本日の相談者
- ニックネーム:ひややっこ
- 年齢/40代
- 職業/インストラクター
- 趣味、簡単なプロフィール/趣味はバスケです。彼がしていて私も始めました。性格は明るいですが、見えないところで小心者で心配性です
相談内容
悩んでいる時にやみくもに占いサイトを見ているとき、こちらを見つけました。
中川さんの的確なお答えと、私が求めていること(自分の将来を切り開くために役立てたい)とぴったりあい、ぜひお願いしたいと思った次第です。どうぞ、よろしくお願いします。
さて、私の占ってほしいことですが4年付き合っている彼とのことです。
「彼に結婚することができないと言われましたが、その気持ちを少しでも変えるチャンスがあるならそれはどんな事なのか」です。
彼と私は4年前、友達の紹介で出会いました。
当時はお互いにまだ30代でした。
その当時、私はいわゆる婚活をがっつりしていて、結婚相手を探していました。
なかなかうまく進まなかった時、出会った彼です。
すぐに意気投合し、出会って2か月後にお付き合いが始まりました。
その当時から、私は結婚するならこの人かな~と漠然と思っていました。
今思えば、私の願望もありましたが適齢期でお互い出会っていましたし、住むならこんな電化製品がいいとか、無責任なことはしないという彼の発言からも彼の方も時が来れば、私と結婚するものだと思っていました。
付き合って半年後の春に、彼が転勤になりました。
その時私は結婚してついていく気マンマンでしたが、彼としては、新天地への移動(今までやっていた仕事とは少し違う配属になった)で緊張感もあり「何でそんなに焦るんだ!」となりましたが、簡単な話合いの結果(この時のことはもう忘れてしまいました)、ひとまず遠距離をすることに落ち着きました。
また急展開で去年、転勤になり私の住んでいるところに戻ってきて、無事遠距離恋愛も終わりました。
私としてはその時から一緒に住みたかったのですが、社内の事情などでそれには至らず。
お互い別々に住み、付き合っていました。
その時、私が彼に話したことなのですが「次、もし転勤になったら遠距離恋愛を続けるつもりはない。結婚かわかれるか」です。
今年に入り、私は彼に、彼と一緒に暮らしたいことを伝えました。
結婚はあとでもいいけど、一緒に生活をしたいと。
彼の方は、2月中旬に転勤かどうかまた決定するはずだから(彼は転勤族で、大体毎年2月に転勤が決まります)
はっきりしたら、一緒に住むことを考えようということになりました。
2月になりましたが、なかなか何もいいません。
「まだ会社がゴタゴタしていて、決まってないから・・・」と言われ、私はとりあえず待ちました。
3月最初の週末、私の家まで送ってくれた時に「さすがに、もう転勤じゃないよね?」と切り出しました。
ここで初めて彼が「私と結婚できない」と言うことを言ってきました。
理由は、「誰かとすむことが考えられない。一生独身かもしれない」です。
年始に私と生活することを、真剣に考え始めたそうです。
数か月ずっと考えて、出した答えが「誰かと一緒に住めない」「仕事でイライラして帰ってきたら、絶対当たってしまう」「イライラして当たれば、二人の仲は絶対に壊れてしまう。それは嫌だ。」
私の方から、ずっと一緒に住むのが嫌なら、週末婚などどう?みたいな感じで言いましたが、それもNOです。
不幸になってもいいから、1度試してみないもNOです。
とにかく全部NOでした。
結婚できない自分に付きあわせることはできないから、振られてもしかたがない。
ただ1つNOじゃなかったのが、このままでいいから付き合っていこうです。
本心かどうかはわかりませんが、彼は私のことを尊敬できるし、一緒にいたら楽しいからずっと何らかの関係でつながっていたと思っている。わたしの事は、家族に近い存在になっている。親友のような感じかもしれない。とのことです。
私は彼と別れることが嫌で、このままでいいから付き合いを続けようと言いました。
彼の方も、結婚できない状態で私と付き合うことは願ったりかなったりだ。でもそれに縛られないでほしい。ということでした。
なんだかまとまりなくなってしまい、申し訳ありません。もう少し続きます。
そこで、私の伺いたいことですが、私はどういう行動や、対応をすれば彼のこの、かたくなな考えが変わるのか。どうしたらチャンスが訪れるのかです。
正直、このまま付き合っていていいのだろうか?と悩まないと言ったらうそになります。
でも、今日も会いましたがやはり大切だと思うし、責任を持ったお付き合いをしっかりしていきたいと思っています。
もし、なにかチャンスがあるとすれば、私がどう変わればいいのか、どう彼と接すればいいのかそれを知りたいのです。
解決策?対応を教えて頂いて、実行できなければ私の想いはそこまでですし、頑張ってみても無理ならそこまでだったとあきらめもつきます。
どうしたらいいかわからず自滅したくないんです。
ちなみに、一緒に住めないと言ってますが、週末はよくお泊りしています。これも「一緒に住めない」と言われても納得できない理由の1つです。
今の仕事が忙しすぎて、余裕がないの?と聞いたら、「それもあるかもしれないね」と言っていました。
ぶわ~~~~っと思いのまま書いてしまいた。
どうぞ、いいアドバイスをよろしくお願いいたします。
タロット占い結果
- 現在 カップの10 正位置
- 未来 ペンタクルの8 正位置
- 助言 ソードの6 正位置
※未来の定義は90日以内です。
現状に素晴らしいカードが出ていますね。
お二人はよっぽど強い絆があるんでしょうね。
・現在 カップの10
このポジションでは、「この問題の核心」「今あなたが最も目を向けるべきこと」を意味しています。
キーワード
- 家族の絆
- 幸せで理想的な家庭
- 互いが互いの幸福を願い合っている
・未来 ペンタクルの8
このポジションでは「なりゆきに任せた場合の未来」を示します。
確定した未来ではなく、「今最もありえる未来」です。
良いカードが出たのであれば、それが実現するよう意識すると良いでしょう。
悪いカードが出たのであれば、そうならないよう注意すべきです。
キーワード
- 最高の一品を生み出す
- 究極細部までこだわる
- 手間を惜しまない
- 時間をかけて作り上げる
- 没頭と熱中
・助言 ソードの6 正位置
このポジションでは「全体を通して今の相談者が学ぶべきテーマ」を示します。
キーワード
- 敗北
- 失敗
- 撤退
・コメント
話を整理しましょう。
まずここですが…
- 彼は結婚and同棲をしたくない。
- なぜ?
