本日の相談者
- ニックネーム:みみ
- 年齢:25才
- 職業:旅行関係
- 趣味:映画鑑賞、読書、料理、お酒をのみにゆく
相談内容
初めまして!
ずぅーっっと占ってもらおうかと悩みながらブログ読んでいました笑
もう我慢の限界なので思い切りました!
よろしくお願い致します…
私は去年から会社の上司に片思いしています。
彼はかなり会社の上の方です。
今でもお互いを知り合っている途中といえば途中なのですが、彼はバツイチで元奥さんの元にお子さんが1人だけいらっしゃります。
5月に告白をしました。
返事は自分にはもったいないというお言葉…(ありがちなフリ文句?泣)
あと、「会社の人間にバレたらまずい」「私は離婚した元妻と再婚しなければならない」「家族もそう願っている」というようなことを言っていました。
以下個人バレしそうな詳細エピソードが続くので省略
知りたい事はやはり彼の気持ちです。
やはりこのまま私が諦めるまでなんとなくこんな感じなのでしょうか…
よろしくお願い致します( ; ; )
マカロンタロットで学ぶタロット占い (ミニタロットカード78枚フルセット付き)
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事前カウンセリング
中川龍
こんにちわー!
どうもです初めまして、中川龍です!
今回は占いの依頼を頂きありがとうございます\(^o^)/
おお、ブログそんなに読んでもらえてたんですか笑!
なんかうれしー!
我慢の限界とかうれしー!!
それでは僕もご期待に応えられるように、しっかり気合い入れてタロット引かせてもらいますね!笑
さて、相談内容を読ませて頂きました!
うん、なるほど!
職場の上司の方への片思い相談!
ではでは早速タロット占いに入ってこうと思いますが、その前にちょっと確認です。
タロットへの問いは、「彼の気持ち」で良いのでしょうか?
知りたい事はやはり彼の気持ちです。
とのことでしたが、これをタロットに聞きたいということで、よろしいでしょうか?
なぜわざわざこんなことを確認するかというと、多分そこってタロットに答えを求めても「意味がないこと」だと思うんです。
仮にこれで、「良い結果」が出たとします。
彼もみみさんのこと好きです。
そういう占い結果が出たとして、で、どうしますか?
どれだけ彼がみみさんのこと好きだったとしても、彼はすでにちゃんと説明してますよね。
「会社や再婚のことなど、私の置かれている状況が君との恋愛を許さないのだ」と。
ってことは、この問いでどれだけ良い結果が出たとしても、別にこれからも「状況は変わらない」でしょう。
それでみみさんは満足できますか?
仮にこれで「悪い結果」が出たとします。
彼はみみさんのことを迷惑に感じています。
彼と付き合える可能性は1パーセントもありません。
そういう占い結果が出たとして、で、どうします?
みみさんはそれを聞いて、素直に「そうか!なら仕方ないな!あきらめよう!」と思えますか?
ご自身でも、こうおっしゃられていますよね。
「私はかなり頑固なので」
「はっきりふられてはいないとどこかで思っています」
つまりこの問いで占った場合、良い結果が出たとしても悪い結果が出たとしても、その占い結果を現実にどう活かすか?という道が見えてこないのです(´・ω・`)
またそもそもなんですが、「彼の気持ち」ってわざわざタロットに聞かなくても、状況と態度から十分に推理できると思います。
おそらく今の彼は、「みみさんのこと気になってないこともないんだけど、状況がそれを許さなくて苦しい」のではないでしょうか?
まず、彼の中でみみさんと付き合うことが「絶対にないわぁ」と思えることなのであれば、lineで会話なんてしないでしょうし、食事もいかないはずです。
でも実際にはlineをしているし、食事にも行っている。
ということは、幾らかの好意があることは伺えます。
しかし、それでも彼がみみさんと付き合わないのは、なぜでしょう?
その理由は、今の彼は「俺は元妻と再婚しなければならない」という決めつけ、思い込み、脅迫観念があるんだと思います。
おそらく今の彼は、本当は元妻さんと「そこまで再婚したいわけではない」のだと思います。
だけど、両親がそう期待してる。
もしかしたら、お子さんにもそんなようなことを言われているのかもしれません。
とにかくそういう「自分以外の誰かの意思」に、流されまくってる。
その結果、自分の本心を押し殺して、「俺は元妻と再婚しなければいけないんだ」「そう努力しなければならないんだ」と自分に言い聞かせてるんじゃないでしょうか?
