こんにちは!!
中川龍です🐻
タロットスプレッド解説シリーズのお時間です!
今回解説するのは『ケルト十字スプレッド』!!!
ケルト十字スプレッドの解説
ケルト十字スプレッドとは?
1910年にウエイトさんが自著「タロット図解」にて、このケルト十字スプレッドを紹介してから、現在に至るまで沢山の方から愛されている伝統的なスプレッドです!
タロットの解説本に必ずと言っていいくらい紹介されております♪
ケルト十字スプレッドはどんな時に使うの?
一つの明確な問題について、様々な角度から掘り下げていくのに適しています。
単純に「未来がどうなる」ってこと以外に、「その原因は何か」「あなたの無意識は」「周囲は」「解決策は」といった感じで、「なぜそうなるのか」というディティールの部分を埋めてくれるので、思わぬインスピレーションをもらえたりすることがあります。
ケルト十字スプレッドの展開方法
ケルト十字スプレッドでは全部で10枚のカードを引くわけですが、それぞれのポジションの名称については
けっこういろんなバリエーションがあり、本によっても様々だったりします!
というわけでここでは「よくあるパターン」を全部まとめて紹介するので、この中で自分的にピンとくるやつを採用しちゃってください!
原点のケルト十字スプレッド「アーサー・エドワード・ウェイトの古代ケルト十字法」
いちおうタロットの歴史的にもっともベーシックなのはこれです。
これはタロットカードを発明したアーサーエドワードウェイトさんが、その著書タロット図解の中で紹介しているものです。
ウェイトのケルト十字スプレッドでは、各ポジションを以下のように解説しています。
- 現状(このカードは質問者や質問事項に対する一般的な影響や現在の環境などをあらわす。)
- 障害(これは問題に対する障害をあらわす。もしこれが好ましいカードであったなら、障害はないか、それ自体は好ましいにも関わらず特定の環境の下でそれが生産力を発揮しないことをあらわす。)
- 理想(このカードは(1)質問における質問者の目的または理想。(2)その環境の下で達成できる最善の事柄(必ずしもそうなるとは「限らない)。以上の二通りをあらわす。)
- 原因(これは既に過ぎ去ってしまった事柄、問題の基礎となる事柄をあらわす。)
- 近い過去(これは現在進行中、もしくは過ぎ去ろうとしていて、彼に影響を与えている力をあらわす。)
- 近い未来(これは近い将来現実のものとなって彼に影響を及ぼす事柄をあらわす)
- 相談者の態度(これは彼自身――即ち現在の環境の下における質問者や問題の位置や態度をあらわす。)
- 相談者の環境や、周囲の人々(これは彼の家庭や環境、周囲の人々などをあらわす。)
- 願望と不安(これは質問における彼の希望と恐れ)
- 最終結果(これは最終結果である。)
というポジションになっていますね!
イーデングレイのケルト十字法
イーデングレイさんは、1970年くらいに、「歴史上初の初心者向けタロット解説書」を書いた人です!
それまでのタロットって、なんか魔術用語とか、宗教用語が多くて、初心者には難しいイメージだったんですが、この人は初めて「カードの意味はこうだよー」「スプレッドはこうだよー」「こんな風に占いましょー✨」みたいな簡単な形で本を出しました!
あまりにわかりやすいので、以後も世の中で販売されるタロット解説書の多くは、この形を真似るようになりました!
そんなわけでイーデングレイさんは、近代タロットの母なんて呼ばれてたりします!
さて、そんなイーデングレイさんが、自著「自在タロット」のなかで紹介しているケルト十字スプレッドはこんな感じです!
- 1番:為された質問を取り囲む一般的な状況、それに関わる課題への影響を示している。
- 2番:(このカードは横向きだが、逆位置ではなく、常に正位置として読む)これは、対立する力を表している。これが良いカードの場 合、1番のカードに対立するのではなく、助けるカードとなる。
- 3番:問題の基礎や基盤を示す。既に対象者の経験の一部となっているものである。
- 4番:今過ぎたばかり、あるいは過ぎようとしている影響や経験を示す。
- 5番:これから起こる可能性がある事を表す。
- 6番:未来に起こる事柄を示す。例えば、出会い、提案、人、影響である。
- 7番:質問者が自分の問いに対して持っている恐れを表す。
- 8番:この問題についての、家族や友人の意見や影響を表す。
- 9番:問題における質問者自身の希望や理想を表す。
- 10番:最終結果。この10番目のカード、つまり最後のカードは、最終結果がどうかを語る。これは、当然他の9枚のカードから推測 された事によって影響される。
鏡リュウジのケルト十字スプレッド
現代の占い界のレジェンド「鏡リュウジ」さんは、原点であるウェイト型をベースにしつつ、現代人にも伝わりやすい名称にちょびっとだけ変更したケルト十字スプレッドを書籍の中で紹介されています。
- 1:現状(あなたが今置かれている状況や、抱えている問題の本質を表す)
- 2:試練(あなたを邪魔しているものや、これから乗り越えていかなくてはならないものを示す)
- 3:目標(あなたが心の片隅に置いている夢や目標、本来進むべき道、制限さえなければ実現させたいことなどを表す)
- 4:原因(なぜ1の状況になってしまったのか問題の原因を表す)
- 5:過去(ちょっと前に起こった、この問題のキーとなる出来事を表す)
- 6:未来(これまでの結果を踏まえ、近い将来起こりそうなことを表す。またそのためにどうすればいいかのヒントでもある)
- 7:本音(あなた自身も気付いていない本音や、無意識を表す)
- 8:周囲(周囲の状況や、周りの人々があなたについてどう思っているかを表す)
- 9:将来(あなたが将来に対し抱いている希望や恐怖、またこれまでのカードを踏まえて訪れる将来に自分が抱いている感情を示す)
- 10:結論(全てを統合した、問題に対する最終結論を表す)
近年流行している意識・無意識型のケルト十字スプレッド
次にご紹介するこちらは、「原因」のところが潜在意識になり、「目標」のところが顕在意識に、「無意識」が相談者の姿勢になっているパターンです。
最近の「初心者向けタロット解説書」は、だいたいこの形式で紹介されていることが多いです。
主流なものは以上の4パターンです。
細かいところまで見るともう少し色んなバリエーションのケルト十字があるのですが、初心者のうちはだいたい上記4つのどれかでやっておけばとくに問題ないので、まずはここらへんからやっていきましょう!
以上、『ケルト十字スプレッド』のやり方解説でした!
最後まで読んでくれてどうもありがとう!
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