タロットカードの意味・小アルカナ

タロットカード・小アルカナの意味とキーワード一覧!

タロットカード・小アルカナの意味とキーワード一覧

このページでは、タロットカードの「小アルカナ」意味とキーワードについて解説します!
というわけで、まずはそれぞれのカードの意味をざっくりと一覧でご紹介します!
どうぞー!

小アルカナ・ワンドのキーワード

ワンドのエース 熱意、衝動、やる気、モチベーション
ワンド2 行動、始動、第一歩、支配、主導権、主体性、能動性、欲しいものは自分で掴み取る
ワンド3 新たな視界、次なる段階、さらなる発展
ワンド4 歓迎、居場所、拠点、仕事の完成、一時の休養
ワンド5 衝突、闘争、競争、切磋琢磨、本音
ワンド6 勝者、自信、栄光、中心、
ワンド7 奮闘、撃退、必死、全力、本気、蛮勇、
ワンド8 急展開、好転、変化、加速、
ワンド9 耐える力、外的から守る、守るための力、不屈
ワンド10 重荷、重圧、プレッシャー
ワンドのペイジ 夢、希望、挑戦、
ワンドのナイト 本能的、衝動的、猪突猛進
ワンドのクイーン 陽気、快活、天真爛漫、姉御肌、
ワンドのキング カリスマ、強気、リーダーシップ、

小アルカナ・ソードのキーワード

ソードのエース 思考、理論、理屈、計算、計画、決断、判断
ソード2 盲目、目を閉じている、拒絶、閉鎖、その場しのぎの平和
ソード3 痛み、悲しみ、傷つく、分断される、
ソード4 休養。回復。
ソード5 非道、無慈悲、復讐、手段を選ばない、なりふり構わない、
ソード6 敗北。失敗。逃避。撤退。新天地。
ソード7 嘘、裏切り、盗み。
ソード8 無力感、自縄自縛、
ソード9 泣く、嘆く、悲しむ、
ソード10 破滅、終焉、どん底。
ソードのペイジ 分析、見極め、警戒、訓練、備え
ソードのナイト 効率的、合理的、最短距離、電光石火、
ソードのクイーン 論理的、本質的、核心、要点、
ソードのキング 意思決定、裁定、責任、客観的、状況把握、

小アルカナ・カップのキーワード

カップのエース 愛情、幸せ、感謝、
カップ2 対話、意思疎通、告白、開示
カップ3 友情、祝福、共有
カップ4 倦怠感、退屈、不満、見落とし、支援はすぐそばにあるが気付いてない、受身
カップ5 がっかり、落胆、後悔、希望はまだ背後に残っている、
カップ6 思い出、懐かしさ、原点、
カップ7 現実逃避、非現実的、あれもこれも、多すぎる選択肢
カップ8 見切り、卒業、路線変更、方向転換
カップ9 満足、快楽、愉悦、
カップ10 家族愛、精神的充足、幸福、
カップのペイジ 自由、発想、かわいげ、おちゃめ、
カップのナイト 平和主義、誠実、紳士、ロマンチック、理想主義
カップのクイーン 思いやり、慈愛、共感、感受性、繊細
カップのキング 寛大、受容、温厚、度量、

小アルカナ・ペンタクルのキーワード

ペンタクルのエース 金、豊かさ、ゆとり
ペンタクル2 適応、柔軟、臨機応変、気楽、遊び心
ペンタクル3 仲間、協力、チームワーク、共同作業
ペンタクル4 執着、しがみつく、ケチ、頑固、所有欲
ペンタクル5 喪失、損害、貧困、苦難
ペンタクル6 分与、投資、慈善、
ペンタクル7 不満、不足、ではどうすれば満足する?、転機、
ペンタクル8 技術習得、知識獲得、品質向上、
ペンタクル9 独立、自立、実力発揮、成功、成果
ペンタクル10 資産、財産、裕福、安全、安心、
ペンタクルのペイジ 憧れ、向上心、継続、努力、勤勉、真面目
ペンタクルのナイト 地道さ、忍耐強さ、粘り強さ、泥臭さ
ペンタクルのクイーン 管理、運営、育成、活用、自然、穏やかな心
ペンタクルのキング 成功者、所有者、権力者、経済的安定、頼りになる

タロットカード・小アルカナの細かい要素

ここからは、小アルカナに割り振られている細かい要素について解説していきます。

1:「最初のキーワード」

もともとタロットは、起源不明の謎のカードでした。
誰がこれを作ったのかわからない。
何のために作ったのかもわからない。
そういう不思議なカードでした。

しかし1800〜1900年代初頭に存在した「黄金の夜明け団」という魔術結社が、これを見たときに、
「ワンド・ソード・カップ・ペンタクル」という四つの要素は、西洋占星術の「火・水・風・地」という四大エレメントと同じや!」
「小アルカナは1〜10まであるけど、これはカバラの生命の樹のセフィラーの数と同じや!」
「だからきっとここには、何か深い関係があるんや!」
みたいなことを考えました。

そこで彼らは、
全てのカードに対して、
「このカードは生命の樹だと●●番」
「エレメントは●●」
みたいな組み合わせ表を作りました。

ちょっと何言ってるかわかんないかもしれませんが、例えばこういうことです。
 
ワンド6は、、、

  • ワンドは火のエレメントに相当する。火は情熱や強い意思の象徴である。
  • 数字=6。6という数字は、生命の木において調和や美という意味のある「ティファレト」に属する。
  • このカードは、占星術の星座としては、火のエレメントを持つ獅子座をわりあてよう。獅子座はプライドの高いイメージ。
  • 同じく星としては、木星を割り当てよう。木星は慈悲と保護の力が強いイメージ。
  • これらを総合した結果から、ワンド6のサブタイトル(キーワード)は「勝利」とする。

