「私も占い師になりたいです!」という相談を受けた。
彼女は言う。
「私も中川さんのように占い師になりたい夢があります」
「でもまだ経験が少ないです。だからもっと練習したいと思っているのですが…」
「でも練習させてくれる相手が、母と友人の2人しかいません。二人とも人付き合いが多いほうではないので、そこからさらに紹介してもらうことも叶いません」
「経験をもっと増やさないといけないと思いつつ、でもその相手がいない。それに困っています」
占ってみた。
過去に悪魔の逆位置が出た。
キーワードは「(堕落からの)解放」。
順当に解釈するならば、
「そもそもあなたという人間は、やや楽なほうに流されがちなところがある人間でした」
「でもそういう自分を自覚し、堕落から解放された経験があるはずです」
ということになる。
現状にはソード9が。
キーワードは「孤独」。
「今のあなたは、一人で考えすぎです」
ということになる。
未来にはカップ8が逆位置で出た。
キーワードは「離れられない、次に進めない、過去にとらわれる」など。
この3枚の組み合わせを見てたら、なんとなくこんなリーディングが浮かんだ。
本来のあなたは、堕落から解放された人だった。
だけど今のあなたは、1人で考えすぎていることによって、視点が狭くなり、正常な判断ができなくなり、過去に解放されたはずの『堕落した思考』に戻っちゃってるのではないでしょうか。
そういえば相談内容の中で気になったところがあります。
それは「知り合いが少ないから困ってる」という点です。
これ、なんかおかしい。
なぜなら、知り合いがいないから困ってるなら、そんなのはこれから作ればいいだけだからです。
例えば、「スティーブン・スピルバーグ」という監督がいます。
彼は自分の作った映画が、すごくいい作品だと思いました。
でもそれを劇場で公開できるような人脈がありませんでした。
そこで彼は、ユニバーサルスタジオの見学会みたいなやつに参加しました。
それを途中で抜けだし、スーツに着替え、誰も使っていなかった空室に自分のネームプレートを勝手に貼り付けて、関係者のふりをしました。
その後、さも関係者のような態度でスタジオ内を自由に歩き回り、最終的にユニバーサルスタジオの制作部長を見つけ、彼に自分の映画を見せました。
見事に、契約をゲットしました。
あるいは、スティーブジョブズっていますよね。
iPhoneを作った有名な人です。
彼は若いころ、友人のスティーブ・ウォズニアックといっしょに、パソコンを作って売ってました。
ある日、ウォズニアックが素晴らしいパソコンの設計図を思いつきました。
でもこれを実現するには、あるものすごくお値段が高いパーツが必要です。
そんなものを仕入れるお金は、二人にはありません。
そこでジョブズはどうしたか。
彼は、当時世界最大のPC会社だったインテル社に行きました。
そして「俺たちが考案した最高のパソコンに、おまえらのパーツが必要だ」「だからパーツをよこせ」と言いました。
わけがわからない要求です。
でもインテルの当時の偉い人は、「おもしろいやつだ」ということでパーツをくれました。
こうしてジョブズは、最高のパソコンを作ることに成功しました。
これが、後にiPhoneを生み出すApple社のスタート地点でした。
スピルバーグも、ジョブズも、「人脈」なんかありませんでした。
だから、作ったのです。
つまり僕が言いたいことは、あなたの場合も、無いなら作ればいいのではないでしょうか?ということです。
スピルバーグやジョブズは、かなり極端な例かもしれません。
でもスケールをもう少し小さくすれば、あなたにも今すぐできることが何かあるはずです。
例えば、「練習させてもらえる相手が二人しかいない」というのであれば、そんなのはネット上でモニターを募集するとか、いくらでも方法はあるはずです。
見知らぬ人を相手するのはまだ技術的不安があるというのであれば、そのことをしっかりご説明したうえで、練習台にさせてもらえばいい。
それだけです。
そうやって新しく出会った人々に、「気に入って頂けたら誰かを紹介してください」と付け加えれば、なお効果的でしょう。
人脈は、無いなら作ればいい。
これは、ごくごく当たり前の結論です。
やや厳しい言い方をしてしまえば、あなたの中に「本気でこの道で進んでいく」という覚悟があるのであれば、このようなことは人に言われなくてもすでに行なっているアクションのはずです。
しかし実際には、今のあなたは「人脈がない」で止まっている。
こういうところが、「過去に捨てたはずの堕落した思考」なのではないでしょうか。
うん、ちょっと厳しいこと言っちゃったかもしれません!