僕がそう思ったのは、以下のエピソードからです。
個人バレ防止のため省略
これおかしいでしょう!
彼が本心からそう願っているのであれば、そんなうかつな行動とるわけがない。
またそもそも、彼がみみさんを振ったときに出てきたセリフが
「家族もそう願っている(再婚することを願っている)」
でしたっけ?
この時点でおかしい!!
自分が本当に心から元妻と再婚したいなら、家族うんぬんなんて話は関係ないから出てくるわけがないのですー!
「すまないな。俺は元妻をまだ愛しているんだ」
その一言で済むんですー!!
これらを総合して考えると、やはり今の彼は
- そこまで復縁したいわけじゃない
- 「だけど表面上は誰かの意思に沿うために、俺は元妻と復縁しなければならないんだと考えている
- そういう風に自分自身の心すら塗り固めようとしている
と思うのですが、いかがでしょう?
そう考えれば、その日の彼の態度が「変」だったことも説明がつきます。
そういう仮面をかぶってないと、「自分を保てない」と思ったんじゃないですか?
少しでも心が弱ってしまえば、このままみみさんに泣きついてしまいそうだったんじゃないですか?
だから、そう宣言して自分を奮い立たせようとしたんじゃないでしょうか。
だけど本心ではそんなこと思ってなかったから、上手に宣言できなかった。
だからそういう中途半端でヘンテコな態度になっちゃったんじゃないでしょうか。
きっと彼も本当は辛いんじゃないでしょうか。
でも素直に「助けてくれ」と言えない。
「私は元妻と復縁するために頑張ってるんだ」という仮面をかぶっているから。
だけど心の奥底では本当はやっぱり誰かに助けてほしいから、そうやって弱音を吐き出す形で吐露したんじゃないでしょうか。
以上ここまでの要点をまとめると…
- 彼の気持ちを占っても、意味なくない?どういう結果が出たとしても、それを今に生かす方法が見えなくない?
- そもそも彼の気持ちは占うまでもなく、状況と言動から推理できると思うけど、どうかな?
ってことですね。
タロットに入る前に、だいぶ長くなっちゃってすみません笑
ではこれらを踏まえた上で、改めまして考えてみましょう。
今回のタロットにはどういう問いで占ってみましょうか?
僕としてはオススメなのは、以下の問いです!
「彼と付き合うために、これからみみさんはどうすべきか?」
「彼の気持ち」を占ったとしても、それでどういう結果が出たとしても、具体的にどうするかの道が見えません。
しかしこの問いだったら、あらゆる可能性を拾うことができます。
具体的にこれからどうすべきかという方針が見えてくるはずです。
ですので、こっちのほうがいい感じかなーと思うのですが、いかがでしょうかー?
お手数をおかけして申し訳ありませんが、ご検討頂ければ幸いです!
以上、何卒よろしくお願い致します( `・ω・´)!!
みみさん
返信ありがとうございます!
しかも、エピソードごとに助言をいただけてほんとに嬉しいです。
メールを送信してから、中川さんのブログをもう一度読み返しました。
数々の鑑定の中でも仰られるように相手の気持ち次第とゆう自分の恋愛を、受けみで委ねるということは全く勿体無い事だと思います。
以前彼との事を占いに行って鑑定してもらったことがありました。
今思うと当たっていたところもあるかもしれませんが、年齢差やバツイチと言う事もあり、まだまだ他にもいい男なんかいくらでもいるからわざわざこんなややこしい恋愛しなくても…と言われました。
それから、何が変わったでもなくやはり想う気持ちは同じなのです。
中川さんが仰る通り、じゃあ私は何をしたらいいの。が一番わかりやすく目的を持って恋を楽しめそうです。
普通の(笑)占い師さんなら、そのままお願いした事を鑑定してくださる、それもその場の気持ちを満たしてくれますが、そうですね。
案じても意味がない!
その問いでお願いしたいです。
タロット占い結果
中川龍
こんにちわー!
どうもどうも!
お返事読ませて頂きました!
ひとまず提案に同意頂きありがとうございます( `・ω・´)!
はい!
では、早速ですがカードを展開してみました!
それでは今回は、「彼と付き合うために、これからみみさんはどうすべきか?」という問いでヘキサグラムスプレッドです!
結果は以下の通りでしたー!
- 過去 カップの10 正位置
- 現在 ソードの3 正位置
- 未来 ワンドの8 正位置
- 主観 ワンドのペイジ 正位置
- 客観 カップの8 逆位置
- 願望 ワンドの7 逆位置
- 助言 ペンタクルの3 正位置
あれれれれれ?
