タロットリーディングのコツやヒント

対面占いだと緊張してタロットが読めなくなる22の原因と対処法

  • タロットをまじめに勉強しているのに、対面で占うとぜんぜん言葉が出て来なくなる…
  • カードの意味は覚えてるはずなのに、対面になると頭がフリーズして停止してしまう…
  • メール占いならそこそこ話せるのに、対面占いだとものすごく緊張する…

そういう人向けに、この問題を発生させる「よくある要因」と、「それぞれの対処法」をまとめてみました☺️

僕は2017年くらいから「タロットを教える仕事」を初めまして、これまで通算100人以上の人を指導してきました。
すると、「対面占いが苦手な人」には、共通のパターンがあることがわかりました。
この記事の中では、僕がこれまで見た「対面占いが苦手な人のパターン」を紹介しています。
さらに、それぞれの事例に対する「対処法」も書いています😊

対面占いに苦手意識を感じている人…
タロットの勉強をたくさんしているはずなのに、対面占いになると実力を発揮できなくなってしまう人…
などは、ぜひ読んでみてください✨

目次

概要

本記事は、以下4つの構成で進んでいきます。
1前提レベルの要因
2基礎レベルの要因
3心理レベルの要因
4習慣レベルの要因

人それぞれ、「タロットから言葉が浮かんでこなくなる要因」はまったく異なりますので、この中であなたに合っていると思われるものを見つけ、突破口を切り開いてみてください😊

前提レベルの要因

まず、前提レベルの要因について解説します。

根本的な場数が不足している

例えば、もしあなたが野球選手になりたいと思い、バットを購入したとします。
きちんとヒットが打てるように、体の動かし方や、ポージングの勉強なども行ったとします。
それでも、最初の100回くらいは、なかなかコツがつかめないでしょう。
本で読んですでに知識は十分にあったとしても、それが自分の体に馴染むまでには、いくらか時間がかかるものです。

タロットもこれと同じです。
なにごとも最初の100回くらいは、うまくいかなくて当たり前です。

するとこの段階の方は、そもそも「タロットが読めないという問題」に直面しているわけではなく、ただ単に「場数が少ないから慣れていないだけ」だと考えられます。
こういう方は、個別の失敗はいちいち気にしないで大丈夫なので、これからもその調子でどんどん実践し、失敗を重ねてみてください。
いったん「とにかく数をこなしていけばどこかで成長するはずだ」と考え、がむしゃらに数をこなしてみてください。
もしあなたが、「まだ人を占った経験が100以下だ」というのであれば、まずそれを100人にしてみてください。
すると、いつの間にか成長しています。

僕の場合も、最初のうちはどれだけ本を読んでも、なかなか上手に話すことができませんでした。
いつも失敗の連続でした。
セッションが終わってから、あとでやっぱり「もっとこう言えばよかった」「こんな読み方もあったかもしれない」と後悔することばかりでした。
でもこれは、別に「誰でも当たり前のこと」なのです。
だから、気にせずそのまま何度も場数をこなしました。
すると、いつの間にか慣れていました。
特殊なことを何もしなくても、いつの間にか普通に話せるようになっていました。
人間って、けっこうこんなもんなんです。笑

こういう言い方をしてしまうとなんなのですが、実践経験が少ない段階の方は、「なぜ自分は言葉が出てこないのだろうか?」なんて、考える必要もありません。
例えばコミュ障な自分を改善したい場合は、心理的な要因をあれこれと探すよりも、「キャバクラなどに入店してみて、人と話さざるを得ない状況を自分に与える」といった試練を通したほうが、結果的にはさくさくと改善できることも多いものです。
これと同じように、あなたがなぜタロットが読めないかなんて考えているよりも、とにかくまずは100人占ってみたほうが、だいたいの人は言葉が出てくるようになります。
もし改善されなかったとしてもそれはそれで、「自分はどういう相手のときは言葉が出てきて、どういう相手のときは言葉が出てこなくなるのだろう」という事例をいくつも集めることができるので、そうなってから改めて「なぜ言葉が出てこないのか」を考えたほうが、より正確なアプローチを行うことができる可能性が高いのです。
そういう意味で、「原因」というのは、さほど重要なことではないのです。
というわけで、とにかくまずは100人占ってみましょう。
たったこれだけで、「タロットから言葉が浮かんでこない」と悩む人の50%くらいは解決します。

基礎レベルの要因

次に、基礎レベルの要因を解説します。

当たり前のことですが、人は「事前の準備」に自信がないと不安が増します。
しかし不思議なことに、緊張しやすい人にかぎって、しっかりした「準備」「練習」をしていない人が多いです。
以下、よくある二例をご紹介します。

モデルケースが不足している

例えば野球などでも、伸びる人は「すでに成功している人のフォーム」などを研究し、そこからどんどんパクります。
伸びない人は、自分の頭の中だけで考えようとします。
しかし、自分一人の知識や発想だけでは、なかなか良いものはできないものです。

タロット占いもこれと同じです。
伸びる人は、まず「すでに占い師として成功している人のセッション」を実際に受けてみたり、youtubeなどで研究したりして、そこからどんどんパクっています。
伸びない人は、自分の頭の中だけで考えようとします。

お手本となるモデルケースを探そう!

このパターンに陥ってる人は、いったん「他の占い師さんのセッション」を何度も受けてみるといいです。
ひとまず10人くらい受けてみましょう。

その中で
「なんとなく良いなと思った人」
「二度と会うことはないなと思った人」
を分類してください。

それが終わったら次に、
「良いなと感じた人は、なぜ良いと感じたのだろう?」
を掘り下げてみてください。

あなたがその人を「良い」と感じた理由は、
癒されたから?
啓蒙されたから?
思考を整理されたから?
元気をもらえたから?

ケースに応じて様々な理由が考えられますが、なんにせよその理由が判明したら、いったん「自分のセッションの目標地点」を、その人と同じ効果を発動するところに設定してみましょう。
つまり、もしあなたが「癒し」に感銘したのであれば、あなたのセッションの目標地点も「癒し」とするのです。
あなたは、すでにあなたの身をもって、「心が癒されることの価値」を知っているはずです。
だからその価値を、今度はあなたが、相談者に与えてあげる側になるのです。

こういう前提があれば、あなたがセッションで行うべきことは、「相談者を癒しに導くこと」となるので、セッションの中では常に「癒しを与えること」を意識して、行動していけばいいことになります。
すると自然と、どういう風に質問を組み立てるといいか、カードをどこから読むか、どういう言葉を選んで伝えればいいか、ということが埋まっていきます。
そうすれば自然と、タロットが読めるようになってきます。

人の真似をすることは何も恥ずかしいことではない。

このように言うと、たまに「人の真似ばかりしていいのでしょうか?」と悩む人がいます。
これは結論から言うと、かまいません。
むしろ、しなければなりません。
占いに限らずどのようなジャンルであろうと、成功する人は「パクり上手」です。

基本的に成功者や過去の偉人や天才と呼ばれた人は、全員、例外なく、先人のマネをすることで、大きな偉業を達成しています。 
ソフトバンクをつくった孫正義氏は、若いころに、当時シャープの専務だった佐々木正氏と、現在、財団法人日本総合研究所会長の野田一夫氏という2人のメンター(師)に出会い、彼らからビジネスを学びます。佐々木専務と野田会長の「していること」や「考えていること」をマネすることで、ビジネスの経験を積み、今の成功の礎をつくりました。

