タロットカードの意味・大アルカナ

タロットカード11「正義」の意味。 恋愛・仕事での解釈例。

「正義」の基本的なキーワード

このカードは一般的には以下のような意味があるとされています。

ポジティブな意味

正義、正当な判決、公平公正な判断、適正な処置や待遇、法律的なもの、

ネガティブな意味

不正・不公平・不適正な判決

「正義」のリーディング観点

図象的な観点

このカードでは、玉座に腰掛けた人物が、剣と天秤を持っている構図が描かれています。
この構図は西洋社会で古くから言われている枢要徳の一つ「正義」のシンボルとして、よく見られる構図です。
そこから転じて、世界中の裁判所などでも、この「剣と天秤を持った女性」の銅像のようなものが設置されていることが多いです。
剣は決断の象徴。
天秤は公平さの象徴と言われています。
以上からこのカードは、「公平な正義が実現されること」を意味すると言われています。
西洋社会では、「勇気」「賢明」「節制」のもとに立脚された「正義」が重要であるとし、これら四つを枢要徳と呼んでいます。

魔術的な観点

黄金の夜明け団の魔術書によれば、このカードは風のエレメントに属するそうです。
風は「切り離す力」です。

ではこのカードにおいて「切り離している対象」は何でしょう?
それは、「情け」かもしれません。
当たり前のことですが、何が正しくて何が間違っているのかを決定しようとすれば、必ずその決定で不利益を被る誰かが現れます。
すると、例えその決定が合理的なものだったとしても、それによって発生する不利益を被りたくないがために、その決定に反対する者が必ず出現します。
彼らはあーだこーだと、びっくりするようなところから理屈を組み立て、あなたはそれを決定すべきではないと語ってくるでしょう。

例えば、あなたが自立したいと思ったとき、もし母が未熟だったなら、母はあなたの決定に反対するでしょう。
あなたはまだ子供なのだからとか、あーだこーだと理屈を繋げて、「あなたは私から離れるべきではない」と語るでしょう。
例えば、家庭内暴力などをする男性は、奥さんが離婚する決意をすると、途端に「お前の愛はその程度だったのか」「やっぱり女は誰も信頼できない」などと被害者を気取った言葉をつむぎます。
こういうとき、情けをかけては、正義を実現することはできません。
人生においては、時に情けを捨て、決意するときが必要なこともあるものです。

「黄金の夜明け魔術全書」では、このカードを以下のように解説しています。

8〈正義〉永遠の正義と均衡。力と強さ、しかし(審判)の作用と同じく、捕らえられている。11の《剛毅》と比較せよ。また他のカードとの組み合わせに
より、訴訟ざた、法廷、裁判などを表す。

正義のキーワード解説

公平とは何か?

公平とはなんでしょう?
どういう状態であれば、公平なんでしょう?

…その答えは簡単で、「自分にも相手にも偏らない」ということです。

例えば、よくこんなことを嘆いてる人がいます。

片思いをしています。
私はこんなに好きなのに、でも彼は振り向いてくれないんです><

このような思考は、「自分の視点だけ」に偏った思考です。
なぜなら、「好きな人に振り向いてもらえなくて、かわいそうな私」にばかり注目しており、「なぜ彼は振り向いてくれないのか?」まで考えていないからです。
それは向こうからすれば、「振り向きたいと思える理由がないから振り向いてないだけ」に決まっています。
その理由はいろいろ考えられます。
「今は仕事に集中したいから」かもしれないし、もっと単純に「あなたに魅力がないから」かもしれない。
しかしどの理由だったにせよ、とにかく「振り向きたくないから振り向いていない」のです。
その事実を無視して、「振り向いてもらえなくてかわいそうな私」を語ることは、とても自己中心的な解釈です。

こういう人が、ここから出来ることはたった一つです。
「私はどんな自分に変化すれば、彼にとって『必要』と感じられる自分になることができるか?」を考えることです。
少なくとも、「かわいそうな私」に注目してうじうじめそめそしているよりは、こうやって考えたほうがよっぽど「相手のため」になります。
それは結果的には、「彼を振り向かせたい自分のため」にもなります。

ところがこういう助言をすると、今度はやりすぎる人がいます。
彼を振り向かせるために…
「彼になんでも合わせよう」
「彼の言うことにはなんでもイエスと言おう」
「彼がまちがっていても絶対に逆らわず、なんでも言うことを聞こう!」
これはこれで違います。
先ほどのは「自分だけ」に偏っていましたが、これは「相手だけ」に偏っています。
これでは自分自身が幸せになれないので、「彼を得たけど幸せになれない」という、本末転倒な結末に至るでしょう。

公平な人だけが、自分も相手も幸せにできる

このように…
視点が「自分だけ」に偏れば、それはただのワガママになるので願いは叶いません。
だからあなたは幸せになれません。
しかし視点を「相手だけ」に偏らせてしまうと、これはこれで本末転倒になります。
やはり幸せにはなれません。
だから人生はいつでも、「自分のことも、相手のことも、全てを大切にすること」が重要なのです。

公平さ(全員の幸せ)を実現するには、「情け」を捨てる必要がある。

「全員の幸せ」を実現するには、時に「安っぽい情け」は捨てたほうがいい場合もあります。

例えば、もしあなたが自立しようとしたとき、それを母が拒んだとします。
でも情けを捨てて、自立しましょう。
すると母は、泣き叫んで、あなたのことを非情だと攻め立てるかもしれません。
しかしここで母のいいなりになったところで、あなたも不幸だし、母も成長できません。
ここではっきり決断すれば、あなたも母も、3年後に幸せになる基礎を作れるはずです。

もしあなたが「悪い男から離れよう」と決意すれば、その男性はあなたを批判するかもしれません。
「俺を見捨てないでくれ」
「この薄情者」
そのように攻め立ててくるかもしれません。
しかしここで曖昧にしてしまえば、あなた自身も不幸だし、彼も本気で「自分を変えなければ」とは思えず、これからもなぁなぁな日々が続くでしょう。
だから、情けを捨てましょう。
きっとそのほうが、あなたもその男性も、3年後には「あの頃の私たちはまだ未熟だったね」といい思い出になっているはずです。

少なくとも、「私が我慢すればいつか彼が変わってくれるかもしれない」などという妄想に逃げるより、今ここではっきり決断するほうが、より現実的な「全員の幸せ」に近くはずです。

正義のリーディング例

このカードが出たとき、あなたは「公平で公正な視点」を獲得でき、またそれを実行することができます。
それがどういうことなのかは、相談内容に応じて考えてみましょう。

あるいはこのカードは「法的なことを意味する」と解釈する場合もあります。
例えば同じ風のエレメンタルをもつ恋人と並んだ時は、法+愛というキーワードから「結婚」を意味すると解釈する人もいるようです。
どの解釈が望ましいかは、相談内容に応じて考えてみてください😊

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