なんか、未来にワンドの8きた!
こいつは「急展開」「急接近」みたいな意味のカードです!
それで即付き合うってわけではなさそうですが、なんかでもひとまずいいカードが出ました!
それ以外も、概ね良さげなカードがよく出ています。
…わりと、親しくなるのは「時間の問題」だったのかも?
さてでは解釈をしてこうと思いますが、その前に何点か質問させてくださーい!
- 彼のこともう少し教えてください笑
そういえば僕は彼のことをまだ何も聞いていませんでした。笑
というわけで、彼のプロフィールをもう少し詳しく教えてください!
「子供の頃のトラウマ」ってのも詳しく聞きたいかも!
- ご自身ではこれからどうすべきと思いますか?
それがわからないからタロットに聞いてるんじゃないかって話かもしれませんが、ひとまず現時点で浮かぶもので結構です。
今の「彼と付き合いたい」という目標に対して、ご自身ではこれからどうすべきだと思いますか?
どうすればこの目標が達せれると思いますか?
そのための障害になっていることは何でしょうか?
それに対して、今の自分は何ができるでしょうか?
そういうのをざっくりとまとめてみてください!
みみさん
中川さん、ほんとに細かくお話聞いてくださって考えてくださるのですねー…
感動です( ; ; )
質問お答えします!
個人バレ防止のため「以後のやり取り全部」省略
中川龍
こんにちわー!
どうもどうもたくさん詳しくお話を聞かせていただきありがとうです\(^o^)/
ではおかげさまでだいぶ状況が見えてきたので、タロットリーディング初めてみようと思います!
ここまで伺ったお話をもとに、いったん以下に一次リーディングを記載してみます。
ただし以下はあくまでも一次リーディングなので、どこかしっくりこない点等あればおっしゃってください!それをもとに解釈を変更する場合もあります(`・ω・´)
それではいってみましょう!
・過去 カップの10 正位置
キーワード
- 家庭
- 理想的な家族
- 感情のつながり
- 互いが互いの幸せを願い会う
このポジションでは、今の問題に影響を与えている「過去」を示します。
カップの10は暖かい家庭を意味するカードです。
みみさんの中には、とても家庭的で暖かく、愛情深い性格があるようです。
彼がみみさんに魅力を感じているのもそこなのかもしれません。
優しさ、温かさ、家族のような雰囲気、相手を思いやる気持ち、相手に居場所として安心感を与えられる性質、そこらへんを、今後はみみさんの「長所」「魅力」なんだと考えてみてください。
これまで漠然と「そう言われることもあったかなー」くらいの認識だったものを、むしろそれこそが自分の最大の強みなんだと理解してみましょう。
すると、今後は一気に進展しやすくなるはずです。
なぜなら、みみさんのその性質は、まさに「彼が本心で求めているもの」だからです。
その理由は後述します!
・現在 ソードの3 正位置
キーワード
- 痛み
- 苦しみ
- 傷心
このポジションでは「現在のその問題の核心」を示します。
この問題について、今のあなたにとって最重要となっているポイントを示してくれています!
今の二人がなかなか進展できない原因は、「痛み」「苦しみ」というキーワードが関係しているようです。
これについて説明する前に、少し心理学の話をします。
カナダの精神科医であるエリック・バーンさん曰く「人間は誰でも人生脚本に従い、生きている」のだそうです。
これはざっくり説明すると以下のようなものです。
- 人間は誰でも、小さいときにショックだった体験によって、「自分はこういう人間なんだ」という決めつけを持ちます。
- そして大人になってからも、その決めつけ通りの生き方を演じてしまうことがあります。
というものです。
例えば、小さい頃に両親とか先生とかに「お前は無能だ」と言われ続けると、「私は無能でなければならない」という脚本が生まれます。
子供にとって、大人の語る言葉とは、世界そのものです。
大人の言葉に異議を唱えてしまったら、生命の危機が訪れるかもしれません。
だから子は、「大人の言葉通りの自分」を演じようとしてしまう。
前述の「無能だ」と言われ続けた人物の場合、大人になってからも「無能な自分」を演じようとします。
具体的には「有能になるための行動全般」が、なんかしっくりこなくなります。
だから勉強とかはもちろんやる気が起きない。
人に何かを褒められても、なんかしっくりこない。
だから自分を褒めてくれる人からは離れようとする。
代わりに、「お前は無能だ」に近いメッセージを放ってくる友人や恋人ばかり作ってしまう。
そういう相手のほうが居心地の良さを感じてしまう。
それによってさらに、「自分は無能なんだ」というイメージを再確認する。
彼の場合も、
>>姉妹に親が集中して悲しかった
みたいなエピソードがありました。
おそらくこの体験によって当時の彼は、「お前は男の子なんだから我慢しなければならない」みたいな脚本が植え付けられたのかもしれませんね。
だから今も「我慢ばかりの人」になったんでしょう。
さらにもう少し踏み込むと、おそらく今の彼には「私は愛されてはならない」みたい脚本もあります。
「僕のこともっと大切にしてよ!」という彼の問いかけに対して、両親が冷たい返事をしてしまったのかもしれません。
これは女性によくありがちなパターンなんですが、あんなに幸せそうな結婚をしていたはずなのに、突如として謎の不倫しちゃって、せっかくこれまで積み上げてきた幸せをぶち壊しにするような女性ってたまにいません?