他にも、世界のコンピュータ市場で圧倒的なシェアを誇っているWindowsも、もとは、スティーブ・ジョブズがつくったMacintoshというパソコンをマネしたところからスタートしています。 
ゴルフの世界最年少優勝のギネス記録を持っている石川遼選手は、タイガー・ウッズ選手がお手本ですし、日本だけでなく世界で大人気の『バガボンド』や『スラムダンク』の漫画で有名な井上雄彦氏も、昔は『シティーハンター』や『キャッツ♥アイ』の作者で知られる北条司氏に弟子入りし、北条氏の漫画創作のコツと書き方をマネすることから始めています。
また、1700年代中ごろから終盤にかけて活躍した偉大な音楽家のモーツァルトは、幼少のころは、音楽家の父から、さまざまな種類の音楽を徹底的に学ばされ、その経験が後の彼のオリジナル楽曲をつくり出す土台になったのです。
幕末の風雲児として有名な坂本龍馬も、西欧諸国の「考え方」や「使っている武器」などをマネして、明治維新の成功に貢献しています。

このように、古今東西を問わず、私たち人類は、すでに成功している人や国をお手本にして「マネ」をして、さらにそれを進展させて、独自の世界を築いて成功、成長してきたのです。というのも、私たちの脳は、「何か新しいことを始めるときは、必ずマネをするための『お手本』が必要」という特性を持っているからです。
私たちの脳は、新しいことに挑戦するときに、お手本となる人がいないと、結果を出すまでに、非常に大きな労力と時間がかかってしまいます。 成功者は、このことを感覚的に知っています。
だから、彼らは、できないことがあると、努力や根性で、なんとか頑張るのではなく、「私は◯◯ができない」と、できないことを素直に認め、自分に合った適切なお手本を探すのです。 
しかし、この脳のメカニズムを知らない多くの人は、・人のマネをするのは、どこかズルい気がする・人のマネをすると、自分のオリジナリティがなくなるのでは?と考えて、自己流で行動して、結局、望む成果を得られず、時間とお金と労力を無駄にしてしまうのです。

by「できないことがなくなる技術」より

カードへの理解が不足している

カードが読めないのは、連想量が少ないから。

以前ツイッターでこんなのが話題になったことがあります!

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https://twitter.com/micorun/status/868415841812873216

このように、同じタロットカードを見ていても、同じキーワードを見ていても、人によって連想する量が違います。
これがリーディングできる人と、できない人の差を生んでいることがあります。

タロットからなかなかリーディングが湧いて来ない人は、「絵柄・あるいはキーワード」についてあまり深く考えておらず、ただ文字だけを認識してしまっており、そこから派生して連想を広げることができていません。
だからリーディングが硬く、もやもやしたものになります。
タロットからスラスラといろいろリーディングできる人は、「絵柄・あるいはキーワード」に対して、より多くのことを連想しています。
だからどんな相談内容であろうと、どんなポジションに出たカードであろうと、なんとなく話を繋げることができるわけです。

例えば愚者のカード。
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これは「自由」「可能性」「独創性」「冒険」を意味するカードだと言われています。

ここで僕の場合は…

  • 自由といえば、仕事をやめて独立したときは、まじめな人からは「愚かな選択だ」と言われたけれども、自分ではすごく自由を感じて、楽になったな
  • フランスの哲学者モンテーニュは「自由とは、自分の全てに対して責任を持つことである」ってゆってた。確かに俺はニートになってからすごく自由になったけど、全てが自己責任になったから、会社員時代のように失敗しても誰かが尻をぬぐってくれることはなくなったな
  • ムーミン谷のスナフキンは、確かに一見すると浮浪者のように見える。でも彼はとても気軽で、身軽で、楽しそうだ。
  • ミニマリズムにおいても、「ものがない生活」のほうが、縛られず、自由になれる、身軽になれる、ってゆってた。
  • 僕は高校生のとき、「髪を染めてはいけない」という不自由さが耐えられなかった。愚者の逆位置ってのは、こんなふうに縛られてる状態のことかもしれない。
  • 僕は赤信号でも車が来ていないなら渡っていいと思うんだけど、人によっては車がきてなくても赤信号なら止まらなければいけないと考える人がいる。愚者の逆位置ってこういうことかもしれない。
  • ライト兄弟は今でこそ「飛行機を作った人」として歴史に名を残しているけど、彼らが挑戦していた当時は「そんなことできるわけない」と世間から笑われ、愚者として扱われていたんだ。
  • iPhoneだって今でこそ世界中でシェアを獲得しているけど、発売当時は「あんなもの売れるわけがない」と笑われていた。多くのコラムニストが「ガラケーの方が優れてる」と論評していた。でもジョブズはそれを売った。世間から愚者と笑われることを受け入れ、可能性に目を向け、冒険に出たから、新しい市場を開拓できたんだ。
  • スティーブジョブズは晩年「愚者であれ(型に縛られるな)」って名言残してた。
  • ビルゲイツも「立派なアイデアより人に笑われるようなアイデアを出しなさい。でないと独創的な仕事をしているとは言えない」って言ってたな。
  • ワンピースのルフィは「俺は海賊王になる」ってゆって笑われてた。でも彼はそれを貫いた。
  • NARUTOのナルトも「俺は火影になる!」ってゆって笑われてた。でも彼はそれを貫いた。
  • 火ノ丸相撲の潮火ノ丸も…以下同文

みたいな感じで、「自由」「可能性」「独創」「冒険」というワードから、様々な知識、あるいは自身の体験に紐づけて考えることができます。

あるいは絵柄に対しても…

  • 愚者は左を向いている。左はタロット的には「内面」の象徴。そして彼は楽しそうに歩いている。自分の内面に正直に生きてるってことかな?
  • 愚者は白いバラを手に持っている。白いバラやゆりは、キリスト教圏では確か純粋さの象徴だったはず。彼は純粋無垢な存在だということかな?
  • 愚者の眼前には崖があり、はるか遠くには山が見えている。崖は「油断すると落ちてしまう危険な場所」であり、思わぬトラブルなどの象徴だったはず。山は「困難」「乗り越えるべき壁」などの象徴だったはず。彼は確かに自由だが、それゆえに抱える困難もあるということだろう。

みたいな感じで、色々と連想が湧いてきます。

しかしタロットからリーディングできない人は、

  • このカードのキーワードは自由だ。

で思考が止まっています。
自由に関して、知識、あるいは体験に紐づけて連想することができていない。
絵柄に対しても「あーたのしそうだなー」くらいしか、浮かんでいない。
だから語れることがなくなり、止まってしまうわけです。

自分の連想量を可視化し、埋めてみよう

このパターンに陥っている人は、以下のようなワークを行うことで改善することができます。

  1. いったん全てのカードの、全てのキーワードに対して、連想できることを書き出してみる
  2. 終わったら、スイスイ埋まったところと、まったく埋まらないところが必ず出てくるので、それを分類する。
  3. 埋まっていないところを埋める

このワークの目的は、現時点のあなたが、「どのカードが得意で」「どのカードは苦手なのか」をはっきりと可視化することです。
それができれば、あなたがすでに得意なものと、そうでないものをしっかり判断できるようになります。
そしたらあとは、苦手なところを埋めていけばいいだけです。
すると、ノートが完成する頃には、スラスラとカードを読めるようになるはずです。

以下に、初心者向けフォーマットを用意しておきます。
カードから連想できる量が少ない人は、まずは全てのカードに対して、以下の表を埋めていきましょう。

カードの名称
→キーワード1
→→そのキーワードから自分が連想できること1
→→そのキーワードから自分が連想できること2
→→そのキーワードから自分が連想できること3 以下思いつく限り無限に

→キーワード2
→→そのキーワードから自分が連想できること1
→→そのキーワードから自分が連想できること2
→→そのキーワードから自分が連想できること3 以下思いつく限り無限に

より実践を想定したいなら、さらに以下の項目を埋めてみるといいでしょう。

キーワード1
→恋愛・状況を意味するならどう解釈する?
→恋愛・気持ちや心境を意味するならどう解釈する?
→恋愛・問題点や障害を意味するならどう解釈する?
→恋愛・解決策やアクションを意味するならどう解釈する?
→仕事・状況を意味するならどう解釈する?
→仕事・気持ちや心境を意味するならどう解釈する?
→仕事・問題点や障害を意味するならどう解釈する?
→仕事・解決策やアクションを意味するならどう解釈する?