- 同棲なんかしたら、「仕事でイライラしたら絶対に当たってしまい、関係が悪くなることが怖い」から。
これは明確に嘘です。
なぜなら、週末婚やお試し同棲の代案を全て拒否しているからです。
本当にそこが問題なのであれば、週末婚やお試し同棲で解決します。
おそらく彼は、もっと何か別の理由によって「同棲したくない」「一人で気楽に過ごしたい」のだと思います。
ただこれは、前後の状況から考えて、彼も意図的に嘘をついているのではなく、きっと自分でも自分が理解できていないのではないでしょうか。
今の自分は、どうしてそんなに同棲することが嫌なのか、その答えを自分でもしっかり見つめることができていない。
それで、なんとなくとっさに出てしまった言葉が「イライラしたら当たってしまうから」だったのではないでしょうか。
というわけで、この問題をクリアーしていくためには、「彼が同棲したくない本当の原因は何なのか?」を探り、その原因を排除しなくてはなりません。
ではそのためにはどうすればいいでしょうか。
僕は彼ではないので、彼が結婚したくない理由はわかりません。
でもそれを知るためにはどうしたらいいかはわかります。
相手に共感することです。
哲人
アドラーは、こんなふうに提案しています。
まずは、「もしもわたしがこの人と同じ種類の心と人生を持っていたら?」と考える。
そうすれば、「きっと自分も、この人と同じような課題に直面するだろう」と理解できるはずだ。
さらにそこから、「きっと自分も、この人と同じようなやり方で対応するだろう」と想像することができるはずだ、と。
青年
同じ種類の心と人生……?
哲人
たとえば、まったく勉強しようとしない生徒がいる。
ここで「なぜ勉強しないんだ」と問いただすのは、いっさいの尊敬を欠いた態度です。
そうではなく、まずは「もしも自分が彼と同じ心を持ち、同じ人生を持っていたら?」と考える。
つまり、自分が彼と同じ年齢で、彼と同じ家庭に暮らし、彼と同じ仲間に囲まれ、彼と同じ興味や関心を持っていたらと考える。
そうすれば「その自分」が、勉強という課題を前にどのような態度をとるか、なぜ勉強を拒絶するのか想像できるはずです。
……このような態度を、なんと呼ぶかわかりますか?
青年
……想像力、ですか?
哲人
いいえ。これこそが「共感」なのです。
青年
共感!?
……その、同じ種類の心、同じ種類の人生を持っていたらと考えることが?