おそらく、彼もそれと同じタイプです。
そういう人って、「私は愛されてはならない」みたいな脚本が心のどこかにあるから、順調で幸せな結婚生活が続くと、どこかしっくりこなくなっちゃうんです。
だからそれをぶち壊したくなる。
だから浮気しちゃったり、そこまで極端じゃなくてもカードで浪費して怒られる理由を作っちゃったり、自分でもなぜそうしたくなったのかよくわからないまま、そういう行動をしたくなっちゃうのです。
彼は今も「絶対に復縁してくれないとわかってる前妻と復縁を目指さなければいけない」とか言ってます。
彼にとってこのアクションは、自分の中の「愛されてはならない」という脚本に合致している行動なので、とても自然と選べちゃうのです。
しかし、「新しい恋を探して新しい幸せを掴む」というアクションは、「愛されてはならない」という脚本に合致していない。
だからそちらは自然と選ばないわけです。
口では「親がそう言うから」「職場で偉い人に言われてるから」とか語ってますけど、別にそんなんいくらでも本気を出せば説得でもなんでもできるはずなんですよ。
それなのに彼がそれを選ばないのは、おそらくそれだけみみさんの愛情に「本物の愛情」を感じてるからだと思います。
でもそれは「今の時点では」「彼の人生脚本にとって受け入れることができない愛情」なのです。
悲しい話ですが、みみさんの愛情が本物であればあるほど、それは彼のこれまでの生き方のままでは受け入れることができない愛情になってしまうのです。
ってこう言っちゃうと、まるでみみさんがどれだけ愛しても可能性がないみたいに思っちゃうかもしれませんが、そんなことないです。
なぜなら、人生脚本は変えることができるからです。
人生脚本を変える方法は、いくつかのステップを踏む必要があります。
まず最初のステップは、その脚本があることをしっかり自覚し、それによって今の自分がとっても傷ついてるということを自覚することです。
すると、「え、なんで俺は『俺は愛されてはならない』なんて脚本を、いまだにまじめに守ってるんだ?」「そんな脚本、いらなくないか?」と思えるようになります。
自分は辛いんだ、こんなクソみたいな脚本守ってられるか、こんな脚本は捨てなければという自覚と覚悟が強まります。
そうなったとき初めて、「俺はもっとちゃんと真剣に愛されたい」ということを、心の底から願えるようになり、そのために必要な行動を自然ととれるようになります。
というわけで、彼の心に上記のような意識変化が起きるよう仕向けてみましょう!