キーワード2
→恋愛・状況を意味するならどう解釈する?
→恋愛・気持ちや心境を意味するならどう解釈する?
→恋愛・問題点や障害を意味するならどう解釈する?
→恋愛・解決策やアクションを意味するならどう解釈する?
→仕事・状況を意味するならどう解釈する?
→仕事・気持ちや心境を意味するならどう解釈する?
→仕事・問題点や障害を意味するならどう解釈する?
→仕事・解決策やアクションを意味するならどう解釈する?

全カードを埋めるのはとても大変なような気がするかもしれませんが、1年くらいかけてのんびりやったってかまいませんので、ぜひ一度やってみてください😊
するとこれが全て埋まるころには、「あなたなりのタロット占いの教科書」が完成しているはずです。
それが完成すれば、その頃のあなたは、今よりも桁違いにタロットが読めるようになっているはずです☺️

連想できる知識、あるいは体験が無い場合は?

このワークを実際にやってみるとわかりますが、たまに「どれだけ頭をひねってもまったく言葉が湧いてこないカード」が出てきます。
そういうのは、あなたの中で、なんらかの心のブロックが発生しているテーマだと考えられます。

例えば人生全体で「我慢すること」が当たり前になっているような人は、人生全体で「自由」を感じた母数が少ないため、そのなかでいきなり「自由」というワードを与えられても、なかなかそこから連想できないかもしれません。
こういう場合はどうすればいいか。

これには大きく4つの対処法が考えられます。

一つは、まず時間軸を変えてみることです。
例えば、もし今のあなたが「我慢が当たり前の人」だったとしても、もっと小さい頃などを思い返してみれば、自由に生きていた時代はどこかしらにあったはずです。
あるいは今だって、特定の誰かの前では、もっと自由に、もっと気軽な自分を出せている瞬間はあるはずです。
そういうのをなんとかして、掘り起こしていきましょう。

もしそれでもどうしても、そういう体験が思い出せない場合は、、、
二つ目の対処法は、勇気を出して、今から体験してみることです。
今、毎日我慢している何かを、思い切って手放し、自由に生きてみましょう。
そうすれば、愚者のカードを理解できるようになります。
タロットから連想できることを増やせるようにするには、こういう「自分自身の成長」が必要な場合もあります😎✨

三つ目の対処法は、他人の知識や知恵を借りることです。
そもそも連想することは、別に無理に「自身の体験」でなくたっていいのです。
上記の僕の連想を見ればわかるとおり、僕の連想は「体験」だけではなく、「哲学知識」や「技術進化の歴史の知識」、果ては「マンガやアニメのエピソード」など、かなり幅広く紐づけています。
あなたが好きなものはなんですか?
映画でもいい。
小説でもいい。
歌でもいい。
絵画でもいい。
芸能人でもいい。
モデルでもいい。
なんだっていいのです。
ここまで範囲を広げていけば、どんなキーワードであろうと、「まったく紐づけることができない」ということは、ありえないはずです。

4つ目の対処法です。
それでもどうしても連想が浮かばない場合は、単純な「教養不足」の可能性があります。
この場合は、タロットそのものではなく、現実の知識の勉強をしましょう。
例えば、もしあなたが「自由がわからない」というなら、こういう本を読めば自由がわかるかもしれません。

同じノリで、法王のカードの常識や道徳についてわからないなら、常識や道徳について理解が深まりそうな本を読む。
力のカードの「精神的な強さ」がわからないなら、精神的な強さについて学べそうな本を読む。
そういうのを繰り返していけば、どんどんタロットから連想を広げるための素材が集まっていきますよ🤗✨

心理的要因

次に心理的要因について解説します。
人はいつでも、自分の心によって、自分に壁を作り、限界を作ります。
タロット学習に限らず何をするにしてもそうですが、自分の限界を超えたいときは、自分の価値観・信念・考え方・思考パターンのようなものを変えることが必要です。
ここではよくある心理的要因をいくつかご紹介します。

テストの回答用紙を配られたような気分でタロットに向き合っている

初心者さんの多くは、タロットリーディングをするときに、「テストの答案用紙を配られたときの気分」で向き合っています。
だから、「このリーディングで正しいのだろうか?」と不安になります。
するとこの前提のなかでは、「変なことを言ったら間違ってしまうかもしれない」ということになるので、だから「言葉を出すこと」に対して慎重にならざるを得なくなります。

しかし、この気分は、そもそも現実ではないです。
タロットを読むとき、占者が置かれている状況とは、「テストの回答用紙を配られたときのような状況」ではなく、「白紙の紙を配られ、そこに自由に好きな絵を描いていいと言われたような状況」です。
だから本来、あなたは自由にリーディングしていいのです。
タロットというキャンバスに、自由に、好きな絵を描いていいのです。

これは例えるなら音楽演奏のようなものです。
あなたが、バイオリニストだとします。
あなたは今、舞台に立っています。
ここで「どんなふうに演奏することが正解か?」なんて悩んでも仕方ないですよね。
このときのあなたにできることは、とにかく「自分なりにもっともいいと思う演奏」を行うこと、あとはせいぜいお客様の反応を見ながらそれに合わせて修正していくことくらいのはずです。
タロット占いもこれと同じです。
あなたは、「どうリーディングすると正しいか?」なんて悩んでも仕方ないのです。
そもそもそこに正解なんてないのですから。

その昔、僕のタロット教室に来てくださった方で、カップ10を見て、「空が青いから大丈夫ですよ」とリーディングした人がいました。
これは、冷静に考えれば何を言っているのかさっぱりわかりません。
でもあまりに自信満々にそう言われると、なんだかそんな気がしてきます。
また少なくとも、この言葉で相談者に悪い影響を与えているわけではありません。
だったら、これでいいです。
少なくとも、「ちゃんとリーディングできているか不安だ」と考えながら、ビクビクしてリーディングするよりは、こちらのほうがよっぽど「相談者のため」になっています。
というわけで、根本的に「正しいリーディング」という概念を捨ててください。

あなたが考えるべきことは、
「どう読むと正しいか」
ではなく

「あなたは、どう読みたいか?どう読むとしっくりくるか?」
「そしてそれが、相手にも受け入れられるか?」
の二点です😊

ちゃんとしなきゃと考えている

タロット占いをする際に、
「今の私はちゃんとしているか」
「今の私はきちんと占い師らしい振る舞いができているかどうか」
といったことを異様に気にして、緊張し、「言葉が出てこない」という状態に着地している人がいます。

これは、学生時代に「まじめでいい子タイプ」「優等生タイプ」「学級委員長タイプ」だった人に多いです。
こういう人は、親の教育方針や、学校の教育環境などのせいで、幼い頃からずっと、「主体的に行動して人の役に立つこと」よりも、「誰かの指示に忠実に従うこと」を評価されて生きてきたため、大人になってからもその思考パターンで「他者の評価」を得ようとしてしまっています。
しかし実際には、相談者はあなたの親ではないし、あなたの先生ではないし、あなたの上司でもありません。
相談者があなたに求めていることは、あなたが指示された通りにきちんと行動するかではなく、むしろその逆、「あなたが主体的に、指示された以上の何かを返してくれること」「あなたが思いもよらなかったワクワクをくれること」です。
するとその中で、「ちゃんとしなきゃ」という強迫観念にとらわれることは、まるでトンチンカンな努力です。