 
こんな感じで、彼らは「割り当てたエレメント、数字、星座、星らへんの組み合わせ」から、全てのカードにサブタイトル(キーワード)を設定しました。
以下、その一覧です。

・ワンド1「Lord of Root of the Power of Fire(火の力の根源)」
・ワンド2「Lord of Dominion(支配)」
・ワンド3「Lord of Established Strength(確立された力)」
・ワンド4「Lord of Perfected Work(仕事の完成)」
・ワンド5「Lord of Strife(闘争)」
・ワンド6「Lord of Victory(勝利)」
・ワンド7「Lord of Valour(勇気)」
・ワンド8「Lord of the Swiftness(迅速)」
・ワンド9「Lord of Great Strength(大いなる力)」
・ワンド10「Lord of Oppression(抑圧)」
・ワンドの騎士 炎と電光の主
・ワンドの女王 炎の座の女王
・ワンドの王 火の戦車の王子
・ワンドの王女 輝く炎の王女

・ソード1「Lord of Root of the Power of Air(風の力の根源)」
・ソード2「Lord of Peace Restored(回復された平和)」
・ソード3「Lord of Sorrow(悲しみ)」
・ソード4「Lord of Rest from Strife(闘争からひとときの休養)」
・ソード5「Lord of Defeat(敗北)」
・ソード6「Lord of Earned Success(苦労の対価としての成功)」
・ソード7「Lord of Unstable Effort(崩れ落ちそうな努力)」
・ソード8「Lord of Shortened  Force(縮小した力)」
・ソード9「Lord of Despair and Cruelty(絶望と無慈悲)」
・ソード10「Lord of Ruin(破滅)」
・ソードの騎士 風とそよ風の主
・ソードの女王 空気の座の女王
・ソードの王 風の戦車の王子
・ソードの王女 吹きつける風の王女

・ペンタクル1「Lord of Root of the Power of Earth(地の力の根源)」
・ペンタクル2「Lord of  Harmonious Change(調和のとれた変化)」
・ペンタクル3「Lord of  Material Work(物質的な作業)」
・ペンタクル4「Lord of Earthly Power(地上の力)」
・ペンタクル5「Lord of Material Trouble(物質的な苦労)」
・ペンタクル6「Lord of Material Success(物質的な成功)」
・ペンタクル7「Lord of Success  Unfulfilled(果たされぬ成功)」
・ペンタクル8「Lord of Prudence(深慮)」
・ペンタクル9「Lord of Material Gain(物質的な利益)」
・ペンタクル10「Lord of Wealth(富)」
・ペンタクルの騎士 荒野と豊かな地の主
・ペンタクルの女王 地の座の女王
・ペンタクルの王 地の戦車の王子
・ペンタクルの王女 こだまする丘の王女

・カップ1「Lord of Root of the Power of Water(水の力の根源)」
・カップ2「Lord of Love(愛)」
・カップ3「Lord of Abundance(有り余る豊かさ)」
・カップ4「Lord of Blended Pleasure(贅沢)」
・カップ5「Lord of Loss in Pleasure(喜びの喪失)」
・カップ6「Lord of Pleasure(喜び)」
・カップ7「Lord of Illusionary success(幻影の成功)」
・カップ8「Lord of Abandoned success(放棄された成功)」
・カップ9「Lord of Material Happiness(物質的な幸運)」
・カップ10「Lord of Perfected success(完璧な成功)」
・カップの騎士 波と水の主
・カップの女王 水の座の女王
・カップの王 水の戦車の王子
・カップの王女 洪水の宮殿の王女

これらをざっと見ていると…
なんとなく、現代のタロットキーワードの原型があることがわかりますか?😊
そうです。
これが原型なのです。
のちにアーサー・エドワード・ウェイトは、ウェイト版タロットを作りましたが、そのときの絵柄もこれらのキーワードをもとに図象化したものだったわけです。

タロットリーディングの際には、こういう要素のことも知っていると「より広い解釈」をすることができるようになります。
例えばワンド4は一般的解説書では「歓迎される」「居場所を得る」などを表すとされていますが、原型のキーワードは「仕事の完成」だったわけなので、相談内容によっては「何か一つのプロジェクトをきちんと完成させ、そこでみんなで祝賀会をしている」という読み方をできるかもしれません。

2:4つのスート(エレメント)の意味

全ての小アルカナカードは、
「ワンド」
「ソード」
「カップ」
「ペンタクル」
という四つのスートに分類されますが、

これらはそれぞれ
「火」
「風」
「水」
「地」
のエレメントに相当すると言われています。

それぞれのエレメントの意味については、人によって微妙に細かい表現が違うのですが、
以下に代表的なものをいくつか紹介します。

レイチェル・ポラックの解釈

レイチェル・ポラックは、2018年現在、アメリカでもっとも有名なタロティストです。
向こうでは、彼女の著書を読まずしてタロットを語るなかれと言われるほどに、とても多くの人に支持されています。
彼女は「タロットバイブル」の中で、各スートを以下のように解説しています。

ここで紹介しているのは、スートとエレメント、その性質のリストです。
ワンド:火――男性的エネルギーー行動、楽観主義、性的欲求、冒険、力強さ、競争
カップ:水一女性的エネルギーー感情、愛、人間関係、想像力、幸福、悲しみ、家族
ソード:風一知性、知的活動、葛藤、勇敢さ、悲嘆、公正と不正
ペンタクル:地一肉体一自然、仕事、お金、所有物、安心/安全

これらの性質はすべて、バラバラに存在しているのではなく、互いに組み合わされ、または対立し、互いに中に入ったり出たりしながら存在しています。
これらのエレメントは、リーディングを通じてこそ、最も本質的に体験・理解されます。
そこでは何枚ものカードが、エレメントの無限のバリエーションを描き出します。

