久々に男性からの占い依頼がきた。
相談者は社長さん。
「彼の会社経営に関する今後」を占ってみた。
使用したのはケルト十字スプレッド。
結果はこんな感じだった。
・過去 ペンタクル2
・現在 カップ2
・障害 ペンタクル3
・未来 カップ4
・意識 ワンドのナイト
・無意識 ワンド4
・資質 カップ7
・環境 皇帝
・解決策 女教皇
・結論 審判
いろいろと、「ほほう、そう来たか」という感じのカードがたくさん出ている。
だけど個人的にとくにビビッときたのは、意識と無意識の組み合わせ。
ケルト十字スプレッドの意識とは、相談者が頭で信じようとしていること。
無意識とは、相談者が目を背けている何か。
今回ここに出たのはワンドナイトと、ワンド4。
・意識 ワンドのナイト
キーワード
「本能的、活動力、パワーに満ち溢れている」
・無意識 ワンド4
キーワード
「居場所、拠点、歓迎される場所」
この二枚、出た瞬間は「どう読もうかなー」とちょっと迷ったんだけど、その後お話しているうちに思った。
「もしかしてこの社長さんは、心に居場所がないのかな?」
って。
少し話は変わる。
とある書籍に、こんな一文がある。
変化するために必要なのは、心の安らぎだ。
心の拠り所と言い換えてもいい。
変化と安定は、一見すると矛盾しているように思えるかもしれない。
しかし、変化と安定は切っても切れない関係にある。
様々な環境の変化において、即断即決を求められるエグゼクティブたちはとても落ち着いている。
精神の安定があるからこそ、様々な環境の変化に対応していくことができることを本能的に知っているからだ。
反対に、大した決断を求められないような人間ほど、些細なことでよく騒いでいる。
「忙しい、忙しい」
「変わらなきゃ、変わらなきゃ」
これらは、いつまで経っても変化できない人の常套句だ。
心の安らぎは各人によって違うだろう。
愛に満ちた家庭こそが、心の安らぎである人もいる。
長年の趣味こそが、心の安らぎである人もいる。
大切なことは、建前で心の安らぎを求めないことだ。
by『「どうせ変われない」とあなたが思うのは、「ありのままの自分」を受け容れたくないからだ』より
「どうせ変われない」とあなたが思うのは、「ありのままの自分」を受け容れたくないからだ
- 作者: 千田琢哉
- 出版社/メーカー: すばる舎
- 発売日: 2013/01/31
- メディア: Kindle版
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僕はこの本に書いてあることが、すごくよくわかる。
世の中には、どんどん新しいことに挑戦できる人と、できない人がいる。
この両者の違いは何か。
自分が心から安らげる居場所が有るか、無いかだ。
心に居場所がある人間は、新しい挑戦を恐れなくなる。
なぜなら、例え失敗したとしても、そういう自分でも肯定されている場があることを知っているからだ。
その逆に、心に居場所がない人は、どんどん新しい挑戦を恐れるようになる。
こういう人は、家族に大切にしてもらえていなかったり、ろくでもない友人恋人ばかりを選んでいたりする関係で、根本的に「ありのままの自分を受け入れてもらう」という感覚がない。
その感覚がないと、「成果が出せた自分」「人の役にたつことができた自分」だけが価値ある自分であり、「成果が出せなかった自分」「人の役にたつことができなかった自分」はものすごく無価値でうんこで恥ずかしいことだと思い込んでしまう。
だから、新しい挑戦をすることが怖くなる。
失敗をするかもしれないあらゆる行動を、避けるようになる。
こうして、変化を恐れる人間が生まれる。
話をタロットに戻す。
今回の結果を、僕はこう解釈してみた。
意識にはワンドのナイトが出ていました。
あなたは、「自分はとてもパワフルでエネルギッシュな人間で、そういう人間だからこれまで成功できた」と思いこうとしているのではないでしょうか。
それは実際そういう側面もあるのかもしれません。
でもそこからさらにもう一歩成長するためには、あと一つ何かパーツが足りないのではないでしょうか。
無意識にはワンド4が出ました。
今のあなたには、心に居場所がありますか?
どんなに成果を出せない自分でも、どんなにへっぽこな自分でも、自分を受け入れてくれる誰かのことが、今のあなたには浮かびますか?
もし浮かばないのであれば、それを見出すことが、あなたがもう一歩成長するために必要な最後のパーツなのかもしれませんよ。
そうだと仮定して考えると、現状に「カップ2(意思疎通)」、障害に「ペンタクル3(仲間との協力作業)」が出ていたのとも、話が繋がってくる。
それから解決策に女教皇(心を平穏にすること)ってカードが出ていたけれども、それも心に居場所があれば実現しやすいかもしれない。
ってな感じで全体的なリーディングが見えてくる。
以上のことを話すと、相談者さんはすごく納得してくれた。
詳しく話すと彼のプライベートに関わるから省略するけど、彼はずっと心に孤独を抱えていたんだそうな。
おお、タロットさんすげー!
というわけで、その後は「心の居場所」に関する話題を語り尽くした。
居場所って、だいたい本当に無いのではなく、自分で気付いていないだけなことがほとんどだから。
いつでも心の居場所を思い出し、いつでも心を平穏にするためにはどうしたらいいかーみたいな話をしてたら2時間すぎた。
うーん。
心の居場所かー。
僕も意識しないとたまに忘れがちなやつなんだよなー!
こういうのはもう、スマフォの待ち受けにでも貼っておいて、物理的に思い出しやすくするしかないかな笑
そういうのの繰り返しで、いつのまにか少しずつ、そんなの無くても当たり前に思い出せるようになったりするからね。
というわけでとくにオチはないんだけど、新しいことに挑戦するときになかなかすぐにできない人、時間がかかる人、モチベーションが安定しない人は、みんな「心の居場所」を思い出すようにしてみるといいよ!
的なことが言いたくなった記事でした。
おしまい!
「どうせ変われない」とあなたが思うのは、「ありのままの自分」を受け容れたくないからだ
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