もしあなたが、このパターンに該当しそうな場合は、今すぐ「あっちょんぶりけ😆」と叫んでください。
しかるのちに、まずはっきりと、あなたの中の目標地点を「ちゃんとすること」ではなく
「おもしろいこということ」
「相談者を笑わせること」
「相談者と仲良くなること」
「相談者と共通の話題を見つけて、話を盛り上げること、意気投合すること」

に変えてみてください。

これは日々意識しろということではなく、占いセッションをする前に、毎回必ず、
「今日の目標は、相談者を2回笑わせることにしよう」
「ではそのためにどういうネタを用意しようかな?」とか

「今日の目標は、相談者と共通の話題を見つけて、それについて5分以上話すことにしよう」
「ではそのために、事前ヒアリングのときにすこしだけ趣味の話をふってみよう」といった感じで
具体的な行動レベルまで想像してくださいということです。

このようにして、新しい目標意識を抱いた自分で、まずは100回ほど人を占ってみましょう。
すると最初のうちはほとんどうまくいかず、心が折れそうになる瞬間もあるかもしれませんが、それでも100回もやれば、一度や二度くらいは、相談者を笑わせることができるはずです。
相談者と仲良くなることができるはずです。
そうやって成功パターンを掴んだら、次の100回は同じ状況を再現するにはどうしたらいいかを日々工夫してみてください。
これを繰り返していけば、どんどんタロットから自由なインスピレーションを湧き上がらせることができるようになります。

「整ったものを作らなければ」と考えている。

漫画家さんなどで、「絵を綺麗にしなければ」という脅迫観念にとらわれて、とにかく全てを綺麗に描こうとする人がいます。
しかしこういう人は、なかなか結果を出せないことが多いです。
なぜなら、読者が欲しているものは、「おもしろい漫画」であり、「絵が綺麗な漫画」ではないからです。
実際、新人賞などをとって話題になる漫画というのは、絵そのものは雑で汚かったりすることが多いものです。
それでも、その漫画は、おもしろいから、売れています。

タロット占いにおいても、同じようなパターンにはまって考えて、動けなくなっている人がいます。
彼らは、「きちんとタロットを読まなければ」という脅迫観念にとらわれ、緊張してしまっています。

こういう人は、「きちんと読んでるかどうかなんて、どうでもいいことだ」と理解してください。
実際、僕はケルト十字スプレッドを展開したとしても、出たカード全てを無理にしっかり読もうとしません。
パッと見て連想が湧いたところを、語るだけです。
このリーディングのやり方は、「タロット占いの教科書」的には正しくないのかもしれません。
しかし、連想がさほど浮かんでないような場所を無理に語って時間を消費するよりは、すでに連想が浮かんでいるところをばんばん語った方が、相談者からしても聞いてて楽しいはずです。
これくらいのノリでいいのです。
重要なのは「正しいタロット占いができること」ではなく、「相談者になんらかの貢献ができること」です。

芸術家の岡本太郎さんは、こんな言葉を残しています。

ゴッホは美しい。
だがきれいではない。
ピカソは美しい。
しかし、けっして、きれいではない。

by「壁を破る言葉」より

この言葉からもわかるように、世の中で評価されるものとは、必ずしも「整頓されたもの」だとは限りません。
むしろ整頓されていないいびつな形のもののほうが、「味がある」と評されることも多いものです。
だから、あまり細かく「整然とした占いをしよう」と考えないようにしましょう。

お金のブロックがある

「お金のブロック」が強いと、タロットから連想することが困難になる場合があります。

お金のブロックとは、「お金をいただくからには、しっかりしたセッションをしなければいけないはずだ」とか、「お金をいただくからにはきちんとした占いをしなければいけないはずだ」といった考えのことをさします。
こんなふうに考えていると、単純に緊張するので、脳みそがまわらなくなります。
すると当然、「タロットが読めない」という結果に着地します。

こういう人は、お金に対する考え方を変えてください。
「私は、いくらか雑なサービスでお金をいただいても構わない」
と考えてください。

実際それは、いいことなのです。
もっと冷静に世の中を見渡してみてください。

例えば、海の家の焼きそばやラーメンは、それほどハイクオリティだったでしょうか?
あるいはお祭りのたこ焼きや、お好み焼き
あるいは文化祭のフランクフルトや、お化け屋敷。
あれらは、そんなにハイクオリティで、「お金をいただくのに申し分のないレベル」でしたか?
決してそんなことはなかったはずです。
それでもあなたは、そういう場所で、喜んでお金を出して、それらを買っていたはずです。
こんなふうにちょっと視点を変えてみてみれば、この世の中には「クオリティが低くても成立している経済」なんていくらでも存在することに気付くはずです。
だから、「お金をいただくこと」は、そこまで高いクオリティが求められることではないのです。

あるいは、プロ歌手だって、スランプの時期に突入し、一時的に「クオリティを維持できない時期」は誰でもあるものです。
すると、ファンからの評価は、確かに下がるかもしれません。
でもだからといって、そのファンの人たちが、その歌手に「金を返せ」と訴訟を起こしたりするでしょうか?
そんなことないですよね。
そう、そんなことはないのです。
彼らは、ただ「離れていく」という結果を突きつけてくるだけです。

つまり、この世界に存在するルールをより正確に表現すると

「低クオリティな商品を売ってはならない」
ではなく

「低クオリティな商品を売っても良い」
「だがそれに甘んじていれば少しずつ顧客からの信頼を失い、いつか稼げなくなるよ」
というだけなのです。

だからあなたも、
「私は雑なセッションを売ってはならない」
という考えを捨てて

「私は雑なセッションを売ってもいい」
(でもそれに甘んじてもいけないから、少しずつ成長することも忘れないようにしよう)
と認識してみてください。
するといくらか緊張がとけるので、タロットからのイメージが素直に湧いてくるようになります。

なお、「吠えろペン」という漫画でこんなセリフがあります。

勇気を出せっ!!
キミに足りないのは、勇気だ!
駄作を作る、勇気だ!!
駄作で金をもらってこそ、本当のプロ!!

 

納得いく仕事だと!?
笑わせるな!!
自分では駄作か!?
と思っても、出してみたら、そうでない時もある!
そこはカケだ!!

 

(駄作を世に出したら…自分が苦しむのでは?)
当たり前だ!!
だから、次は外さんようにとあがく!!
しかし、次もダメかもしれん!
そしたらまた次だ!!
…作らなければ、次につながっていかないだろう!

