タロットカードの意味・小アルカナ

タロットカード・小アルカナの「数字の意味」まとめ

タロットカードの小アルカナ・数札は、1〜10まであります。
そしてそれぞれの数字には「意味がある」と考えられています。
カバラにおける「生命の樹」に対応させて考えている方が多いようです。

以下、有名な解釈をいくつかご紹介します。

小アルカナ・数札・数字の意味

レイチェル・ポラックの解釈

レイチェル・ポラックは、2018年現在、アメリカでもっとも有名なタロティストです。
向こうでは、彼女の著書を読まずしてタロットを語るなかれと言われるほどに、とても多くの人に支持されています。
彼女は「タロットバイブル」の中で、各数字を以下のように解説しています。

◆エース
「スートの純粋なエネルギー。スピリットからのギフト。どのエースのカードも、雲から現れた手が、そのスートのシンボルを差し出しています。それはまるで、私たちがするべきことは手を伸ばしてそれを取るだけなんですよ、と言っているかのようです。エース/1は、10個のナンバーの中で最もシンプルなナンバーです。

◆2
心/安全か、冒険かを選ばなくてはなりません。カップでは、人間関係におけるバランスを見出します。ソードでは、知性に目隠しをして、選択することに抵抗しています。ペンタクルでは、無限大記号o(レムニスケート)のようなループの中で、人生の多様な側面のバランスを取っています。

◆3
開花、またはそのスートのエネルギーからの創造物。ワンドにとっては、それは根を下ろすこと。カップにとっては友情。ソードにとっては悲嘆と傷心、ペンタクルにとっては熟練した仕事です。

◆4
構造化。ワンドではシンプルで小さな居場所(火は封じ込められることを好みません)。カップでは新しいことへの挑戦に対するためらい。ソードでは安らぎへの隠道。ペンタクルでは自分の人生を守り、定めるためのお金または所有物。

◆5
「人生における困難。炎のようなワンドが、葛藤や対立によって活性化していますが、それがカップでは悲嘆、ソードでは屈辱的な敗北を喫しており、ペンタクルに描かれているカップルは手足が不自由となり、無一文で、裸足で雪の中を歩いています。この不穏なテーマは、カバラの「生命の樹」に由来します。『ペンタクルの10』には、ディスク(ペンタクル)が生命の樹のレイアウトで表されていますが、『ペンタクルの5』の画面上部など、他の場所でもそれを垣間見ることができます。「生命の樹」では、5番目のポジションは過酷さの場所であり、それゆえ「5」のカード群は最も困難なグループとなっています。

◆6
「人間関係における優位性、そこから生まれる寛大さ。それぞれのカードでは、1人の人間が他の人間の上に立っています。カップでは1人、ソードとペンタクルでは2人、ワンドでは集団全体の上に、1人の人間が立っています。しかし彼らはその位置から、他の人たちに対し、寛大な態度を取っています。ワンドの騎兵は、自分の楽観的性質と自信を彼と共に歩いている人々と共有し、『カップの6』では、年上の子どもが年下の子どもに花を与えています。ソードの男性は船で2人の人物を運んでおり、『ペンタクルの6』では慈善行為のイメージを表しています。

◆7
行動、または行動を起こそうと考えている。ワンドの人物は、自分がトップであり続ける必要があることを理解しています。カップでは、可能性について空想しています。ソードの人物は、剣(ソード)をひと抱えして、こっそり立ち去っています。ペンタクルの農夫は、満足感、あるいは懸念をもって(これはあなたがこの人物の表情をどのように読むかによります)、自分の庭を眺めています。

◆8
動き。ワンドは空を切って飛んでいます。カップでは、1人の男性がカップを後にして去って行きます。ソードの目隠しをされた女性は、動きを取ることがまったくできません。
そして職人が1つひとつ、ペンタクルを創る技術を高めています。