「ワンドとカップは、どちらかというとポジティブで楽観的である一方、ソードとペンタクルは、どちらかというと暗く、困難を伴うという傾向があります。
また、ワンドとペンタクルは、行動と仕事、外部的な物事を扱い、カップとソードは、感情と思考という目に見えない性質を扱います。

一スートとは何か
火が表すのは、創造の最初のひらめき、暖かさ、行動、エネルギー、自信です。

水が表現するのは、感情(特に愛と人間関係)、想像力、直感、家族です。

風が表すのは、精神/知性です。
精神/知性は風のように、目で見ることはできませんが、常に私たちに影響を与えています。
風は、穏やかな時には沈思のような経験となりますし、荒々しい時には嵐のような怒りの経験となります。タロットでは、風はソードで表されますので、その絵柄は葛藤や悲しみの場面を表現したものとなる傾向があります。

地のエレメントが連想させるのは、堅さ、安定性です。
これはお金と仕事――最初にこのスートのシンボルとされていたのはコインでした一そして自然と関連しています。

イーデングレイ・自在タロットにおける解釈

イーデングレイは、1970年代に登場し、近代タロットの原型を作った超有名人です。
彼女は自在タロットの中で、各スートについて以下のように解説しています。

既に述べたように、小アルカナ(私たちのトランプの元)は、ワンド、カップ、ソード、ペンタクルの4つのスートに分かれます。
4というスートの数には、象徴的な意義があります。
古代では、世界とそこにある全てのものは、4つの元素、風、地、火、水の組み合わせから構成されていると言われていました。
全てのものの創造主、聖なるエホバの名前は、IHVHの四文字で示され、エホバが営みに使う4つの元素に関連していました。
「後に、これらの元素は、4つの不動宮、すなわち牡牛座、獅子座、座、水瓶座と関係があり、この順序で、聖書(エゼキエル書1章10節、ヨハネの黙示録4章7節)に記述されている牡牛、ライオン、鷲、天使に対応しています。
それらは、大アルカナの運命の輪と世界の2枚の四隅を飾っています。
同様に、4つの季節、コンパスには4つの極があります。
象徴主義のいくつかは、古代ゲルマン神話から派生しました。
神話では、実際の生物や想像上の生物が、元素と関わっていました。
火に焼かれないと考えられているサラマンダーが火を表すのに選ばれました。
女性の水の精オンディーヌが水に、風の精シルフが風に、小さいノームが地と関連付けられました。

ワンド:火、ライオン、南、サラマンダー
カップ:水、水運搬人、西、オンディーヌ
ソード:風、鷲、北、シルフ
ペンタクル:地、牡牛、東、ノーム

ワンド:エネルギー、成長、企て、活動、栄光。
ワンドは、何本かの小枝のついた緑木からできており、成長を表しています。
戦いでは棍棒や、勝利者の冠を運ぶ棒として使われます。
配置の中で他のカードに対しどう置かれるかで、このエネルギーが建設的か、破壊的かが決まるでしょう。
ワンドは、観念の世界、創造、農業と関連しています。近代のトランプに用いられるクラブは、ワンドから派生したものです。

カップ:愛、幸福、感情、繁栄、美。
「このスートの全てに現れるカップは、潜在意識と本能の象徴である水に関係し、顕在意識と理性に対抗するものです。
トランプのハートのスートは、カップに由来しています。

ソード:攻撃、力、野望、勇気、闘争、不運。
「このスートの多くのカードは、戦いか不運のうちに面を伏せている人々を描いています。
ソードは、建設と破壊の双方の活動世界を示しています。
それらは、トランプのスペードに対応しています。

ペンタクル:お金、産業、物質的取得。
ペンタクルの5のカード以外、ペンタクルは全て、共に働いているか、労働の成果を喜んでいる人々を表しています。
コインに似た円盤はペンタクルであり、そこには、由緒ある人間の象徴である五線星(五芒星)が刻まれています。
古代には、人々は、人生の悪からのお守りとして、魔法の象徴で飾られたペンタクルを身につけていました。

リーディングの際はこういう要素のことも知っていると、例えば「今回はソードのカードがめっちゃ多いから、この相談者はソード(思考)に偏りすぎているのかもしれない」とか、そういう読み方ができるようになります。

3:数字の意味

続きまして、小アルカナの数字の意味について解説します。
小アルカナの数札には、1〜10までの番号が割り振られていますが、それぞれの数字にも意味があるといわれています。

レイチェル・ポラックの解釈

◆エース
「スートの純粋なエネルギー。スピリットからのギフト。どのエースのカードも、雲から現れた手が、そのスートのシンボルを差し出しています。それはまるで、私たちがするべきことは手を伸ばしてそれを取るだけなんですよ、と言っているかのようです。エース/1は、10個のナンバーの中で最もシンプルなナンバーです。

◆2
心/安全か、冒険かを選ばなくてはなりません。カップでは、人間関係におけるバランスを見出します。ソードでは、知性に目隠しをして、選択することに抵抗しています。ペンタクルでは、無限大記号o(レムニスケート)のようなループの中で、人生の多様な側面のバランスを取っています。

◆3
開花、またはそのスートのエネルギーからの創造物。ワンドにとっては、それは根を下ろすこと。カップにとっては友情。ソードにとっては悲嘆と傷心、ペンタクルにとっては熟練した仕事です。

◆4
構造化。ワンドではシンプルで小さな居場所(火は封じ込められることを好みません)。カップでは新しいことへの挑戦に対するためらい。ソードでは安らぎへの隠道。ペンタクルでは自分の人生を守り、定めるためのお金または所有物。

◆5
「人生における困難。炎のようなワンドが、葛藤や対立によって活性化していますが、それがカップでは悲嘆、ソードでは屈辱的な敗北を喫しており、ペンタクルに描かれているカップルは手足が不自由となり、無一文で、裸足で雪の中を歩いています。この不穏なテーマは、カバラの「生命の樹」に由来します。『ペンタクルの10』には、ディスク(ペンタクル)が生命の樹のレイアウトで表されていますが、『ペンタクルの5』の画面上部など、他の場所でもそれを垣間見ることができます。「生命の樹」では、5番目のポジションは過酷さの場所であり、それゆえ「5」のカード群は最も困難なグループとなっています。