 

1本や2本駄作を出しちまっても……
自分を許してやれる大きさを持て!
3回のうち―――1回イイものができればOK!!
3回ともイイものを出そうなんて欲張りは―――
おれが許しても天が許さん!!!
そう肝に銘じろ!!
おれなら、少なくとも、3回に1回イイものができたら…
…天に感謝だ!!

by「吼えろペン」より

お金のブロックの問題を、正義感でごまかしている

一つ前でお金のブロックのことを解説しました。
しかしたまに、どれだけ説明しても、「でもやっぱりお金をいただいているのに雑な商品を提供することには罪悪感を感じます」と言う人がいます。

こういう人は、少々厳しい言い方になってしまいますが、
「現実問題として、あなたのなかのその罪悪感は、誰の役に立っているのか?」
を考えてください。

「雑な仕事でお金を受け取ってもいい」という価値観を採用すれば、人は緊張から解放されるので、タロットが読めるようになり、相談者の役に立つことができます。
しかし「雑な仕事でお金を受け取ってはならない」という価値観を採用する人は、緊張にとらわれるので、タロットが読めません。
すると結果的には、「雑な仕事でお金を受け取ってもいい」と認めた人のほうが「良い仕事」をすることができており、「雑な仕事でお金を受け取ってはならない」と信じているあなたのほうが「雑な仕事」をしてしまっていることになります。
このように考えていくと、あなたの中のその罪悪感は、誰の役にも立っていないことに気付くはずです。

基本的な考え方として、正義や信念とは「口で語るもの」ではなく、「行動で示すもの」だと考えましょう。
あなたは、口では「罪悪感を感じる」としきりに語りますが、だからどうしたというのでしょう。
口で語るだけなら、それは誰でもできます。

失敗は恥ずかしいことだと考えている。

タロットに限らず、音楽や絵画、マンガや小説、どんなことでも一緒ですが、「失敗することは恥ずかしいことだ」という価値観を持っている人は何もなすことはできません。

なぜなら、この価値観があると、
そこから派生して、無意識レベルで以下のような考えが生まれてしまうからです。

→失敗することは恥ずかしいことだ。
→だから、失敗したくない。
→では失敗しないためにもっとも合理的な手法はなんだろうか?
→それは、そもそも挑戦しないことだ。
→だから、タロットを展開しても、「言葉が浮かんでこない自分」でありつづけよう。
→そうすれば、「リーディングがへたっぴ」とか、「へんてこなリーディング」と笑われる可能性を、0にすることができる。

こいいう人は、この根底にある価値観を変えてください。
具体的には、「失敗は恥ずべきこと」という価値観を、「失敗してもいいや」に変えてみましょう。

実際、失敗したっていいのです。
別にあなたが失敗したとしても、あなたはそこで死ぬわけじゃありませんし、借金100億を背負うわけではありません。
死なないのであれば、あなたはいくらでも「やり直すこと」ができます。
だったら個別の失敗は、なんら恐れるようなことではありません。

それでもどうしても考え方を変えられない人は、「失敗=人に話せる笑い話ネタが一つ増えた」と考えてみてください。
あなたは「失敗=恥ずべきこと」という前提で考えているため、それは「隠さなければいけないこと」だと思い込んでいるかもしれませんが、そんなルールはどこにも存在しません。
むしろ、隠せば隠すほど、あなたはいつまでもその体験を自分の中で消化することができないため、いつまでも引きずり続けることになります。
だったらそれは、笑い話にして、どんどん人に話せばいいです。
そのほうが、あなたはその失敗体験を、自分の中で消化することができます。

今の自分の未熟さを見ておらず、理想の自分しか見ていない。

一つ前の「失敗を恐れている」という話にも通じますが、タロットが読めない人の多くは、「最初からものすごく上手にタロットが読める自分になれること」を期待しています
しかしこういう考えがあると、あなたは、あなた自身に対して「プロ占い師並みに読めるときしか行動してはならない」という制約を作ってしまいます。
その結果、「言葉が出てこない」という結果に着地してしまいます。

こういう人は、まず
「自分という人間は、自分が期待していたほど、たいした人間ではなかったのだ」
「今の自分は、まったく大した人間ではないのだ」
と認めてください。

実際、今のあなたは「タロットが読めない」と悩む程度に、大した人間ではなかったのです。
その事実を無視して、「最初から上手にやらなければ」なんて考えるのは自惚れるにもほどがあります。
またそもそも人間なんて最初のうちは誰でも上手にできなくて当たり前です。
ピカソだってベートーヴェンだって、最初は初心者から始まりました。
どんな分野の偉人であろうと、最初は未熟者だったのです。
この時期を通さずに、いきなり上手にできた人など、人類の歴史上存在しません。
そういう当たり前のことを無視して、自分に対して「最初から上手にできるようにならなきゃ」と求めるのは、あなた自身がかわいそうです。
あなたを、これ以上いじめないでください。

しかるのちに、あなたの中の目標地点を「最初からすごいタロットセッションをすること」ではなく、「今目の前にいる相談者に対して、ベストな回答でなくてもいいから、今の自分なりにできる最大限の貢献をすること」に変えてください。
もし相談者がへこんでいるようなら、ひとまず慰めてみましょう。
もし相談者が後押しをしてほしそうなら、ひとまず後押しをしてみましょう。
するとあなたはまだ未熟者なので、いきなり完璧に慰めることはできないでしょう。後押しするときも、どこかしどろもどろになるでしょう。
でも、それでいいです。
それでもあなたなりの全力を尽くしてみましょう。

そうすれば、いくらかは言葉が浮かんでくるようになります。
その「小さな成功体験」を積み重ねてください。
基本的に「ものすごく上手に読める状態」とは、その小さな成功体験を1000ほど積み重ねた先に、到達できるものだと理解してください。




https://twitter.com/_NaokiSaito/status/1018414631466004480?ref_src=twsrc%5Etfw%7Ctwcamp%5Etweetembed%7Ctwterm%5E1018414631466004480&ref_url=https%3A%2F%2Fdshocker-tarot.hatenablog.jp%2Fentry%2F2018%2F07%2F24%2F182543

「結果」に着目しすぎている。

人間は、目標地点を
「良い結果を出すこと」
に設定すると、そのこと自体がプレッシャーになり、本来の力を発揮できなくなります。

このパターンに当てはまりそうな人は、
目標地点を
「自分なりのベストを尽くすこと」
に変えてみてください。
自分なりのベストを尽くしたなら、結果が伴わなくてもいいと、考えるようにしてみてください。
すると心がプレッシャーから解放され、自由に行動できるようになります。

負けない技術という本があります。
本書では、

「負け」を引き寄せる原因の99%は自滅である。
そして自滅を引き寄せるのはいつでも「勝ちたい」という欲求である。

としたうえで、

だから、勝つことよりも、「自分に負けないこと」や「いい勝負をすること」を目指すといい。
結果そのものではなく、自分なりのベストを尽くすことを目指すといい。
すると心がリラックスするので、負けなくなる。

といった話が書いてあります。

それでもどうしても、結果に執着する心が捨てられない人は、
松岡修造さんのCCレモン応援ソングを聞きましょう。

この中でも、
「ベストを尽くした結果なら、失敗したって全然おっけー♪」
という歌詞があります。

あるいは、岡本太郎の「壁を破る言葉」という本を読んでみてください。
本書では、以下のような言葉がたくさん紹介されています。

評価されるなんていっさい必要なし!
音が好きならば、音になっていないといわれようと音を出す。
これが前提だな

芸術というのは
認められるとか、売れるとか、そんなことはどうでもいいんだよ。
無条件で、自分ひとりで、宇宙にひらけばいいんだ。

ようするに
松岡修造でも、
岡本太郎でも、
誰でもいいのですが、
「自分をプレッシャーから解放してくれる言葉」
を能動的に探し、それを自分の内面にどんどん落とし込んでほしいのです。
そうすれば、だんだんとそういう感覚が理解できるようになってきます。

「人に迷惑をかけてはいけない」と考えている。

これはコミュ障気味な人に多いパターンです。
コミュ障の人は、とにかく「他人様を怒らせたり悲しませたり傷つけたりしてはならない」「他人様に迷惑をかけてはならない」という考えにこりかたまっている人が多いです。

