。
できないということは「伸び代がある」ということなので、そこで諦めずに努力していき、いつしか土星を乗り越えることができればめちゃくちゃ大きな成長が期待できるのですが、でもなかなかそこまでは至らず途中で諦めてしまう人も多い、、、
土星が示しているのはそういうやつです。
つまりまとめると、
このカードの中には
- 現状維持が大好きな山羊座!
- 獣のような自分を示す火星!
- 苦手意識があるから、やりもしないうちから「できないー」「むりー」ってあきらめがちな自分を示す土星!
という三つの要素が提示されているわけです。
これらを総合した結果、このカードのキーワードは、
「欲望、誘惑、堕落、惰性」
なわけです。
なんか、めっちゃだらだらしてそうなイメージが伝わったでしょうか笑
恋愛占いをしているときにこのカードが出たら、
「ちょっとえっちな関係になっちゃう」
「都合のいい女から抜け出したいといいつつ、またいつも通りを続けちゃう」
「不倫関係やめなきゃって頭ではわかってるんだけど、つい続けちゃう」
みたいな解釈が浮かんできます!
仕事について占ってるときにこれが出たら
「ブラック企業やめなきゃって思うんだけど、今日も退職届け出せなかった、、、」
「本当はもっと結果を出せるよう努力したいって思うんだけど、気付いたらお昼寝してた、、、」
「ブログ書こうと思ってパソコン開いたはずなのに、気付けばyoutube見てた、、、」
みたいな解釈が考えられます!
相談内容に応じて考えてみてください!
塔
塔のキーワード
トラブル、災害、崩壊、
このカードでは、天から稲妻みたいなのが落ちてきてて、それが直撃して塔が崩れ落ちている構図が描かれています!
ここから、「トラブルへの遭遇」を意味するカードだと言われています!
黄金の夜明け団ではこれを「火星」に属するとしました。
悪魔のところで、火星は「獣のような自分」を象徴する星だと解説しましたが、別の解釈として「争いやトラブルなどの勃発を意味する」とされることもあります!
このカードは、キーワードも、絵柄のイメージも、割り当てられている星も、全部がそのまんまなので、とくに説明の必要はないかと思います。笑
このカードが出たときは、将来的になんらかのトラブルが発生することが懸念されます。
でも、だからといってネガティブに考えても仕方ないので、むしろ逆に「先にタロットさんに教えてもらえてよかった」と考え、今のうちから「発生しそうなリスクへの対策」をたてておくといいでしょう。
今を作るのは過去ですが、ならば未来を作るのは今です。
つまり今を変えれば、未来も変えることができる!
変えられない運命など存在しないし、避けられない災厄もありはしない。
全ての未来は自分次第だと理解すれば、どんな未来も自在にクリエイトできるので、どんどんできることから手をつけていきましょー!
あるいは、場合によっては「壊してもらえて良かったと感じるケース」もあるかもしれません。
人生って、「本当は捨てたほうがいいとわかっているのに、ついついなぁなぁにしてしまうこと」ってありますよね。
そういうのが、なんらかの外部からの影響によって、終わらせざるを得なくなったのであれば、それは一時的には辛いかもしれませんが、長い目で見れば0からスッキリした状態でやり直せるきっかけになるかもしれません。
「塔」は、青天の霹靂ともいえるような、突然の大きな出来事を表す。
これまで自分が築いてきたものが一気に崩れ去ることや、予想外のアクシデントが起こる可能性を暗示している。
現実の事物などが崩壊するということ以外に、相手に対する信頼が崩れる、裏切られるといった精神的な体験なども暗示される。
しかし、ポジティブな見方をするなら、どこかに疑問を抱きながら惰性的に続けてきた生き方を打ち壊し、新たなスタートを切るという暗示でもある。
たとえば「塔」は、高すぎるプライドを表すこともある。
その鼻っ柱をへし折られるのはショックに違いないが、そのおかげで初心に返って出直すことができる。
過去と決別し、もう一度やり直すチャンスだと解釈してもよいだろう
by「タロットの秘密」より
ちなみにこのカードが「無意識」とかに出たのであれば、自分自身が「全てぶち壊すことを望んでいる」「闘争を望んでいる」と読むことができます。
本音を隠して我慢してばかり生きていると、内心では鬱憤がたまってたりするもの!