◆6
「人間関係における優位性、そこから生まれる寛大さ。それぞれのカードでは、1人の人間が他の人間の上に立っています。カップでは1人、ソードとペンタクルでは2人、ワンドでは集団全体の上に、1人の人間が立っています。しかし彼らはその位置から、他の人たちに対し、寛大な態度を取っています。ワンドの騎兵は、自分の楽観的性質と自信を彼と共に歩いている人々と共有し、『カップの6』では、年上の子どもが年下の子どもに花を与えています。ソードの男性は船で2人の人物を運んでおり、『ペンタクルの6』では慈善行為のイメージを表しています。

◆7
行動、または行動を起こそうと考えている。ワンドの人物は、自分がトップであり続ける必要があることを理解しています。カップでは、可能性について空想しています。ソードの人物は、剣(ソード)をひと抱えして、こっそり立ち去っています。ペンタクルの農夫は、満足感、あるいは懸念をもって(これはあなたがこの人物の表情をどのように読むかによります)、自分の庭を眺めています。

◆8
動き。ワンドは空を切って飛んでいます。カップでは、1人の男性がカップを後にして去って行きます。ソードの目隠しをされた女性は、動きを取ることがまったくできません。
そして職人が1つひとつ、ペンタクルを創る技術を高めています。

◆9
「集中し円熟した、高い状態にあるエレメントの性質。ワンドが表しているのは、勇気と強さ、カップは満足感、ソードは悲痛、ペンタクルは成功を生み出す鍛錬です。

◆10
超過/過剰。背中が曲がってしまうほどの、ワンドの責任。カップでは、家族が幸せを祝っています。ソードは苦しみ、ペンタクルでは、豪奢な生活を営んではいるが、おそらく物質的な快適さの外に広がる魔法は視野に入っていません。

イーデングレイ・自在タロットにおける数字の意味

エース:数字の1あるいはエースは、全てのものの始まり、創造的な力と個性の番号であるアルファです。これは原初の数字で、ここから他の全ての数字が展開するため、唯一神、人類の統一と同等に扱われます。

2:1は2を生じ、2は3を生み出します。さて、数字の2には対立する組み合わせという意味があります。プラスとマイナス、昼と夜、男性と女性、霊と形態といったものです。この二重性は、次のページにあるカードで力のバランスとして現れています。これは、創造性を示しますが、まだ実現されていません。

3:3は成長と表現の番号であり、人生の三相の数字です。私たちには、女性、男性と子供がいます。また、種子、地球、それから惑星があります。観念は心で作り出され、次に物質的な成果がもたらされます。数字の1は、観念を含んでいます。また、数字の2は観念を実現できるペアです。そして、数字の3には、連携あるいは交配による結果があります。さらに3は、人間の3つの本性、霊と心と体を表します。

4:4という数字は、立方体、四角形を意味します。これは真実、物質宇宙、論理、理性の数字です。肉体を与えられて、三相の存在としての人間の神聖なイメージは、四角形を形成する物質界まで連れて来られました。人間は神聖な運命を与えられています。その運命とは、地上での生活をする際に、魂が既に有する完全さをあえて表現していく練習をする事です。

5:5は、不確実な数字です。これは一定の波動を伝えません。また、転換し、変化する可能性があります。5は、制御できない活動を示し、絶望の深みまで揺れるでしょう。また、それは、五線形の五芒星に象徴されています。タロットパックの各5は、数秘学の本で人が通常見いだすものより、ずっと逆境を表します。カバラの生命の木から、5の意味についてヒントを得られるでしょう。生命の木は、前著『皆伝タロット』に詳しく説明されています。

6:結婚、母性、調和の数字であり、6は、バランスと平衡を意味します。その堅固さは、六面体によって示されます。六芒星は、ソロモンの印と呼ばれ、上向き(霊性の三角形)と下向き(地上の三角形)の2つの三角形が重ね合わされてできています。6は元来、心の数字です。

7:7は、深い基調を持つ、大変重要な数字です。この番号は、知恵、完全さ、完璧さを意味します。また、神秘の数字で、個人の魂の発展に関係しており、さらに肉体の労苦の全周期にも関連しています。「神は、第七の日に、安息なさった………そして、神は、第七の日を祝福し、聖別なさった」。(訳注6)7つの主要な惑星があり、音階には7つの音、1週間には7日があります。また、7つの美徳、7つの悪徳、7つの大罪があります。

8:8は、正義、審判、物質的な進歩と健康の数字です。再生及び対立する力のバランスの象徴です。死や破壊の数字とされる場合もありますが、実際には、それは、新しいもの、純粋なもの、正しいものへ向かうために、古いもの、悪いもの、誤ったものが死ぬ事を意味します。賢人は、古い概念、慣習、古い思考法や生き方を脱ぎ捨てながら、毎日少しずつ、死に近づいていきます。

9:この数字には、他の数字全ての力が集約されています。これは、存在の肉体、精神、霊の三相における象徴です。)は、10の完成度へ近づく事を定められています。10は、精霊の0の隣に始まりの1があり、10以降、人間の高次元のレベルが始まります。

10:10の意味は、完了による完成です。統一(1)から二重性(2)が展開し、三重性(3)が生み出され、正方形(4)へ導かれ、周期を10で完成し、また統一しようとします。小アルカナの10は、各スートの究極のエッセンスです。「良い」スートのカップとペンタクルでは、無上の喜びの極致を示します。また、「悪い」スートのワンドとソードでは、苦難の深さ、あるいは善悪を問わず、究極かつ完全な力を表します。