しかしそういう考えを持っていると、緊張します。
緊張すれば、とうぜん言葉が出てこなくなります。

ではどうすればいいか。
簡単です。
コミュ力が高い人の考えを取り入れてください。
コミュ力が高い人は、たいてい根底に以下のような考えを抱いています。

私は
他人を怒らせてもいい。
他人を悲しませてもいい。
他人を傷つけてもいい。
そもそもこういうことは、どんなに注意してたって起きるときは起きるものだ。
だったら、「発生させないこと」に力を入れても仕方ない。
それよりもむしろ、発生はしてしまうことを前提に、気付いた段階で「フォローする力」を磨いたほうがいい。
フォローすれば、ちゃんと元の流れに戻すことができる。

このように考え、フォローするパターンを増やしていけば、人に迷惑をかけることは何も怖くないと認識できるようになります。
するとリラックスでき、自然体で対話することができます。
すると、タロットから言葉が浮かんでくるようになります。

自分一人で考えようとしている。

例えば、過去に「ワンドのナイト」が出たとします。
これは「過去の相談者は行動的な人物だった」と読むこともできますが、「過去の相談者は行動的な誰かから影響を受けていた」と読むこともできます。
どちらで読んだほうが適切なのかは、この時点ではなんともいえないでしょう。

このときタロットが最初から読める人の多くは
相談者に「何か思い当たることはありますか?」と聞きます。
タロットが読めない人の多くは、一人でうーんうーんと唸っているだけです。
彼らは、「読めないところは、相談者の力を借りればいい」という発想がないのです。

こういう人は大抵、タロットに限らず人生全体で「人に助けを求めることができない人」が多いです。
助けを求めることに、罪悪感のようなものを持っています。
あるいは、「できない人間だとバレたら見捨てられる」みたいなことを考えています。
だから、他者に助けを求められない。

このパターンに当てはまりそうな人は、「むしろ助けを求めないほうが迷惑だ」と理解してください。
例えばタロットリーディングにおいては、あなたがそうやって「できない自分」を隠していることは、相談者のためになっているでしょうか?
まったくなっていないはずです。
しかしあなたが勇気を出して「できない自分」を表現し、「何か思い当たることはありますか?」と素直に聞けば、相談者が何かおもしろいエピソードを語ってくれて、そこからピンとこなかったカードの解釈がスイスイと埋まっていくかもしれません。

日常レベルにおいても、あなたがそうやって「できない自分」を隠していても、結局あなたはできないんですから、最後はあなたは相手に迷惑をかけてしまいます。
すると相手にとっては、「なんでそのことをもっと早く言わねえんだよ!」という気分になるでしょう。
しかし、もしあなたが「できない自分」を正直に告白し、できないことに対して素直に助けを求める習慣を生きたならば、そのほうが相手にとっても「ものごとがスムーズに進む人だ」と感じられるでしょう。

基本的に弱いことや未熟なことは、隠せば隠すほどに、相手に迷惑をかけることになります。
オープンにすればするほどに、相手に迷惑をかけずにスムーズにものごとを進めることができます。
そのことを忘れないでください。

自分は迷惑でお荷物な存在だと信仰している。

対人関係が苦手な人は、
「自分はなんの取り柄もない、なんの価値もない、役立たずな存在である」
「そんな私が少しでも人に嫌われないようにするためには、とにかく迷惑にならないよう注意することが全てのはずだ」
と決めつけて考えてしまっている人が多いです。

このような前提を抱いていては、タロットから言葉が浮かんでこないのは当然です。
浮かんできたとしても、それを表現したら「人に迷惑をかけてしまうかもしれない」と考えてしまうでしょうから、それではいつまでも連想を自由に表現することはできないでしょう。

このパターンに思い当たる人は、以下のように考えを変えてください。

「そもそも、『私にはなんの取り柄もない』というこの前提がそもそも間違っているかもしれない」
「私は、価値ある存在かもしれない」
「私は、私の言葉によって人に迷惑をかけるどころか、むしろ人を勇気付けたり、心を癒したりなど、他者に貢献することができるかもしれない」

このような前提となれば、あなたの内面に、「連想を止めたほうがいいと判断する根拠」が無くなります。
だから、タロットから言葉が浮かんでくるようになります。

「相手に合わせなければいけない」と思っている。

どちらかといえば女性は共感を重視する方が多いので、占いセッションをする際にも、
「この相談者さんは私に何を言ってほしいのだろうか?」とか、
「今の私は相談者の期待にちゃんと応えることができているだろうか?」といったことを気にする方が多いです。

これ自体は、適量なら相談者とコミュニケーションを深めることができるスキルになる場合もあります。
しかし、いきすれば緊張を生む原因になります。

このパターンに陥っている方は、いったん「私は相手に合わせなくてもいい」と考えてみてください。
実際、あなたは合わせなくていいのです。
逆に聞きたいですが、「相談者の期待に答えるために相談者の顔色をうかがってばかりいるカリスマ占い師」なんて聞いたことありますか?
おそらく、そんな人はいないはずです。
なぜなら、「カリスマ性とは相手に合わせて自分を封じ込めるのではなく、相手がどんな人だろうと気にせず自分なりの世界観を語り、自分の世界観で相談者をに染め上げてしまうからこそ成立するもの」だからです。

カリスマ性がある占い師の多くは、確立された独自の世界観を持っています。
その世界観にみんなを染め上げてしまうからこそ、皆に必要とされ、求められます。

そんな中、今のあなたは、自分の世界観を語ろうとせず、「相手の世界観に迎合すること」を目指してしまっています。
これって、なんだかおかしな努力だと気付きませんか?

そうです。
あなたは、相談者になんか合わせなくていいのです。
あなたが考えるべきことは、「あなたは相談者をどう変えたいか」「それを相談者にとって受け入れやすい形に表現するにはどのような方法が考えられるか」の二点だけです。

モジモジ癖がついている

日常においてモジモジして話す癖がついている人は、当然タロット占いをする際においてもモジモジしてしまう可能性が高いです。
このパターンに陥ってる人は、いったん「いつも通りのあなた」を殺してください。
その代わりに、「理想の自分」をイメージしてください。

理想の自分とは、漫画や映画のキャラでも、芸能人でも、歴史上の偉人でもなんでもいいので、あなたが「この人みたいになりたい」とイメージできる誰かのことです。
それを思い浮かべたら、次に自分自身がそれになりきってみてください。

いったん、「これは占いのセッションだ」ということを忘れて、「これはその人ごっこをする遊びだ」と考え、その人のふりをし、演じ、タロットリーディングをしてみてください。
すると、モジモジしなくなってきます。

これは心理学でモデリングと呼ばれる技法です。
人は、「真似っこ遊び」と考えることで、いったん「いつもと違う自分」を出すことができるんです。
どうしてもモジモジしちゃう人は、ぜひ活用してみてくださいね😊

なお、これは決して「嘘をつけ」ということではありません。
あなたの中の「本当の自分を引き出せ」ということです。

多くの人は長い人生を生きていく途上で、周囲や社会に迎合するため、「本当の自分」を封じ、「凡庸でとるにたらない人間のふり」をし、「どこにでもいるありふれたつまらない、とるにたらない人間のふり」をして生きています。
その心のロックを外し、自分自身に対して「偉大な人間になることを許可せよ」ということです。
自分のあり方を変えれば、浮かんでくる言葉も変わります😊

カリスマになる勇気がない

「占い師になる」ということは、「人を導く存在になる」ということです。
これは言い方を変えるなら、「誰かにとってのカリスマやヒーローになる」ということです。
しかし多くのタロット初心者は、その勇気がないままに、タロットに向き合っています。
なんなら、「私はまだ初心者だから」「私はまだ未熟だから」「私はダメな子だから」といった言葉で、自分を蔑んで認識している人がたくさんいます。