哲人
はい。世間一般で考えられている共感、つまり相手の意見に「わたしも同じ気持ちだ」と同意することは、たんなる同調であって、共感ではありません。
共感とは、他者に寄り添うときの技術であり、態度なのです。
by「幸せになる勇気」より
例として、僕の昔話をしましょう。
僕が今お付き合いしている女性は、家庭に色々問題があり、ある日家出するように僕の家に転がり込んできました。
僕はそれを受け入れました。
二人で暮らしていこうということになりました。
それからしばらく経ったのですが、ここで問題がおきました。
彼女は「仕事をしたがらない」のです。
僕とて、それほど大金持ちなわけではありません。
だから、彼女には自分の生活費くらいはひとまず稼いで欲しかったし、そのことは彼女も納得していました。
しかし、いざ実際に仕事を見つけるための具体的な行動を迫られると、彼女はいつもそれを後回しにしてしまうのです。
ここで僕は、彼女に対して怒鳴ったり、追い出したりすることもできました。
でもそれでは僕も彼女も幸福になりません。
だから僕は、「彼女がどうしてそうなってしまうのか」を想像することにしました。
最初のうちは、ちっともうまくいきませんでした。
それでも根気良く色々話して、色々想像するようにしたら、彼女の中には「バイトを始めること=怒られにいくこと」という決めつけがあったことがわかりました。
彼女は高校生時代、両親にバイトをして生活費を収めることを強要されていました。
でもその状態ではモチベーションが上がらないので、いまいちバイトに対して本気を出そうと思えなかったのでしょう。
その結果バイト先でいつも「物覚えが悪い」「動作が遅い」と怒られていました。
冷静に考えればこれは、「バイトをする動機がない状態でやらされていたからやる気が起きなくて」、その結果「覚えることを心が拒否していた」「素早く動くことを心が拒否していた」というだけです。
けして彼女が事実、物覚えが悪いわけではないし、動作が遅いわけでもない。
実際、彼女は、僕との約束や記念日はものすごく細かく覚えています。
記憶力が高い。
僕から何か頼みごとをしたときはテキパキとそれをこなします。
行動が素早い。
しかし彼女は、幼い頃から両親からいつも「お前は何もできない役立たずだ」と罵られていた経緯もあって、「自分は劣った存在だ」という思い込みの中に生きていました。
だから、自分が優れていると思えるエピソードのことは、全く記憶に残っていませんでした。
だから彼女のなかでは、「バイトを始めること=怒られに行くこと」となってしまい、どうしても積極的になれなかったようなのです。
それが判明してからは、僕はひたすら彼女に勇気づけを行いました。
- 昔、バイト先で「物覚えが悪い」「動作が遅い」と評価されたのは、両親に強制されてバイトをしていたからモチベーションが湧かなかっただけだよね?
- 少なくとも、あなたは実際に「物覚えが悪い」わけではないよね。一緒に会話していると、僕はちっとも覚えていなかったような細かい話をしっかり覚えている。
- 動作が遅いわけでもないよね。僕が頼みごとをしたときのあなたは、とてもテキパキとそれをこなしていた。
こうやって少しずつ、「あなたは事実として劣っているわけではない」「そう思い込んでいるだけだよ」ということを伝えていきました。
最初のうちはそれでもうまくいきませんでした。
でも一ヶ月くらいしたら、勇気が出たみたいです。
今彼女は、とても元気にバイトをしています。
こんな風に、相手の心を想像し、共感し、その上でどうすれば相手が前向きになるのかを考えるのです。
それはとても手間のかかることです。
面倒臭いかもしれません。
でもそうはいっても、相手が今「結婚したくない」のであれば、その心を強制的に変えることはできません。
だとすればこちらができることは、「相手がなぜ結婚したくないのか?」を限界まで想像し、その結婚したくない理由を除外してあげることしかありません。
現状にはカップの10が出ました。
「家族のような強い絆」「幸せで理想的な関係」を意味するカードです。
今のひややっこさんと彼は、すでに「家族のような絆」を持っているようです。
そしてそのことにもっと目を向けてごらんと示唆されました。
では、そうだと仮定して考えてみましょう。
二人は完璧な絆をすでに持っている。
ひややっこさんが彼のことを愛しているのと同じくらいに、彼もひややっこさんのことを愛している。
二人は、本来ならすでに結婚していてもおかしくないくらいの、強い愛情がある。
そう仮定したうえで考えてみれば、「彼の心を理解するためにこれから多少手間をかけることくらい」「なんてことない」と思えてこないでしょうか。
未来にはペンタクル8が出ました。
「手間を惜しまないことで好転する未来」が示唆されました。
僕に言われるまでもなく、近い将来のひややっこさんは、自然とこの答えにたどり着いていたのかもしれません。
それによって状況を好転することができたようです。
ひややっこさんは、それほどに彼のことを愛しているのでしょう。
では是非、早速今日から、「手間をかけること」を実践してみましょう。
最高の芸術品を作るかのように、至高の一品を生み出す芸術家のような心構えで、この恋愛に「最高の手間」をかけてみましょう。
助言にはソードの6が出ました。
敗北を意味するカードです。
今のひややっこさんは、敗北することが怖いのかもしれません。
彼にふられてしまうことや、彼に責任を引き受けてもらえないこと、それによって自分が惨めな思いをすることが怖いのかもしれません。
だから、もしそうなったときに少しでもダメージを抑えるにはどうすればいいかという心理が無意識に働き、なんとなく「手間をかけないこと」を選択していないでしょうか。
でもこういうのは、「自己成就型予言になりやすい」ので注意しましょう。
- 「振られるかも」と思って手間をかけなければ、しっかりした関係性を育めないので、別れる可能性が高まります。
- 「振られないと信じてみよう」と決意し、究極まで手間をかけたほうが、相手と相互に納得いく関係性が作りやすいので、こちらのほうが別れない可能性が高まります。
基本的に何事も、怖いと思ってると、本当にその怖いを引き寄せやすくなってしまうものです。
だから、人生は恐れないほうがいい。
自分には自信を持ったほうがいいし、未来には希望を持ったほうがいいのです。
少なくとも、彼と冷ややっこさんには、「かなり強い絆」がすでにあるはずです。
だったらもう少し、あとほんの少しでいいので、彼を信じてみてはいかがでしょう。
きっとそのほうが、望ましい未来を招きやすくなるはずです。
おしまい( `・ω・´)
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