そういうのをタロットさんに悟られてるのかもしれません!
解決策にこのカードが出たときは、「お前の中の全てぶち壊したい感情を、そのまま実現してしまえ!」と読めるかもしれません!
人生はときに思い切ってぶち壊してまっさらにしたほうが、変なとらわれがなくなるので、より良い状態を作れたりすることはあるものです!
星
星のキーワード
希望、期待、閃き、インスピレーションの広がり
このカードは「希望を意味するカード」として広く知られているため、一般的な解説書の多くでは「めっちゃポジティブな気持ちになりますよー☺️」みたいに紹介されていることが多いのですが、これはちょっと正確な表現ではありません!
正確には、「世界人類に対して希望を感じている状態になる」みたいなニュアンスです!
どういうことか?
それは割り振られている星座からイメージを広げるとわかります!
黄金の夜明け団では、これは「水瓶座」に属するとしました!
水瓶座の特徴は以下の通り!
- 明るい!明るすぎる!
- 根本的に希望に満ち溢れていて、人類愛とか自由とか平等みたいなワードが大好き!そしてそういうのを実行している自分も大好き!
- そんなだから他者に対しても「見返りを求めない無償の愛っぽいもの」をバンバン届ける!
- 独創的で個性的。型にはまらずオリジナリティに溢れる!
- 日常的なことよりも、「人生とは」「生きる意味とは」「愛とは」みたいな壮大なテーマが大好き!
- 壮大すぎて、つかみどころがないと思われることも多い!
つまりこのカードが出たときの相談者は、水瓶座のような自分が強く出て、「世界人類の全てに対して希望的な見方ができるようになる」ということです。
例えば恋愛について占っているなら、「無償の愛」みたいなのが発動して、相手のためにとことん尽くし、まわりからは「それ騙されてたらどうするの?」みたいなことを言われることもあるかもしれないけど、でも「私がしたいからしてるだけだから、いいんだよ♪」みたいなテンションになるとかが考えられます。
仕事について占っているのであれば、着想点が変わるのでしょう。
人間って「今月の売り上げを保つにはどうしたらいいか」みたいな軸で考えていると発想が止まりがちですが、そういうときはいったん視点を変えて「そもそも私はなぜこの仕事をしているのか」「私はこの仕事を通して世界の何を変えたいのか」「私はこの世界の誰の役にたちたいのか」みたいな感じで考えてみると、良い発想が湧いてきたりすることがあります!
だから仕事運でこのカードが出たときは、そういう根本的な視点を変えることで、何か良いアイデアが浮かんでくるってことだと考えられます!
月
キーワード
不安、恐怖、予感、幻想、狂気、
私たち人間は、昼間は「他者」に向けて言葉を放ちます。
だから「主語述語をはっきりしなければきちんと伝わらない」ということを理解しています。
だから、昼間の時間、学校や会社にいっている間は、どちらかといえば理性的で、明確な思考をしやすくなります。
しかし夜になると、我々は一人になります。
夜、ベッドに入ったとき、我々は誰かに向けてではなく、自分一人の中だけで、思考し、言葉をつむぎます。
だからとてもあいまいで、ぼんやりしていて、どこまでが空想でどこまでが現実かわからないような、そんなふわふわした思考をしていることが多いものです。
夜になると心細くなったり、寂しくなったり、病んだりしがちなのはそのためです。
18世紀オカルト界隈では、これらを指して「昼の意識」「夜の意識」と表現しました。
月のカードは、こういう「夜の意識」を示すカードだと言われています。
黄金の夜明け団では、このカードに「干満の支配者」というサブタイトルをつけました。
緩慢とは海の満ち引きのことです。
感情も高まったり引いたりを繰り返すものなので、そこらへんを象徴していると言われています。
黄金の夜明け団では、このカードは「魚座」に属するとしました。
魚座の特徴は以下の通り!