そんな前提を抱いていれば、当然タロットから素敵な言葉が浮かんできたとしても、
「私なんかが偉そうに言ってはいけないんじゃないか」という思いが拭えないでしょうから、
せっかく浮かんできた直感を堂々と語ることができないでしょう。

こういう人は、いったん「なりきる」といいです。
上記のモデリングと同じです。
いったん、理想の自分を想像し、その自分を演じるつもりでタロット占いをしてみてください。
すると出てくる言葉がかわります。

アメリカの有名タロティスト「レイチェルポラック」も、タロット上達のためのワークとして「全知全能のDrアポロになりきる」というワークショップを行なっています。

・Drアポロのなんでもスプレッド

  1. 知られしものよ!(質問者が認識はしているものの、もっとよく注意して見直してみるべき何か)
  2. 知られざるものよ!(質問者が認識していないけれども、学ぶ必要がある何か)
  3. 危うし!(質問者が極めて用心するべき何か)
  4. 幸運よ!(状況から引き出すことができる、有益な、あるいはパワフルな何か)
  5. アクション!(ほとんどのリーディングが「何をするべきか」を明確に教えてくれないのに対して、Drアポロは鋭く単刀直入な指示を与えることに躊躇しません。なぜこのスプレッドが人気なのか、このカードからきっとお分かりになるでしょう)

このようなワークは、一見ただのごっこ遊びのように見えますが、「偉大な自分として他者と接すること」の練習として非常に有用なのでぜひ挑戦してみてください。
そうすることで、発想も、伝え方も、全てが変わっていきます。

「あがってしまうのは世界で自分だけだ」と考えている

コミュニケーション能力が低い人は大抵、「欠落しているのは自分だけだ」という幻想に怯えています。

人と上手に話せない。
こんな欠落を抱えているのは、この世界で自分だけのはずだ。
私はなんて劣ってるんだ。

ってな具合です。

彼らは同じロジックで全ての事象を解釈しようとするため、タロット占いをしていても、
タロットを上手に読めない
こんなに下手くそでダサいのは、この世界で自分だけのはずだ。
私はなんて劣ってるんだ

といった捉え方をします。

しかしこのように考えていれば、あなたはより緊張し、より他者とコミュニケーションがとれない自分に成り下がってしまうでしょう。
そこで、以下のように考え方を変えてください。

人と上手に話せないのは、きっと自分だけじゃないはずだ。
世の中には同じような悩みを抱えている人がたくさんいるはずだ。

タロットが上手に読めないのは、きっと自分だけじゃないはずだ。
世の中には同じような悩みを抱えている人がたくさんいるはずだ。

このように考えれば、緊張することに対する捉え方が変わるので、いくらか緊張しづらくなるはずです。
そして実際、あなたは一人ではないのです。
世の中にはあなたと同じ悩みを抱えている人はいくらでもいます。

あなたが感じているその孤独は、あなたの空想です。
現実を見ましょう。
現実の世界には、あなたの仲間がたくさんいます。
あなたは一人ではないのです。
だから、緊張する必要はないのです。

自己暗示をかけている

タロットが読めないと悩む人は、日常レベルにおいて「できない理由」を並べ立てて、自分で自分に対して「これはできなくて仕方ないことなんだ」という自己暗示をかけている人が多いです。

例えば以下のようなものです。

「私はコミュ障な性格なんです」
(「だからタロットを読むときについおどおどしてしまう、できなくても仕方ない」という自己暗示をかけている)

「人の目を気にしないって難しいですね」
(「難しいからできない、これは仕方ないことなんだ」という自己暗示をかけている)

基本的に人間は、「言葉」によって形成されます。
すると、こんなふうに「できない理由」になるような言葉ばかり並べていれば、自分に対してどんどん「できなくて仕方ない」という言い訳を与えます。
この積み重ねが、あなたの「できない」を作っています。

このパターンに陥ってる人は、いったん意識して言葉を変えてください。
もしあなた頭に「できない理由」が浮かんだら、その全てに対して「本当にそうなんだろうか?」と問いただしてください。
このようにして言葉を変えていくと、なんらかの見落としに気付くことができます。

例えば以下のような感じです。

「私はコミュ障な性格なんです」
→実は自分が気付いていないだけで、コミュニケーション能力が高い一面もあるかもしれない。
→そう考えてみると、親しい友人の前ではわりと普通にしゃべってる。
→あのときの自分を、他の人に対しても発揮すればいいだけか
→ではどうすれば、安定的に、あの自分を表現できるようになるだろうか?

「人の目を気にしないって難しいですね」
→実は自分が無知なだけで、「簡単に実現する方法」はあるかもしれない。
→探してみよう。アマゾンで「人の目 気になる」みたいなワードで検索してみよう
→あ、なんか面白そうな本を見つけた。もしかしたらこれを読めば変えられるかも…

このように考えていくと、あなたの中の「できない」を変えることができます。

楽しんでいない

もしあなたが、あんまり小難しいことをいちいち考えるのがめんどくさい場合は、いったん「自分が楽しむこと」を何よりも優先してみてください。
人によっては、シンプルにそれくらいの意識で臨んだほうが結果が出せる場合もあります。

あなたは、占いに興味を持ち始めたばかりだったころ、今ほどそんなに難しく考えていたでしょうか。
そんなことはなかったはずです。
もっと「当たってるーふしぎー!」とか、「なんでわかるんだろう!」みたいな、楽しさを中心に、タロットと向き合っていたはずです。
その頃の気持ちを思い出してみてください。
すると、緊張がとけます。
すると、良いリーディングが奏でられるようになります。

雑念を捨て、集中する

ここまで様々なパターンの心理的要因を解説してきましたが、これらに共通していることは、結局のところ「雑念が多く、集中していない」ということです。
タロットが読めないと悩む人の多くは、「タロットを読むこと」よりも、「人に嫌われたくない」「笑われたらどうしよう」「怒られたらどうしよう」「お金をいただくからには…」といった雑念についてばかり頭を巡らせている。
だからタロットが読めないということです。

というわけで、無駄なことを考えないでください。
雑念を捨て、ただただ目の前のカードを読むことだけに集中してみてください。
確かに、「相手を不快にさせないようにすること」とか、「お金をいただくからには相手に満足してもらいたい」と考えることは大切です。
しかし、そういうのは、事前のイメージトレーニングの段階で工夫するべきことであって、タロットを読むその瞬間に考えるべきことではありません。
タロットを読むときは、タロットを読むことだけに集中しましょう。
結果的にはそのほうが、相手を不快にさせないでしょうし、相手に満足を与えることができるはずです。

ワンナウツというマンガがあります。
この中でも、こんなセリフがあります。

ゲームに集中するとは、ゲームについて思いをめぐらすことじゃない。
むしろ下手に思いを巡らせるからプレッシャーを感じ、挙げ句、心理的抑制を強めてしまう。

あれこれ考えるってのは練習の段階でやるべきことであって、ここぞという場面でやることではない。
勝負の瞬間での究極の集中状態とはな、、、
一切の雑念を排除すること。
…つまり無になるってことだ。



by「ONE OUTS」より

自分へのこだわりを捨てる

ここまで様々な心理的要因のパターンをあげてきましたが、これらに共通していることは、結局のところ「自分を守ることばかり考えている」ということです。

失敗したくないだの、
人に批判されたくないだの
人に迷惑をかけたくないだの、
恥をかきたくないだの、
笑われたくないだの、
そうやっていつでも「いかにして自分が傷つかないか」という点にばかり、最大限の集中を向けている。
だから、タロットが読めないわけです。