「黄金の夜明け魔術全書」での解釈

1937〜1940年に、イスラエル・リカルディーという人物が、「黄金の夜明け団」の教義を本にして公開してしまったのですが、そこには以下のように書かれています。
かなり魔術的な本なので、ちょっと何言ってるかサッパリわからないところもあるかもしれませんが、なんとなくの空気感だけ感じてみてください。笑

エースに関して
「タローの順番で最初に登場するのは四枚のエースであり、各元素の四階級に診 いて作用する《霊〉の力を表し、またそれぞれのケテルに於ける御名の文字の支配域に対応する。
四枚のエースは宇宙の北極に位置するといわれ、そこで回転し つつ宇宙の回転をも統御し、イェツィラー界と宇宙の物質次元とのあいだの連結として支配する。

三十六デカン
次に続くものは4スートの数札の解説である。
その数は三十六であり、十二宮の36デカンに対応する。
36ものデカンに対して七惑星しか存在しないため、後者のひとつが前者を複数支配することになる。
これが火星であり、双魚宮の最終デカンと白羊宮の第一デカンに配属されている。冬の長い冷気を克服し、春を始めるには大いなるエネルギーが必要とされるからである。
「デカンの開始は獅子の心臓にある《王の星)、コル・レオニスからである。
ゆえに最初のデカンは獅子座の土星から始まる。
次に紹介するのは、ケテルより下位の九セフィロトのもとに分類される数札の一般的意味である。

コクマー
四枚の2は王と女王の力を象徴する。まず力を結合し、生み出す。
それから王子と王女が完全に作用しはじめるのである。
ゆえに四枚の2は一般に事物の開始と肥沃化を暗示する。

ビナー
四枚の3は、一般的にいって、王子が生み出されたことによる作用の実現を表す。
各札に中央の象徴がある。
作用は決定的に善にも悪にも進んでいく。

ケセド
四枚の4。
完成、実現、完了、事物を落ち着かせ、固定する。

ゲブラー
四枚の5。
対立、闘争、格闘。戦争、手中のものに対する障害。
さもなくば、究極的成功あるいは失敗が示される。

ティファレト
四枚の6。
決定的達成、事物の完遂。

ネツァク
四枚の7。
一般的に物質的次元を超越する力を表す。
また王冠へ向かう力でもあり、きわめて強力であるが、王冠を戴くにふさわしい人間を要求する。
四枚の7はそのときに取る行動次第で決定される結果を表す。
カード自体に付属している象徴によるところが大である。

ホド
四枚の8。
一般に孤立する成功を表す。
つまり、しばらくのあいだはあることに成功しているが、そこからなにか大なるものにつながることがないのである。

イェソド
四枚の9。
一般にきわめて大いなる基盤的力を表す。
執行力の意味を持つ。なぜならば、確固たる基盤に立ち、善にも悪にも強力に作用するからである。

マルクト
四枚の10。
一般に固定され昇華した完成された力を表す。
この力は善にも悪にもなる。
事物は完全に徹底的に決定される。
9の力に似ているが、むしろ9の力を究極化し、遂行するのである。
こういったところがごく一般的な意味である。

リーディングの際にこれらのことを知っていると、解釈の幅がさらに広がります。
例えば「今回は9のカードがめちゃくちゃ多いから、ゴールまでもうすぐということなのかもしれないな」みたいな読み方ができるようになります。

4:小アルカナ数札のストーリー

実は小アルカナの数札は、「全体を通して一つの物語が成立しているような構図」になっています。
実際のところ、ウェイトがそういうことを意識してカードをデザインしたのかどうかは不明ですが、、、笑
でも、いったんそうだと仮定して見てみると、カードの意味をスススっと覚えやすくなります。
これについては、ヨウコのタロット占いさんというサイトが、とてもわかりやすくまとめてらっしゃったので、ご紹介します。

■ワンドのストーリー

ある商人が商売を始めようと決意します。彼はトークが上手で、商売のアイデアも豊富に持っていました。交渉事は彼の十八番。彼の商売は順調に成長して、彼は安心できる家を手に入れました。 彼はそれだけで満足せず、競合と争いながら商売の質を高め、その中で協力者を得ながらついに業界で頂点に立ち、会社を大企業に育て上げました。

その後はその地位を守るための新たな戦いが始まります。彼のビジネスをまねる人が出て来たのです。彼は自分が必死になって得たものを守ろうと戦いました。一時期はシェアを奪われて危機に陥りますが、やはり元祖は強し。彼は自分の地位 を守り切ります。

常に変化する状況の中で戦って来たおかげで、彼にはノウハウが蓄積され、 だんだん経験値に基づいた戦いができるようになります。ですが、 戦い続きの生活は彼の大きな負担となってのしかかるのでした・・・。抱えている仕事を一つでも誰かに任せれば、彼はずっと楽になるのだけど、走り続けている彼は今さら走るのをやめることができないのでした。

http://3tail.net/tarot/card/wand.html

■ソードのストーリー

ある王様が領土を広げようと、隣国への侵略を決意します。
困難は多そうだけれど、きっとやり遂げてみせる。強い決心でしたが、まずは状況を見極めるために様子をうかがいます。状況に押されるように機が訪れ、王様は侵略を開始しますが、逆に自分の領土を失い国を追われます。

しばらく身を潜めて休む王様ですが、領土奪還への気持ちは消えず再び戦いを挑みます。いろいろ悪どい手も使いましたが、隣国は非常に残虐で王様は敗走します。悔しさは消えませんが今は逃げるしかありませんでした。

陣を組み直し再び敵に対峙する王様でしたが、今度は自分の軍隊の中にスパイがいたのです。スパイは王様を裏切り、多くの兵器を奪って逃げました。王様はだんだん自分の判断に自信を持てなくなり、思いきった作戦をとることができなくなりました。悩み過ぎた王様は過去の失敗にとらわれ、周りが見えなくなり、家来が口々に自分の悪口を言っているような気さえするのでした。