- ちょっと桁違いなレベルでの夢見がち。
- ロマンチックで、感受性が強く、詩情豊かであるため、芸術に関すること、とりわけ音楽関係のことには才能を発揮する。
- しかし普通の社会生活を送るうえでは、現実感覚が乏しいため、日常をうまく管理できない
- 前向きで機嫌が良い時もあれば、後ろ向きで投げやりな時もあり、感情起伏が激しい
このカードが出たとき、相談者は「魚座」のような自分が強く出るのかもしれません!
つまり、やたらと感情起伏が激しく、ちょっと不安なことがあるとものすごい不安に感じる!
それが桁違いなレベル!
恋愛について占っているなら、
「ラインが五分返ってこなかっただけで浮気されてるんじゃないかと心配したり」とか、
「彼氏が『こないだの服かわいかったね😉』と言っただけで、『じゃあ今日はかわいくないってこと?つまりもう別れたいってこと?お願い捨てないで😂なんでもします許して😂』みたいな気分になったり」とか
そういうのが考えられます笑
仕事について占っているなら、
「上司が昨日寝不足だったからちょっと不機嫌な顔してるだけで『きっと私がこないだ失敗したから怒ってるんだ!』『私クビになるんだ』『この歳で再就職なんてもう無理に決まってる』『人生終わった😂』と思い悩んだりとか、、、
そんな感じのイメージです笑
とにかく、妄想力豊かすぎて勝手に自滅してるような雰囲気のカードだと考えてください!
普段は冷静な人でも、特定の条件下ではメンヘラな自分が出ちゃうことはあるものです!
そういうのが出ちゃってるイメージですね!
太陽
太陽のキーワード
元気、エネルギー、パワー、祝福、輝き、陽光、魅力
黄金の夜明け団では、このカードは占星術上の「太陽」に属するとしました。
占星術で太陽は、「表社会での自分」を示すと言われています。
その逆に月は、「自分1人でリラックスしているときの自分」を示すと言われています。
このように表現すると、「太陽=建前」「月=本音」みたいなニュアンスでとらえる人がいるかもしれませんが、そういうことではありません。
太陽が示しているのは、「表社会でもっとも輝く自分の姿」のことです。
例えば、太陽が魚座にある人は「芸術家などになると才能を発揮する」と読めますし、
太陽が双子座にある人は「人とコミュニケーションをする仕事をしているときに輝く」と読めます。
つまり太陽とは、「その人が社会の中でもっとも輝いている状態」を示している星です。
決して、無理をして偽っている姿とかそういうことではなく、その人が社会の中で「これが自分の役割だ」とハッキリ感じられるような地点にいるイメージです。
このカードが出たとき相談者は、「自分がもっとも輝けるありかたを見出している」と読むことができます。
恋愛について占っているなら、「ありのままの自分を出せる恋をしている」「みんなから羨ましがられるほど幸せな恋をしている」と読めるかもしれません。
仕事について占っているなら、「天職」のようなものを見つけたのかもしれません。
なんにせよ、そのときの相談者は元気いっぱいに、輝いて、生きているでしょう。
審判
審判のキーワード
復活、最終結果、次なる次元
この絵柄は、明らかに旧約聖書における「最後の審判の日」をイメージさせる構図です。
最後の審判の日とは、ユダヤ教、キリスト教、イスラーム教などの旧約聖書を原点にしている全ての宗教で共有されている終末論で、世界の終末に神が降臨し、全ての死者を復活させ、いいことをしていた人は天国につれてってくれて、悪い子だった人は地獄に落とすみたいな審判を行う日がいつかくると言われています。
黄金の夜明け団のタロットでは、このカードは「火のエレメンタル」「天王星」に属するとしました。
また「原初火の精霊」といったサブタイトルをつけています。
火のエレメンタルは「行動力と活力」の象徴です。
火は上へ昇る性質がありますね。
それと同じように、このエレメントは「向上心が強く何事にも積極的に行動できている状態や、ワクワクした冒険や刺激的な事に触れたい状態、与えられた枠から飛び出したい心理」なんかを意味します。
天王星は「飛躍・刷新・独創性」などを司る星です。
今までの方法や古い体制を打破して新しい可能性を作り出す。
その変化は家に例えるなら、全てを建て直すのではなく一部を変えるリフォームのようなイメージ。
この星に関わる分野では、「独創的なアイデア」「オリジナリティーに溢れた発明」「旧来を壊し新らしい時代を作る視点」などに恵まれると言われています!