ごめんなさい!
でも別にそんなにへこまないでください!
僕が言いたいのは、あなたの性根が甘ったれてるとかそういうことではないのです。
現状にソード9が出ていました。
おそらく、これが全ての問題なのです。
人間なんて誰だって、1人で考えていれば思考の盲点が生まれ、正常な判断ができなくなるもの。
それは誰でも同じ。
僕だって同じ状況になれば、きっと同じような思考をする。
そして「当たり前の答え」に気付けなくなる。
だからあなたは何もおかしくありません。
ただ、1人で考えがちな習慣がよくないのです。
それだけの話!!!!!!!
相談者は、
「思い当たるところがたくさんありますー!!」
とのことだった。
なんでも、昔の彼女は自分に対して言い訳ばっかしてる人だったんだって
体が弱いから、できない。
私はコミュ障だから、できない。
そこで止まる。
できないなら、できるようにするにはどうしたらいいかを考えればいいだけなのに、そのことが発想にも出てこない。
でもいつの頃からか、そんな自分の思考の歪みに気付いた。
だから改めて、夢に向かって動き出そうとした。
そして今に至ったんだそうな。
ソード9についても。
彼女は自分の夢について、他人に全く話してなかったのだそうだ。
なるへそね。
でもそれなら話は早い。
おそらくこの人の問題は、「自分の夢のことをばんばん人に話すこと」で解決する。
僕だけがいない街という漫画の中で、こんなセリフがある。
『人に夢とか話しちまってさ「実現しなかったらどうしよう」とか思わねえの?』
『べつに恥ずかしいとか思わない。…言葉ってさ、口に出して言ってるうちに本当になる気がする』
by「僕だけがいない街」より
そう、夢を追うときは、そのことをばんばん人に話すべきなんだ。
例えば「私は起業家になります」と、ばんばん周囲に話している者は、まわりからも「企業を目指している人」として扱われる。
だから改めて、「自分は起業を目指している人間なんだ」という意識が芽生える。
そのことがいつでも意識の片隅に浮かび上がってきやすくなる。
心が本気になる。
あとは単純に、夢を人に話していれば、協力者を得やすくなる。
だから困ったことがあっても解決しやすい、あるいはアイデアや助言をもらいやすい。
だから、夢が叶いやすくなる。
ところが自分の夢を人に話していない人間は、これらが全て得られない。
まわりから夢追い人として扱われることがないから、自分は何者かということをすぐに見失う
だからすぐにダラける。
そうやっていつまでもダラダラしていたとしても、結局最後まで何もしなかったとしても、とくに恥ずかしい思いもしない。
だって誰にも話していないんだもの。
また、他人からの協力も得られない。
何か困ったことがあったとき、それについて誰にもアイデアや助けをもらうことができない。
だって誰にも話していないんだもの。
今回の相談者さんも、自分の夢のことを、もっと他人に話していればよかったのだ
そうすれば自然と「練習相手が欲しいなら、こんなふうにしてみたらどうだい?」と助言してくれる誰かが現れていたはずだ。
というわけで、何か夢を追うときは、そのことをどんどん人に話すようにしよう。
ワンピースのルフィのように、キングダムのシンのように、人に笑われることを恐れず、自分の夢をどんどん語っていこう。
それを聞いて笑うやつのことなんか、放っておけばいい。
笑いたい奴には、笑わせておけばいい。
そういう姿勢で生きている者だけが、いつか夢を叶えることができるんだ。
みたいな話をしたら、相談者さんこう言ってくれた。
「私、ワンピースのルフィ、すごく好きなんです。私もあんなふうになりたいといつも思ってたのを思い出しました。これから頑張ってみようと思います」
よかったよかった。
おしまい!
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