彼の「苦しい」「辛い」「悲しい」という感情を引き出し、受け止めてあげることです。
彼に「もっとそういう感情を出していいんだよ」ということを態度で示すことです。
今の彼は、「我慢しなければならない」という脚本を抱いています。
だからなかなかすぐには本音を語れないかもしれません。
でも、本音ではすごく辛いはずです。
苦しいはずです。
それは食事デートのときの奇行からも予想できるでしょう。
そう、彼の仮面は、今少しずつ剥がれてきています。
その剥がれを見逃さず、いつか彼が再び心の苦しみをさらけ出したときは、どーんと受け止めてあげてください。
それを繰り返していけば、彼は少しずつ、「自分の中の苦しいという本音を否定しなくていいんだ」と信じられるようになります。
そこから、自分の真の願いに気付くことができるはずです。
ですので、彼の心がこういう感じの過程を減ることができるように、みみさんがもっとぐいぐい仕向けてあげればよいと思います。
そうすれば、きっとこの恋の突破口が見えてきます。
余談ですが、人間が「前向きな答え」を出すときって、だいたい「感情を受け止めてもらえたとき」です。
臨床心理科医の河合隼雄氏はこう語っています。
「経験が浅いカウンセラーは、どうしてもそれがいい、悪いとか評価をしたり、心理作用や、解決方法を語りたがるが、それはよくない。感情をどっしりと受け取ることができれば、解決方法はクライアントが自ずと見つけ出す」
by「たった二日で劣等感を手放し幸せになる方法」より
そう、強引に「あーしろこーしろ」と言わなくても、相手の感情をしっかり理解して、受け止めてあげれば、相手は自然と答えを見つけ出すものなんです。
教育研究家の本吉圓子氏は、保育園でケンカが起こった時には、このような解決をしていたと言います。
二人の子どもが、一つのおもちゃを巡って取り合いをしているとしましょう。
その場合、本吉さんは、二人の気持ちを代弁するのです。
片方の子には「君は、おもちゃを取られそうになったから、怒ったんだよね。分かるわ、その気持ち」と語ります。
もう片方の子には、「貴方は、あのおもちゃで遊びたかったんだよね。だから欲しかったのよね。その気持ち、とっても分かるわ」と言うのです。
すると、必ず後からおもちゃを奪おうとした子が、身を引く……というのです。
本吉さんは気持ちを理解してあげることで、互いの怒りを抑えて、平和的に解決するのです。
河合さんは心理カウンセリングをしています。
すると、クライアントの若者から、カウンセリングに来るやいなや、「先生、今日はあんたをどついたろ思うて来ました」と言われるのです。
これは、クライアントの症状がよくなってくると、次第に抑圧された感情が出るようになります。そして父親に向けた怒りが河合さんに向けられてしまうというような出来事が、よくあるそうです。
明らかに、理不尽な怒りを向けられているわけです。
では、河合さんはどう対処したのか。
河合さんは、こう相手の言葉を受け止めます。
「そうか、俺をどつきに来たか」
「そうや、もう我慢ならんねん」
すると、クライアントは河合さんに怒りをぶちまけます。
実は、それはクライアントが持つ抑圧を、河合さんに投影しているだけなのですが、河合さんはその心理メカニズムが分かっていたとしても、ただただ「そうか」と聞くだけです。
そして、最後に河合さんはこう言います。
「そうか、そりゃ怒って当然やな」そのように、相手の感情をいったん受け止めるのです。
怒りも、哀しみも、全ていったん「受け取る」のです。
すると、情緒的なつながりが生まれて、相手は「分かってくれる」という気持ちになるので、怒りの感情を許され、すーっと落ち着くのです。
つまり、「怒りという感情を持っていい」と受け入れられると、その怒りを制御できるようになるわけです。そして河合さんは、クライアントにこう言います。
「でも、痛いのは困るなあ。嫌やなぁ」と。
すると、クライアントは、河合さんと情緒的なつながりが結ばれているので、クライアントは「まあ、もうええですわ。どつくような気分でもなくなりましたわ」と、冷静になって話し始めると言います。
河合さんは、相手の行動を「いい、悪い」と評価するでもなく、力でねじ伏せるでもなく、ごまかして逃げるでもなく、許されようとするでもなく、相手の「感情」を受け止めただけです。
by「たった二日で劣等感を手放し幸せになる方法」より
はい、余談が長くなりすみません笑
ようするに僕が言いたいことは
- みみさんは相手に「家族のような安心感」を与えられる長所があるよ!
- そしてそれこそが、「彼が本当に欲しかったもの」だと思うよ!
- でも今の彼は、自分が本当に欲しい愛情を素直に受け止める勇気がないよ!「おれは愛されてはならない」という脚本を必死に守ろうとしているよ!みみさんの愛情が誠実であればあるほど、それは今の彼にとって手に入れる勇気が出せないものなんだよ!
- だけどそれに対しても、いつものみみさんらしく「暖かく優しい自分」を意識して接していこう!それでいつの日か、彼の「傷ついてる本音」を引き出してみよう!それを受け止めてあげよう!
- そうすれば自然と彼は答えを見出すよ!
- 「もう愛されない自分なんて生き方はしたくない!」という意思が芽生えるよ!
- そうすればきっとみみさんのことを「手に入れたい」と思ってくれるはずだよー!
ってことですね!