◆9
「集中し円熟した、高い状態にあるエレメントの性質。ワンドが表しているのは、勇気と強さ、カップは満足感、ソードは悲痛、ペンタクルは成功を生み出す鍛錬です。

◆10
超過/過剰。背中が曲がってしまうほどの、ワンドの責任。カップでは、家族が幸せを祝っています。ソードは苦しみ、ペンタクルでは、豪奢な生活を営んではいるが、おそらく物質的な快適さの外に広がる魔法は視野に入っていません。

イーデングレイ・自在タロットにおける数字の意味

イーデングレイは、1970年代に登場し、近代タロットの原型を作った超有名人です。
彼女は自在タロットの中で、各スートについて以下のように解説しています。
古い本なので、ちょっと古めかしい表現が多くわかりづらいかもしれませんが、なんとなくの雰囲気は伝わると思うのでぜひ読んでみてください😊

エース:数字の1あるいはエースは、全てのものの始まり、創造的な力と個性の番号であるアルファです。これは原初の数字で、ここから他の全ての数字が展開するため、唯一神、人類の統一と同等に扱われます。

2:1は2を生じ、2は3を生み出します。さて、数字の2には対立する組み合わせという意味があります。プラスとマイナス、昼と夜、男性と女性、霊と形態といったものです。この二重性は、次のページにあるカードで力のバランスとして現れています。これは、創造性を示しますが、まだ実現されていません。

3:3は成長と表現の番号であり、人生の三相の数字です。私たちには、女性、男性と子供がいます。また、種子、地球、それから惑星があります。観念は心で作り出され、次に物質的な成果がもたらされます。数字の1は、観念を含んでいます。また、数字の2は観念を実現できるペアです。そして、数字の3には、連携あるいは交配による結果があります。さらに3は、人間の3つの本性、霊と心と体を表します。

4:4という数字は、立方体、四角形を意味します。これは真実、物質宇宙、論理、理性の数字です。肉体を与えられて、三相の存在としての人間の神聖なイメージは、四角形を形成する物質界まで連れて来られました。人間は神聖な運命を与えられています。その運命とは、地上での生活をする際に、魂が既に有する完全さをあえて表現していく練習をする事です。

5:5は、不確実な数字です。これは一定の波動を伝えません。また、転換し、変化する可能性があります。5は、制御できない活動を示し、絶望の深みまで揺れるでしょう。また、それは、五線形の五芒星に象徴されています。タロットパックの各5は、数秘学の本で人が通常見いだすものより、ずっと逆境を表します。カバラの生命の木から、5の意味についてヒントを得られるでしょう。生命の木は、前著『皆伝タロット』に詳しく説明されています。

6:結婚、母性、調和の数字であり、6は、バランスと平衡を意味します。その堅固さは、六面体によって示されます。六芒星は、ソロモンの印と呼ばれ、上向き(霊性の三角形)と下向き(地上の三角形)の2つの三角形が重ね合わされてできています。6は元来、心の数字です。

7:7は、深い基調を持つ、大変重要な数字です。この番号は、知恵、完全さ、完璧さを意味します。また、神秘の数字で、個人の魂の発展に関係しており、さらに肉体の労苦の全周期にも関連しています。「神は、第七の日に、安息なさった………そして、神は、第七の日を祝福し、聖別なさった」。(訳注6)7つの主要な惑星があり、音階には7つの音、1週間には7日があります。また、7つの美徳、7つの悪徳、7つの大罪があります。

8:8は、正義、審判、物質的な進歩と健康の数字です。再生及び対立する力のバランスの象徴です。死や破壊の数字とされる場合もありますが、実際には、それは、新しいもの、純粋なもの、正しいものへ向かうために、古いもの、悪いもの、誤ったものが死ぬ事を意味します。賢人は、古い概念、慣習、古い思考法や生き方を脱ぎ捨てながら、毎日少しずつ、死に近づいていきます。