原初火というのは、「人類の歴史上、初めて使われた火」のことです。
昔の人類はお猿さんでしたが、動物たちのなかで唯一、「火」を恐れず、火を活用しようとしました。
そこから人類は大きく進歩し、他の動物達よりも優れた存在になることができるようになりました。
そのときに使われた火のことを、原初火と言います。
つまりこれら三つの要素をまとめると、「猿が火を得て人に進化したときと同じような、新たなる次元への進歩に遭遇する」みたいなニュアンスのカードなんだということがわかります。
火はもっと向上したい人の象徴だし、
天王星はもっと高まりたい人の象徴だし、
原初火はお猿さんを人類に高めた象徴だし、
最後の審判では、人は天に登ってるし、
どこまで高まるの!
これを具体的にどう解釈するかは、相談内容から考えていくしかありません。
恋愛系でこれが出たのであれば、「めっちゃ良い影響を与え合えて人生観が根本的に変わるような恋をする」と読めるかもしれません。
仕事系でこれが出たのであれば、「なんらかのビッグな出来事に遭遇し、そこから人生が根本的に変わる」と読めるかもしれません。
それが具体的にどういうことなのかは、周辺に出たカードから総合して想像しましょう!
なお、現代のタロット解説書の多くは、絵柄で死者が復活している点に注目し「このカードは復活を意味する」「だから復縁占いをしているときにこのカードが出たら復縁できます!」みたいに解釈されている方が多いのですが、個人的にはこれはちょっと安っぽい解釈かなと感じています。
どうしても無理くり「復縁」を絡めるなら、せめてこんな感じだと思います。
- 復縁したい復縁したいと思ってたら、ある日ふと「そもそも私はどうしてこの彼氏にここまで執着するんだろう?」と思い至る。
- 「うーん、彼がすごく勉強家で頑張り屋なところが好きだったから?」「じゃあ、どうして私はそういう人が好きなのかな?」
- 「そういう人から影響を受けることで、私ももっと学習意欲をもてる人間に成長したかったから?」「ではなぜ、私は学習意欲が高い自分に成長したかった?」
- 「そうだ、私は昔、あの夢を叶えたいと思ってたんだ、、、だからもっと自分のスキルを高めたくて、でもなかなか一人ではそれができないから、彼みたいな人間から影響を受けたいと思っていた。だから彼に執着していたんだ」
- 「つまり私が本当に満たしたかったことは、彼と復縁することじゃなくて、自分の夢を叶えることだ!!!!!どうして今まで忘れてたんだ!!!!!!」
- 「私はもう逃げない!私はこれから、行動する人生を生きる!そう決意する!私は今日、生まれ変わるんだ!」
これだったら、全てのイメージを損なわないかと思います😊
世界
大成功、完成、到達、
黄金の夜明け団では、このカード中央に「土星」のシンボルを描いています。
占星術では土星は、「その人物が今世で与えられている試練」「どうしても苦手意識があってなかなか乗り越えられない何か(その分、乗り越えることができたなら多大な成長が期待できる何か)」を表すと言われます。
その下には、牡牛座と獅子座のシンボルが描かれています。
牡牛座は「のんびりしており鈍重だが、その分ねばり強い人物」を意味します。
獅子座は「大きな成功を獲得するために人一倍の努力し、しかもそれを長い時間継続することができ、誰よりも大きな結果を出すことができる人物」などを意味します。
つまりこれらを組み合わせて考えると、
「あなたがこれまでの人生でずっと上手にできなくて悔しい思いをしてきたけど、でも諦めずに頑張ってきた何かに対して、長い時間をかけてめちゃめちゃねばり強く努力してきたなんらかのテーマに対して、なんらかの結果が出て、物語が完結する日がくるよ!!!!!!」
みたいなニュアンスなんだと考えられます。
アーサー・エドワード・ウェイトもタロット図解の中で、このカードは「宇宙の完成と目的、そのうちなる秘密、神を理解する喜びを表す」と解説しました。