・未来 ワンドの8 正位置
キーワード
- 順調
- スムーズ
- スピーディー
- 加速
このポジションでは「なりゆきに任せた場合の未来」を示します。
確定した未来ではありません。
今、「最もありえる可能性の高い未来」の一つです。
ポジティブなカードが出たのであれば、それが実現するよう意識すると良いでしょう。
ネガティブなカードが出たのであれば、そうならないよう注意すべきです。
ワンドの8は、「順調な展開」を意味するカードです!
今のままいった場合、近い将来、あれよこれよとあっという間に順調に彼と親しくなっていく。
そういう未来がやってきそうです\(^o^)/
ただ、ここで示唆された未来はあくまでも「順調」というだけです。
けして、「恋愛成就」ではありません。
ですので、まだもう一つくらい超えなければならない壁があるのかもしれないですね><
しかし、悪いカードが出たよりはマシです!
今のままでも、みみさんは近い将来に「順調」を引き寄せることができるようです!
正直、このカードを最初に見たとき、どうリーディングしようか迷いました笑
だってみみさんは「彼と順調じゃない><」と語っている。
だけどカードでは、「順調になるよ」と示唆されている。
だからここまでみみさんから色々お話を聞く中で、「順調になりそうと思える要素」を探し続けてきたんですが、最終的に「これだー!」と思えたのはここでした。
- 「彼と付き合うために」という目標に対して、今みみさんができること、これからすべきことは
- 具体的に今すぐ何かをどうこうするってことじゃなくて
- まずは日々に感謝し、今に感謝し、心や仕事の成長を喜びながら、ゆっくりじっくり彼との関係も進んでいけばいいなと「心がけること」である
これ、すごくいいです。
とてもいい。
少し話は変わりますが、「負けない技術」という書籍でこんな一文があります。
私は、仕事でも人生でも、「負ける」という行為の99%は「自滅」だといっていいと思っている。実際にスポーツ、経済、ギャンブル、あらゆる世界でくり広げられている勝負において、「負け」の原因をつぶさに見ていくと、圧倒的に多いのは自滅で負けを引き寄せているパターンである。
この書籍自体は、ギャンブルとか勝負事、あるいはビジネスについて書いてる本なんですけど、彼の語るこの哲学は恋愛においても同じことが言えるとおもいます。
恋がうまくいかない人って、自滅してることが多いんですよね。
例えば、彼の気を惹きたいからって、試すようなことを言う人がいますね。
だけどそんなこと続けてれば、いつの日かそのうちめんどくさい女だと思われるでしょう。
だから振られる。
これって結果的に、自分自身で「ふられる」を引き寄せている図だと思いませんか?
上記に限らず恋愛がうまくいかない人って、「どうせ私は素材が悪いから」といって最初から綺麗になる努力をしなかったり、ふられるのが怖いからって相手の顔色ばっかりうかがって自分を出さないから自分という人間の魅力や価値を相手に伝えることができなかったり、わりと自分自身で「ふられる」を引き寄せていることが多いです。
では、こうならないために心がけるべきことはなんでしょう。
それは、「こだわらないこと」です。
前述の「負けない技術」で桜井氏は以下のように語っています。
それからの私は、ただ勝つのではなく、「“いい勝負”をしよう」と考えるようになった。
勝つことや負けることよりも、“いい勝負”をすることこそ、本当の強さなのではないか?