そんなある夜、敵から奇襲を受け王様の軍隊は何もできないまま踏みにじられ全滅、王様は敵の騎士に囲まれその身に剣を何本も受けてついに倒れます。すべてが破滅に向かった夜は白々と、静かに明けて行くのでした・・・。

http://3tail.net/tarot/card/sword.html

■カップのストーリー

Boy meets girl、ある男の子が女の子に出会い、やがて彼女のことが大好きになります。思いはとめどなくあふれ、こんな気持ちになったのは初めてでした。

彼が彼女に一生懸命アプローチすると、彼女もそれに応えてくれ、気持ちのキャッチボールが始まります。そして2人はめでたく付き合うことになりました。おつき合いは順調に進み、ついに2人は結婚します。
楽しい毎日が続きますが、ふと「このままでいいんだろうか?」と疑問がわきます。
これは何かしなければ!と彼は今を変えるべく行動を起こします。ですが、それは失敗に終わってしまい、彼は「昔のままでよかったんだ、あの頃に戻れたらなんて幸せだろう」と思わずにはいられませんでした。

過去にいろいろあったので「ああなるといいな、これは嫌だなあ」という気持ちがあって、どうすればよいのか彼はなかなか見極めることができません。ですが、彼の心はいつか納得の行く一つの選択肢に絞られます。彼は自分の気持ちに素直になり、もう「どうしたらいいのか、これでいいのか」と迷うことはなくなりました。
その結果、彼はとても満足の行く人生を歩めるようになり、そんな満たされた彼のまわりにいる人たちも幸せな気持ちになるのでした。彼は自分の存在がまわりを幸せにしていることが、とても嬉しいのでした。

http://3tail.net/tarot/card/cup.html

■ペンタクルスのストーリー

ある町に貧乏な男がいました。彼は大きな家に住んでいる人がうらやましくて、いつか自分もお金持ちになりたいといつも思っていました。
彼はコツコツと仕事に取り組み、いい腕の大工職人としてしだいに有名になりました。それに従って彼の収入もうなぎ上り。ついに彼はいい暮らしを手に入れるのですが、それを手放したくなくて、自分の稼いだものや成功術に固執してしまうのでした。

けちで頑固な彼を周りの人は次第に避けるようになり仕事もどんどん減って、彼は再び全ての財産をなくしてしまいました。雪の日のクリスマスに彼は帰る家もなく、あたたかな家庭の窓辺を眺めるだけでした。
「どうしてこんなふうになってしまったんだろう?」あたたかな窓辺にヒントがあることも気付かずに彼は雪の中をさみしく歩くのでした。

そして彼は気付きます。自分の稼いだものを周りの人にも与えていかなければならいんだと。家族に、恋人に、貧しい人に。皆が幸せになれるように。それに気付いた彼には再び仕事が入って来るようになり、忙しい日々が戻るのでした。そんなある日、彼はふと現状に満足していない自分に気付き、究極の職人技を求めて、彼は再び修行を始めます。

その結果、彼は世界でもトップクラスの技術と収入を持つ職人として大成しました。彼の周りには多くの弟子と家族が幸せに暮らし、彼は多くの人に看取られながら人生を終えます。彼の家は大金持ちとして代々継がれ繁栄していくのでした。

http://3tail.net/tarot/card/coin.html

いかがでしたでしょうか😊
このストーリーは、決してアーサーエドワードウェイトの解説書にそのように書いてあるわけではなく、あくまでも「上記のヨウコのタロット占いさんがそのように解釈したもの」にすぎませんが、でもそう言われてみると確かにそんなストーリーが描かれているように見えますし、また各カードのキーワードも「こういうストーリーがあったから、このキーワードが設定されているのか!」といった感じで捉えるようにすると、カードの意味をすすすっと覚えやすくなりますよ😉✨

5:小アルカナ・コートカード四つの役職の意味

小アルカナのコートカードは「4つの役職」で表現されています。
ここからは、これについて解説します。

コートカード四つの役職とは?

コートカードには、「ペイジ」「ナイト」「クイーン」「キング」という四つの役職があります。
これらはそれぞれ、
ペイジは明らかに「子供」を描いています。
することれは「未熟さを伴うが可能性も広い人物」や「学習段階にある人物」を意味していると想像されます。

ナイトは明らかに「若者」を描いています。
するとこれは、「4役職の中でもっとも行動力がある段階」であると考えられ、「行動段階に入った人物」を意味していると想像されます。
実際、ナイトの4枚はコートカードのなかで唯一「馬」に乗っています。

クイーンは明らかに「女性」を描いています。
タロットではよく「男性的な力」「女性的な力」といった表現が出てきますが、このカードは明らかに女性的な力を持っているのだと想像されます。

キングは明らかに「年配の男性」を描いています。
タロットではよく「男性的な力」「女性的な力」といった表現が出てきますが、このカードは明らかに男性的な力を持っているのだと想像されます。
しかしこちらはナイトに比べて「年配の男性」が描けれています。
するとこういう人物は若者に比べて多くの責任を背負っているはずなので、行動速度はそこまで早くはないでしょう。

四つのスートと、四つの役職の組み合わせでキーワードが定義されている。

全てのコートカードは、このような四つのスートと、四つの役職の組み合わせで意味が定義されています。
例えばワンドのペイジは
「ワンド:火――男性的エネルギーー行動、楽観主義、性的欲求、冒険、力強さ、競争」+「未熟さを伴うが可能性も広い人物」や「学習段階にある人物」=キーワード「夢を熱く語る子供」
となっているわけです。

こんなふうに考えていくと、コートカードのキーワードに対して「なぜそうなのか」という部分が埋まっていくので、
実践においても柔軟なリーディングができるようになりますよ♪

コートカードを一言で表現すると?