もしあなたがこの表現にしっくりくるのであれば、ぜひこれからは「もう自分を守るのはやめる」と決意してください。
そしてこれからは、「自分がどれだけ恥をかこうが、笑われようが、別にどうだっていいことだ」と考えるようにしてみてください。
すると心の鎖から解放され、身軽に行動できるようになります。

実際のところ、我々人間は200年前の農民Aがどんな人生をあゆんだかなんて誰も知りません。
そしてあなたもいつかは、そういう存在になるのです。
つまり、あなたがどれだけ恥をかこうが、笑われようが、バカにされようが、批判されようが、世間からつまはじきにされようが、どうせ200年もすれば誰もそんなことは覚えていないのです。

だったら、どうだっていいじゃないですか。
自分が恥ずかしい思いをしたって、失敗したって、そんなこと、どうだっていいじゃないですか。

もしあなたがこの境地に達することができれば、そのときのあなたは必ず、あらゆる「鎖」から解放され、覚醒し、自分の能力を最大限まで発揮できるようになります。

凡人は、「自分」が大好きです。
もしくは、「自分」が大嫌いです。

優れた人々は、「自分」は幻想であり、単なる観念であることを知っています。
ゆえに、自分に対して、好き嫌いも感じません。
自分に対するこだわりを捨てることで、判断のスピードも加速します。
「こんな選択、自分らしくない」というくだらない葛藤とは、彼らは無縁なのです。

彼らは同時に、「自分」の境目をあいまいにし、範囲を広げていく努力も怠りません。
会社を経営しているなら、会社もまた、自分の一部です。
それを支えるスタッフ、クライアントも、自分の一部です。
さらにいえば、社会全体、もっといえば、この宇宙だって、自分の一部です。
自分は宇宙であり、宇宙は自分である。
彼らはときに、そんな突飛な肌感覚すら得ることがあります。
ゆえに、「自分」が好きだ嫌いだ、という低次元の話にとらわれることはないのです。

by「凡人を脱するための10の考え方」より

習慣レベルの要因

最後に習慣レベルの要因をいくつかあげておきます。
これらは、直接的にはタロットとは関係がないように思えるかもしれませんが、案外、自分でも気付いていないところで大きな影響を受けているものなので、ぜひ意識してみてください。

運動習慣の不足

タロットが読めないと悩む人の多くは、運動習慣がない人が多いです。
というわけで、運動をしてみてください。笑
これは一見するとまったく関係なさそうに見えますが、密接に関係しています。
結局のところ脳とは体の一部なので、体が健康であったほうが、脳も安定的に稼働しやすいのです。

実は僕自身、「タロット占いからの連想が安定化した」のは、筋トレを始めてからです。
2015年くらいまでの僕は、わりと「タロットからの連想にむらがある人」でした。
もちろんその時々で、自分なりに全力は尽くしているつもりなのですが、それでもどうしても「ポジティブな連想ができるとき」と「そうなりきれないとき」がありました。
でも当時の僕は、これに対してどうしていいかが、自分でもわかりませんでした。

しかし、2016年の9月頃、、、
ぼくはいろいろあって、ひょんなことから渋谷のパーソナルジムに通うようになりました。
そしたら、そこから一気に「連想」が安定するようになりました。

筋トレを始めてからの僕は、まず単純に、体力が高くなったので、人と接するときも元気な自分で接することができるようになりました。
次に、思考がクリアーな時間が増えました。
これまでの僕は、日常生活の細かいことでいちいち思い悩んだり、くよくよすることも多かったのですが、そういうのも全部なくなりました。
それらの総合的な結果、「なんかいい感じの言葉」がたくさんつむげるようになりました。

というわけで、タロットをもっともっと極めたい人は、ぜひ筋トレしてみてください☺️笑

運動が苦手なら、トレーナーをつけよう

ちなみに、占い好きな人はインドアな人が多そうなのでいちおう言っておくと、もしあなたが運動に苦手意識をもっているのであれば、普通にジムに通うのではなく、トレーナーをちゃんとつけて、個人指導を受けたほうがいいです。
僕ももともとは「ゲーム大好き」「読書大好き」「運動なんて高校一年生以来したことない」というレベルの人だったので、普通のジムに通ってたら、どれだけ運動しても、きちんとした適切なフォームで運動ができないので、なかなか成果が出なくて、そのまま継続できなかったと思います。
しかし当時の僕は、自分がどれだけ運動苦手かをしっかり理解していたので、多少お金がかかっても、ちゃんと個人トレーナーをつけました。
確かに僕が通っているところは1回8000円とかなので、月額4000円で通い放題みたいなところに比べれば高いです。
でもその分、より効果的な、しっかりしたトレーニングを受けることができるので、週1とか、隔週1回とかでも、しっかり効果を出すことができます。
そういうところに通ったほうが、結果的にはコスト対パフォーマンスは高いです☺️

筋トレといっても、そこまで難しく考えなくていい。

ちなみに筋トレが苦手な人は、ついつい「毎日がんばらなければいけない」と思い込みがちですが、そんなことないので安心してください。
僕もそこまで毎日しっかり運動しているうわけではないです。
自分一人でだと寂しくて、なんかやる気起きないんですよね笑

僕の運動ペースは、最初のころはそんなにお金がなかったので、隔週1回、つまり月2回くらいでした。
でもその後、筋トレのおかげで元気になり、元気になったおかげでタロット占いのお仕事でお金が稼げるようになってきたので、段階的に週1に増やしました。
今もそのペースを継続しています。
これくらいの努力で、十分な体力をつけることができます。

というわけで、なかなかタロットからいい連想が湧いてこない人は、いっそこういう「体を鍛えて心を鍛える」みたいなアクションも、方法の一つとして取り入れてみてください。笑

睡眠や食事の質が悪い

一つ前の「筋トレ」の話にも通じますが、脳は体の一部なので、睡眠や食事の質にも影響を受けます。
僕の場合も、「コンビニ弁当ばかり」を食べていた頃よりは、しっかりした料理を食べるようにしてからのほうが、はるかに良い連想が湧いてくるようになりました。
毎日朝五時までゲームをして、その後4時間しか寝ない習慣を生きているときより、毎日1時には寝て8時間の睡眠をしっかりとる習慣を生きるようにしてからのほうが、タロットから浮かんでくる連想がはるかに桁違いに変わりました。
というわけで、どうしてもタロットから言葉が浮かんで来ない人は、いったん体の健康を整えてみてください。
そのほうが遠回りに見えて近道であることも多いです。

背筋が丸まっている。

タロットが読めない人の多くは、「背筋を丸めて猫背で喋っている人」が多いです。
その逆にタロットが最初から読める人の多くは、「背筋をピンとして、話している人」が多いです。

これらがなぜ関係するのかは科学的な法則は不明ですが、しかしこれだけ一定の傾向があるということは、なんらかの関係性があるのでしょう。
世の中の「コミュニケーション能力を高めるためのレッスンなど」を見ていても、コーチが最初に行うことはたいてい「姿勢の矯正」であることが多いようです。

というわけで、タロット占いから言葉が浮かんでこなくて困っている人は、いったん自分の姿勢を見つめ直してみるといいです。
人を占っているときの自分を動画などで撮影し、検証したりするとなお良いです。

さいごに

ここまで読んでいただき、ありがとうございます。
この記事では、僕がこれまで見た中で、「タロットが読めない人」によくありがちな共通パターンを羅列してみました。
この中で、あなたに当てはまりそうなものを見つけたら、それらに対して、それぞれの対処を行ってみてください☺️