そう考えるようになったのだ。
それこそ、いちばん大事なことだと思うようになった。
先日、雀鬼会の道場生に「格好よく勝とうと思わないで、格好よく負けることを考えたら」とアドバイスしたことがあった。
するとその者は、その後の対局で圧倒的に勝った。
「格好よく負ける」には、〝心構え〟から〝体構え〟まで、心身の両面がきちんと備わっていなければならない。
その第一歩は「勝ちたい」という欲を捨て去り、心身から必要のない力みを消していくことだ。
その道場生は、「格好よく負けよう」と思った途端、思考からも、動作からも、力みが抜けていった。
心構え、体構えはまだまだだが、結果としてその対局では大勝を収めた。
自分の喜びのためだけにやる勝負なら、大した勝負とはいえない。
勝っても負けても、相手から「いい勝負だった」と思われれば、その勝負は間違いなく〝いい勝負〟である。
仮に負けたとしても、相手を恨むのではなく、「いい勝負をさせてもらった」と感謝することが大切だ。
なぜなら、負けることで自分の弱点を教えてもらい、そこからもっと強くなるための工夫ができるのだから。
相手を認め尊敬していれば、なおさら相手の喜びを自分の喜びのようにもできるはずだ。
勝つことも負けることも、起きたことをすべて受け入れ、楽しむという感覚がとても大事なのだ。
負けることをただマイナスとして否定してばかりいては、進歩はない。
負けることも〝勝負〟をつくる大事なことと捉える感覚が、〝いい勝負〟を生むのである。
「格好よく負ける」ことが、結果として「負けない」ことにつながる。
「格好よく勝つ」などと欲にまみれたことは考えず、まずは「格好よく負ける」ことを意識する。
本当の〝強さ〟は、きっとそこから生まれてくる。
負けない技術 20年間無敗、伝説の雀鬼の「逆境突破力」 (講談社+α新書)
- 作者: 桜井章一
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- 発売日: 2014/02/14
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ようするに…
「彼に愛されることやふりむいてもらうことに、こだわらないことが大事」
ってことですね笑
勝つことも負けることもすべて受け入れ、ただ楽しむ。
ふられたとしても、相手を恨むのではなく「いい恋愛をさせてもらった」と感謝する。
そういうメンタリティでいたほうが、体から力みが抜けるので、逆に「勝ち(恋愛成就)」を引き寄せやすくなるわけです(`・ω・´)!!
そして、今のみみさんは、まさにそれができている感じがします!!
>>自分の置かれてる環境て今すごく幸せなんじゃないかなと感じます。やればやるほど会社も温かく応援してくれてる…そのままではなくて同じペースで進みたい、仕事も自分自身も。と思います。
その心を是非これからも大切にしてください\(^o^)/
そうすればきっと近い将来、「順調」な未来が訪れるはずです!
・主観 ワンドのペイジ 正位置
キーワード
- 前向き思考
- 失敗する可能性より成功する可能性を中心に考える
- やりたいことがある若者
- 夢を語る若者
- 強い思い
- 伝えたいメッセージ
このポジションでは「今のあなたがこの問題をどう捉えているか」を示します
なんかやたら前向きな人物を意味するカードが出てきました!
そういえばこんなこと書いてましたね。
>>彼に認めてもらいたかったから対等に話がしたかったから今までの人生の中で一番仕事を頑張れました。
よっしゃー!
その気持ちはこれからも大切にしていきましょー!
みみさんが心が彼と対等になればなるほど、彼もみみさんに弱みをさらけ出しやすくなるはずです。
それは前述の「彼の苦痛を受け止めてやりんしゃい」という話とも合ってきます!
是非その調子でどんどん大きくなってください!
・客観 カップの8 逆位置
キーワード
- 未練が残る
- 敗北や失敗を受け入れられない
- 今のままがいい
- 次になんて進みたくない
このポジションでは、「周囲の人々がこの問題をどう見ているか?」を示します。
今の彼は、これまで通りの認識から世界観から脚本から抜け出す勇気が、どうしてもあと一歩湧いてないみたいですね><
困った子です!
しかしそれだけ彼の「脚本」は強固なものになってるってことでしょう。
それをなんとかして崩していくためには、どうすればいいか。
その答えは次のカードに出ていました!
・願望 ワンドの7 逆位置
キーワード
- 余裕がない
- 手一杯
- 必死
- 目先のことに必死で真の敵が見えていない。
このポジションではあなたの「願望(あるいは恐怖)」を示します。
ポジティブなカードが出た場合は、そういう「願望」があるということです。
ネガティブなカードが出た場合、そういう状態になりたくないという願望(恐怖)があるということです。
これらはつまり、「成り行きの未来を変化させるかもしれない要素」ということです。
何故なら願望や恐怖のような「根源的な感情」は、考える間もなくそれに従いに行動してしまう「強い原動力」となるからです。
えっと、これはすごくシンプルに表現すると、
- 今のみみさんには「余裕がないのをやめたい」という願望があるはずだよ
- そしてそれこそが、この恋を進める最後の鍵だったんだよ。
ってことじゃないでしょうか?