9:この数字には、他の数字全ての力が集約されています。これは、存在の肉体、精神、霊の三相における象徴です。)は、10の完成度へ近づく事を定められています。10は、精霊の0の隣に始まりの1があり、10以降、人間の高次元のレベルが始まります。

10:10の意味は、完了による完成です。統一(1)から二重性(2)が展開し、三重性(3)が生み出され、正方形(4)へ導かれ、周期を10で完成し、また統一しようとします。小アルカナの10は、各スートの究極のエッセンスです。「良い」スートのカップとペンタクルでは、無上の喜びの極致を示します。また、「悪い」スートのワンドとソードでは、苦難の深さ、あるいは善悪を問わず、究極かつ完全な力を表します。

「黄金の夜明け魔術全書」での解釈

現代タロットの原点になったのは、1800〜1900年代初頭に活動していた「黄金の夜明け団」という魔術結社のタロット占いです。
1937〜1940年に、イスラエル・リカルディーという人物が、その団内教義を本にして公開してしまったのですが、そこには以下のように書かれています。
かなり魔術的な本なので、ちょっと何言ってるかサッパリわからないところもあるかもしれませんが、なんとなくの空気感だけ感じてみてください。笑

エースに関して
「タローの順番で最初に登場するのは四枚のエースであり、各元素の四階級に診 いて作用する《霊〉の力を表し、またそれぞれのケテルに於ける御名の文字の支配域に対応する。
四枚のエースは宇宙の北極に位置するといわれ、そこで回転し つつ宇宙の回転をも統御し、イェツィラー界と宇宙の物質次元とのあいだの連結として支配する。

三十六デカン
次に続くものは4スートの数札の解説である。
その数は三十六であり、十二宮の36デカンに対応する。
36ものデカンに対して七惑星しか存在しないため、後者のひとつが前者を複数支配することになる。
これが火星であり、双魚宮の最終デカンと白羊宮の第一デカンに配属されている。冬の長い冷気を克服し、春を始めるには大いなるエネルギーが必要とされるからである。
「デカンの開始は獅子の心臓にある《王の星)、コル・レオニスからである。
ゆえに最初のデカンは獅子座の土星から始まる。
次に紹介するのは、ケテルより下位の九セフィロトのもとに分類される数札の一般的意味である。

コクマー
四枚の2は王と女王の力を象徴する。まず力を結合し、生み出す。
それから王子と王女が完全に作用しはじめるのである。
ゆえに四枚の2は一般に事物の開始と肥沃化を暗示する。

ビナー
四枚の3は、一般的にいって、王子が生み出されたことによる作用の実現を表す。
各札に中央の象徴がある。
作用は決定的に善にも悪にも進んでいく。

ケセド
四枚の4。
完成、実現、完了、事物を落ち着かせ、固定する。

ゲブラー
四枚の5。
対立、闘争、格闘。戦争、手中のものに対する障害。
さもなくば、究極的成功あるいは失敗が示される。

ティファレト
四枚の6。
決定的達成、事物の完遂。

ネツァク
四枚の7。
一般的に物質的次元を超越する力を表す。
また王冠へ向かう力でもあり、きわめて強力であるが、王冠を戴くにふさわしい人間を要求する。
四枚の7はそのときに取る行動次第で決定される結果を表す。
カード自体に付属している象徴によるところが大である。

ホド
四枚の8。
一般に孤立する成功を表す。
つまり、しばらくのあいだはあることに成功しているが、そこからなにか大なるものにつながることがないのである。

イェソド
四枚の9。
一般にきわめて大いなる基盤的力を表す。
執行力の意味を持つ。なぜならば、確固たる基盤に立ち、善にも悪にも強力に作用するからである。

マルクト
四枚の10。
一般に固定され昇華した完成された力を表す。
この力は善にも悪にもなる。
事物は完全に徹底的に決定される。
9の力に似ているが、むしろ9の力を究極化し、遂行するのである。
こういったところがごく一般的な意味である。

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