ここまでの内容を踏まえて、コートカードの各人物を一言で表現すると、こういうことになります。

ペイジ

  • ワンドのペイジ「大人から夢をもらっている子供(英雄物語を読んで「僕も将来は伝説の英雄になるのー🤗」っていってる子や、野球選手を見て「僕も将来は野球選手になるのー🤗」って言ってるイメージ)」
  • ソードのペイジ「大人から問題解決能力をもらっている子供」(僕の父上はどんなピンチにも冷静に対処して道を切り開ける偉大な人だ!僕もそんな強い人になりたいんだ💪✨みたいなイメージ)
  • カップのペイジ「大人から愛をもらっている子供」(お母さんみてー!お絵かきしたのー!わーいほめられたー!またお絵かきするのー🐻✨みたいなイメージ)
  • ペンタクルのペイジ「大人から生活能力をもらっている子供」(なるほどなるほど、学校ではまじめぶってると成績が悪くても多めに見られるんだな😎受験で合格したいならこんなふうに勉強すると効率的なんだな👨‍🎓就職面接はとりあえず笑顔ふりまいとけばオッケーだな😛)

ナイト

  • ワンドのナイト「壁があったら、力とパワーでぶち壊して進むタイプ(やる気があればなんでもできるぜー🔥)」
  • ソードのナイト「壁があったら、頭を使って最短効率で攻略するタイプ(ハシゴをかける?ここの支柱を壊す?どれが一番早いかな?💡)」
  • カップのナイト「壁があったら、話し合うタイプ(壁さん、どうすればそこをどいてくれますか?お互い納得いくまで話し合いましょう👼)」
  • ペンタクルのナイト「壁があったら多少時間がかかっても階段を施設して確実に超え、しかものちのちそのやり方をマニュアル化して売るタイプ(このやり方は速さも力強さもないがその分「確実に」再現できるから、すごく才能がある人じゃなくてもどんなにアホな人でもこの壁を超えられるようになるから、あとでこのノウハウを販売すれば大金持ちになれるぞ💰)」

クイーン

  • ワンドのクイーン「中央にいる女性」(Aちゃんいつも助けてくれてありがとう✨Bちゃん最近元気ないけどだいじょうぶ?Cちゃんはかわいいんだからもっと自分に自信をもって😊みんなが元気になってくれると私も元気になれるんだよ😆✨)
  • ソードのクイーン「鋭い女性」(普段無口なくせにふとした瞬間に、「そう、、、でもそれは本当にあなたのやりたいことなの?」と深いところに切り込んだ質問をしてきたりするイメージ)
  • カップのクイーン「困ってる人に手を差し伸べる女性」(怪我したの?お見舞いいく!風邪ひいたの?看病する!お金ないの?貸してあげる!などなど)
  • ペンタクルのクイーン「育てる女性」(マイベイビー今日はいっしょに算数のお勉強をしましょうねー🤱 社長、後輩の育成指導は私に任せてください✨ 育児のやり方がわからないみなさーん!私のところにくれば月額●●円で優しく指導しますよー💰などなど)

キング

  • ワンドのキング「人々に夢を配るタイプ」(夢を追うのに年齢は関係ねー!わしはあの向こう側に何があるか見たいのじゃー!みんなついてきてくれるかー?😆)
  • ソードのキング「人々に問題解決能力を配るタイプ」(火事が起きたときの対処はこうね!ゴジラが出たときの対処はこう!どうしても全員を救えないときは、せめてここだけ守ること!そうすれば最低限は稼働できるよ!え、冷たい?じゃあ君は他に代案を出せるの?)
  • カップのキング「人々に愛を配るタイプ」(弱くてもいいじゃないですか、過去に罪があってもいいじゃないですか、大切なのはこれからをどう生きるかですよ👼)
  • ペンタクルのキング「人々に衣食住を配るタイプ」(おなかがすいた人はペンタクルバーガーにどうぞ🍔服が欲しい人はペンタクルファッションにいらっしゃい👕家を買いたい人はペンタクル物件でお待ちしてます🏠この壁が超えられない人は、私が過去にこの壁を超えたときのことをマニュアル化した本があるのでぜひ読んでくださいー📗あーもーお金がたくさんあって困っちゃうなぁ😎✨)

レイチェル・ポラックの解釈

コートカードについては、
タロットの歴史上の有名人達が様々な解釈をしているので、
ここからはその中で代表的なものをいくつか紹介します。
まずはレイチェルポラックさん。

「ペイジ」は始まりです。
「ペイジ」を、そのスートの性質を学んでいる学生である、と考えることもあります。
燃えるような「ワンドのペイジ」は熱心で、活気とやる気に溢れ、いつでも世界に出て行こうと準備しています。
対照的に「カップのペイジ」は、瞑想的で魅惑的、そして物静かです。
「ペイジ」に顕著な特徴の1つは、彼らはいまだそれほど大きな責任を負っていないということです。
「ペイジ」はただ、経験するだけです。

「ナイト」は次の段階、すなわち冒険と献身の段階を表します。
「ナイト」は理想主義的であり、おそらく、戦いに突入する勇敢な『ソードのナイト』が、最もその特徴を描き出しているでしょう。
「ナイト」はペイジよりも多くの責任を担います。
そう、彼らは馬を駆って冒険に出て行き、我々は「ナイト」がドラゴンを倒したり、宝物を見つけたりして、戻ってくることを期待します。
「クイーン」と「キング」は共に、スートの成熟した形を具現化しています。

私は「クイーン」をエレメントのマスターと考えます。
彼女たちは、エレメントを理解し、それを最高の形で受け取ります。
『ソードのクイーン』は、『11.正義』や「エース」と同様、ソードの刃を真っ直ぐ上に向け、真理への完全な献身を表します。
『ワンドのクイーン』は、幸福な「火」のうちにあって、人生を愛します。
彼女は脚を開いて座り、輝くようなひまわりを手に持っています。
そして「クイーン」のポジティブな性格に応えるように、黒猫が彼女を守るべくそこにいます。