結局この恋って、彼の心の成長の物語なんですよね。
彼の人生脚本を書き変えなければ二人の恋は進まない。
そしてそれを実現するためには、「感情を受け止めてあげる」という儀式が必要になる。
しかしそれを達成するには、みみさん自身が「心の余裕がある人間」でなければ、難しいでしょう。
みみさんがいつもカリカリしてたら、彼だって弱さをさらけ出せないはずです。
みみさんはここまでお話を聞いていると、ちょいちょいイライラして八つ当たり?のような態度もとられているようですね。
しかしそれをした後に自己嫌悪している。
うん、それは本来のみみさんの姿ではないのです。
「自分らしくないから苦しい」とは誰の名言だったか忘れましたが、人間は誰でも自分らしく生きているときが最も輝けます。
過去、カップ10で示されていたような家族的な愛情を相手に与えることができる人のはずです。
そういう自分を取り戻し、いつでもどーんと構えてて、何事にも動じない、圧倒的な包容力を見せつけてやりましょう!
そうすればきっと彼も心開くよ!
>>彼で頭いっぱいだったのがなぜか今年に入ってからいっぱいであっても柔らかーい感じになってます。
>>以前に比べて執着心はないですね。でも好き度はかわりませんが…
ぜひ、今のその感じをこれからも維持するようにしてみてください( `・ω・´)
・助言 ペンタクルの3 正位置
キーワード
- チームの分裂
- 足並みがそろわない
このポジションでは「全体を通して今の相談者が学ぶべきテーマ」を示します。
さて、最後です!
ペンタクルの3は「共同作業」を意味するカードです。
しかしそれが逆位置で出ちゃったので、今のみみさんはすこーし「共同作業ができてないよ」ってことになりますね。
みみさんはこの恋を、ちょっと自己完結した中で考えすぎなのかもなー。
この恋を、もっと「彼と二人で作る物語なんだ」と考えてみましょう。
彼を独占したいとか、私だけを見て欲しいとか、選ばれたいとか、そういう感情はもちろん自然な感情なので否定まではしなくていいんですが、でもそれだけだと、独りよがりになってしまう。
先ほど、負けない技術という書籍を紹介しましたが、同じ書籍にこんな一文があります。
私は麻雀の裏世界で、二〇年間代打ちをやってきたが、幸か不幸か一度も負けることなくその道から引退した。
代打ちをしていた時代、私は〝無敵〟だった。
そしてある日、私のまわりにはその字のごとく〝敵がいない〟という事実に気がついた。
でもそれは、ポツンとひとりぼっちという感覚とは違う。実際には、対局相手となる敵はいるのだが、あるときから徐々に「敵も味方」というような感覚が、私の中に芽ばえ始めたのである。
「勝ったのがおれなら負けたのもおれ」、勝った裏側に負けた自分がいる、そんな感覚もあった。
私は敵を〝麻雀をいっしょに打ってくれる仲間〟と考えるようになった。
「仲間のためにいい麻雀を打とう」と思えば、おのずといい答えが返ってくることがある。
敵を〝敵〟とだけ捉えたままだったら私はきっとどこかで負けていたことだろう
これと同じようにみみさんの場合も…
- 彼と付き合えるかどうかにこだわるのはやめましょう。
- 彼のことを「どうしても手にいれたい相手」と考えるのではなく、「この恋という物語を一緒につむいでくれている共演者」だと考えてみましょう。
- 「共演者」のために、少なくとも自分自身は、いつでも納得のできる自分であろう。
ってな感じで考えてみたらどうでしょう!
そう考えたら、少し違う何かが見えてくるかも!
まとめ
以上今回の結果をまとめです!
- 過去 カップの10 正位置
みみさんの中の「家庭的」「真の愛情深さ」を呼び覚ませ!
- 現在 ソードの3 正位置
着目すべきは彼の中の「痛み」だよ!
- 未来 ワンドの8 正位置
今のままのメンタルでいけば、ひとまずは順調な未来がやってきそうだよ!
勝つことよりも負けないことを意識しましょう!
恋愛成就することより、自分が納得できる自分であることを意識してみましょう!
- 主観 ワンドのペイジ 正位置
みみさんの前向きな姿勢、夢を追う姿勢、それはこれからも大切に!
- 客観 カップの8 逆位置
彼はみみさんが思っているよりもかなり強固に、これまで通りの苦しい自分の中に逃げていたいみたいだよ!
- 願望 ワンドの7 逆位置
そんな彼から「本当は苦しい」という本音を引き出すためには、まずみみさん自身がもっと余裕のある自分にならないと!
- 助言 ペンタクルの3 正位置
彼のことをどうしても手にいれたい相手ではなく、この恋という物語を一緒に紡ぐ共演者だと考えてみよう!
以上で一次リーディング終了となります!!
どこかわかりづらい点や、腑に落ちない点があればおっしゃってくださいー!
よろしくお願いしますー!
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次回に続く!
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