現代のタロット解説書の多くは、このカードの細かい背景をすっ飛ばして、単純な「成功」を意味するカードとして解説している本が多いのです。
「恋愛相談でこのカードが出たら恋愛成就!」みたいな感じ。
でもここまでを踏まえて考えると、このカードが示す「成功」とはそこまで安っぽいものじゃなくて、もっと深いものなんじゃないでしょうか。
このカードが示す成功とは、
ただ恋が成功するとか
ただ転職がうまくいくとか
そういうことじゃなくて
もっとその人の人生の根底にあった深い何か、試練、トラウマ、カルマといったものが解消され、
今までの人生の全てに大きな意味があったんだと実感でき、
自分という物語の一つの幕が閉じるような感じの、
人生の深い部分に大きな影響を与える、絶大な出来事があるのだと考えられます。
それが具体的に何を示しているのかは、周辺に出ている他のカードと組み合わせて考えるか、相談内容から推理していくしかありません。
時にはテーマが壮大すぎて、占う側も、占われる側も、そのセッションの中ではこれが具体的に何のことを示すのか想像力が追いつかないこともあるかもしれません。
でも、もしあなたがタロットを信じるなら、近い将来、きっと何かものすごい「完結」に出会えるはずです。
僕の場合は、実占でこのカードが出たときは、いつも必ずこう伝えるようにしています。
「今あなたが向き合っているその問題は、いつの日か必ず、あなたの運命の根本的な部分に触れるようなすごい大きなテーマだったことに気付く瞬間が必ずやってくるから、そしてここで学んだことがこれからの人生を大きく変える何かに必ず繋がるから、ぜひこれからもその調子で、真剣に、その問題に向き合っていくといいですよ!」
参考文献
以上でタロットカードの意味解説は終了です😊
最後に、このページを書くのに役立った書籍をいくつか紹介します!
タロット公式テキストブック
ウェイト版タロットの創始者、ウェイトさんが書いている解説書です!
これが全ての原点!
これを読まずしてタロットは語れないぞ!
hermetic tarot
これは文献じゃなくてタロットカードですが、
黄金の夜明け団で使われていたというタロットカードを復刻販売しているものだそうです!
色んな占星術や錬金術の記号が描かれているため、各カードのキーワードがなぜそういうキーワードになるのか?を理解するのに役立ちます!
黄金の夜明け魔術全書
黄金の夜明け団の魔術儀式について書かれている本ですが、その中の一部に「タロット」の解説があります!
これを読むと、「hermetic tarot」のそれぞれの象徴の意味がなんとなくわかります!
決定版 トート・タロット入門
これは本来は「トートタロット」の解説書なんですが、ウェイト版と同じく「黄金の夜明け団」を原型としており、またそちらのエッセンスをウェイト版よりも色濃く残しているため、黄金の夜明け団のタロットがどういうものなのかを理解するのに役立ちました!
興味がある人はこちらも読んでみると、ウェイト版タロットの解釈幅が広がって楽しいですよ!
タロットカード・大アルカナの意味・詳細版
【お知らせ】
カードの意味について、もっと詳しく解説し、なおかつリーディング例なども載せているバージョンも作りました😊
↓
タロット0「愚者」の意味
タロット1「魔術師」の意味
タロット2「女教皇」の意味
タロット3「女帝」の意味
タロット4「皇帝」の意味
タロット5「法王」の意味
タロット6「恋人たち」の意味
タロット7「戦車」の意味
タロット8「力」の意味
タロット9「隠者」の意味
タロット10「運命の輪」の意味
タロット11「正義」の意味
タロット12「吊るされた男」の意味
タロット13「死神」の意味
タロット14「節制」の意味
タロット15「悪魔」の意味
タロット16「塔」の意味
タロット17「星」の意味
タロット18「月」の意味
タロット19「太陽」の意味
タロット20「審判」の意味
タロット21「世界」の意味
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