その一方で、「キング」はより大きな責任を負います。
というのも、古い中世の体制では、決断を下し、嘆願を聞き、国を導かねばならなかったのは「キング」だからです。
「クイーン」は熟練を表し、「キング」は権威を表します。
4人の「キング」のうち、この役割に最もしっくりくるのは、『ソードのキング』です。
知性のスートは、このカードに意思決定と指揮・命令という性質を付与するからです。
『ソードのキング』は、こちらを真っ直ぐに見据えている唯一のコートカードです。

「黄金の夜明け魔術全書」での解釈

続きまして、「黄金の夜明け魔術全書」でのコートカードの解説をご紹介します。
相変わらず魔術的な表現が多くて何言ってるかわかんないかもしれませんが、雰囲気だけ感じてください。笑

なお、黄金の夜明け団のタロットでは、
コートカードは「王、女王、王子、王女」の四枚になっています。

四枚の王
軍馬に乗る4枚の王ないし肖像は、各スートにおける御名のヨッドの力を表す。
いわば<基>であり、<父>であり、物質的力の開始である。
他のすべての力が暗示される力であり、他の力はここから発展と完成を形成するのである。
その作用に於いては迅速にして猛々しい力であるが、その効果はすぐに消え去り、ゆえに素早い軍馬に乗り鎧に身を固めた姿に象徴される。
ゆえに王の階級の知識であり、あらゆる魔術作業の開始に必要なものである。

四枚の女王
四枚の女王は玉座に座し、各スートに於ける御名のへーの力を表す。
いわば母であり、物質的力をもたらす者である。
その力は発達し、王の力を実現する。
安定した揺るぎない力であり、耐久性に富むが早さはない。
ゆえに玉座に座し、鎧に身を固めた姿で表される。

四枚の王子
これらの王子たちは戦車に座し、前進する姿で描かれる。
彼らは各スートに於ける御名のヴァウの力を表す。
王と女王の大いなる息子であり、力の両階級の影響力を実現する。
王と女王の息子である王子は、王子のなかの王子であり、王の中の王である。
皇帝の影響は迅速にして耐久性に富む(ただし王のそれほど迅速ではなく、女王のそれほど安定はしていない)。
ゆえに鎧に身を固めて戦車に乗る姿で象徴される。
しかし彼の力は、父と母によって作動されないかぎり、幻影的である。

四枚の王女
四枚の王女はタロー・パックの小姓たちである。
四枚の王女ないし女戦士の姿は地面にしっかり自立しており、馬にも乗っていなければ、玉座に座してもおらず、まして戦車にも乗っていない。
彼女たちは各スートにおける御名の最後のへーの力を表し、他の階級の影響力を完成させる。
王と女王の大いなる有力な娘である。
力強き恐るべき王女である。
女王のなかの女王、女帝である。
その影響は王と女王と王子のそれを結合させたものである。
猛々しく、また恒久的でもあるため、彼女はしっかり自立した姿で表される。
部分的に衣をまとい、わずかな鎧に身を固める。
しかし彼女の力は他者によらずしては存在せず、事実、物質的に大いなるものにして恐るべきものである。
彼女は例の力の玉座である。
かくも確立した彼女に戦いを挑むものは哀れなるかな!

この解説文に関しては、これだけ読んでもちょっと意味がわからないところが多いかもしれません。
これは「The Hermetic Tarot(黄金の夜明け団のタロットを復刻販売したやつ)」というタロットカードを買ってみて、The Hermetic Tarotのデザインを確認しながら読んでいくと非常によくわかりやすいです。
興味のある人は、この記事のいちばん下のほうで紹介しているので買ってみてください!

以上、コートカードの役職解説でした!

参考文献

タロットバイブル78枚の真の意味

現代アメリカでもっとも有名なタロティストの本!
向こうでは、「これを読まずしてタロットは語れない」とまで言われてるらしいので、興味がある人はぜひ読んでみましょう!

自在タロット

1970年代に登場し、これまでちょっと難しいと思われていたタロットを庶民向けにわかりやすく解説した本を書いてくれたイーデングレイさん!
彼女はその後、「近代タロットの母」とまで呼ばれるようになりました!
タロットの歴史上、ものすごく大きな変換点になった人の本なので、タロティストなら絶対に一度は目を通すようにしておきましょう!

黄金の夜明け魔術全書

黄金の夜明け団の元団員さんが、教義を出版しちゃったやつ!
タロットの解説書ではなく、黄金の夜明け団のさまざまな魔術儀式がたくさん書いてあって、そのなかの一つにタロットもあるってだけなうえに、全体的に難しい魔術用語がたくさん書いてあるので、最初はちょっと読みづらいかも😂
でもとりあえず持っておくと、けっこう勉強になります!
あとジオマンシー占いなんかのことも書いてあるよ😊

The Hermetic Tarot

これは本じゃなくて、タロットカードです。
黄金の夜明け団が使っていたといわれるタロットカードを復刻したものです。
コートカードの解説のところで、黄金の夜明け魔術全書では、キングのことを「四人の王は鎧に身を固めている」みたいな感じで解説していましたが、それがどういうことなのか、このカードを買うとわかります😊
黄金の夜明け魔術全書と、The Hermetic Tarotの二つをセットで買って、魔術全書を読みながらThe Hermetic Tarotのデザインを確認していくと、やっと書いてあることの意味がわかるようになります笑
僕がタロット詳しくなれたのは、まさにこの二つをセットで購入してからでした!
興味のある方はぜひ!

以上、タロットカードの小アルカナの意味・キーワード解説でした!
何処かの誰かの参考になれば幸いです😊

おまけ:占いを仕事にしたいあなたへ!

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