タロット占いで、二者択一スプレッドというのがあります。
これは、
- 現状
- 選択肢Aの未来
- 選択肢Aの結末
- 選択肢Bの未来
- 選択肢Bの結末
という感じで5枚のカードを引いて、それぞれに対する吉凶を占ってみる占いです。
AとBのどちらにしようか迷っているときに使うと良いスプレッドだと言われています。
でもこのスプレッド、たまに解釈に困る結果になるときがあります、、、
それは、、、、
どちらの結果も同じような感じのとき
です。笑
そういうときは、どうリーディングすればいいか。
僕の場合は「そもそも相談者の認識が間違っている可能性」を探ります。
本当にその問いは二者択一なのだろうか?
二者択一スプレッドで占うとき、その相談者は「AとBどちらを選ぶかで運命が変わる」という決めつけを前提に考えていますが、
でも実際はそうじゃない可能性もあります。
例えば、「どちらを選んでも、結局最後は幸せになれる」ということは、十分にありうることです。
人生というのは、いくらでもやり直しが効くものです。
「判断を間違えたら人生が終わるような決断」というのは、ほぼ存在しません。
すると、ある選択肢が、短期的には失敗だったとしても、その失敗があったからこそその先に心が本気になり、そのあとで改めて幸せを掴めることはあるでしょう。
あるいはその逆に、「どっちを選んでも、結局は不幸になる」ということも十分にありえることです。
基本的に人間は、状況が辛いから不幸になるのではなく、その状況に対してわざわざ辛くなるような解釈をしているから不幸になるだけです。
だから自分自身のものごとの解釈がネガティブな人は、何を選んだところでいつまでも不幸なんです。
例えば最強にネガティブな人は、100億円をゲットしたところで、今度は「金目当てのやつばっかり寄ってくるようになって心から気を許せる人がどこにもいなくて不幸だ」と嘆くかもしれません。
こんなふうに、「二者択一スプレッドで占ってみたけど、どちらの未来もさほど変わらない結果が出たとき」は、
そもそもその問いは本当に二者択一で考えたほうがいい問題なのか?
を一度精査してなおしてみることをおすすめします!
二者択一スプレッドのリーディング例
上記を踏まえた、ここからは具体的なリーディング例をご紹介します。
二者択一スプレッドでどちらの未来も「良い結果」だったときのリーディング例
例えば、相談者が「起業しようか迷っている」とします。
そこでこんな風にカードが出たとします。
- 現状:ペンタクル7
- 起業するの未来:戦車(前進)
- 起業するの結末:ペンタクル9(富の獲得)
- 起業しないの未来:ワンド2(実行)
- 起業しないの結末:ペンタクル10(莫大な富)
この場合、僕だったら以下のようにリーディングします。
今のあなたは、「起業するかしないか」で、迷っているのかもしれません。
でも1ヶ月後のあなたは、もしかしたら結局起業しているのかもしれませんね。笑
起業するを選べば、未来のあなたはどんどん前進し、その先に富を獲得する。
起業しないを選んでも、未来のあなたは結局は動き出し、莫大な富を掴む。
少なくともタロット的にはそう出ましたよ☺️
実際、そういうことってよくありませんか?笑
二者択一スプレッドでどちらの未来も「悪い結果」だったときのリーディング例
あるいは、相談者が「転職しようか迷っている」とします。
そこでこんな風にカードが出たとします。
- 現状:カップ7(幻影の成功)
- 転職するの未来:ワンド10(重圧)
- 転職するの結末:塔(崩壊)
- 転職しないの未来:ソード5(非道)
- 転職しないの結末:ソード10(破滅)
この場合、僕だったら以下のようにリーディングします。
今のあなたは、「転職するかしないかによって、自分の人生の幸福度が決まる」と考えているのかもしれません。
でもそもそも、それが違う可能性はありませんか?
例えばあなたは先ほど、「今の会社は労働時間が長いから辞めたい」と言っていましたが、では「次回の職場はしっかりとワークライフバランスがとれるような会社を選ぼう」「そのために下調べをしっかり行おう」みたいなことを、具体的に考えていますか?
もししていないのであれば、また同じような会社に就職してしまう可能性はないでしょうか?
今のあなたが本当に頭を悩ませるべき問題は、「転職するかしないか」ではなくて、転職はすることを前提に「次こそは理想の職場を見つけるためにどうしたらいいかをしっかり考えること」なのではないでしょうか?
実際のところ、「自分で自分を救う努力をする」という前提がない人や、幸福とういうものを「他人に与えてもらうことが当たり前」のように認識している人間は、結局何を選んでもダメだったりするものです。
「そもそも、この問題は二者択一ではない可能性」を視野に入れてみよう!
僕自身よくあることですが、2つの選択肢で迷うときって、たいていは自分の視野が狭まっているときです。
こういうときは、あとで明確な解決策が見つかったときは、AでもBでもない第三の選択肢、Cに進んでいることが多いです。
例えば僕のクライアントで、こんな人がいました。
その人を仮にAさんと呼ぶとしましょう。
Aさんは、「私は無力で何もできない人間だ」を前提に考えている人間でした。
だから「旦那とうまくいかない」という事実に対して、「私ができることは何もない」と考えていました。
だから彼女は、「これからも我慢して今の旦那と結婚生活を続けるべきか、それとも離婚のために動き出すべきか占ってください」と言いました。
しかし色々話しているうちに、
「旦那との関係性は、自分の努力次第でじゅうぶんに修復可能だった」
「私にある選択肢は、『これからも我慢するか』『離婚するか』だけではなかった」
「私には『旦那との接し方を変えて、もっとお互いの意思疎通を図り、より良いパートナーシップを築く』という選択肢があった」
というところに着地しました。
こんなふうに、何かに悩むときの自分って、根本的に何かを見落としていて、前提条件がまちがったまま考えていることも多いのです。
心がスッとする解決策を見いだせるときってのはたいてい、「私には自分で思っていた以上に、もっとたくさんの選択肢があったんだ」と気付くときです。
二者択一スプレッドで、なんかピンとこないカード並びになったときは、こんなふうにそもそもの前提条件が間違っている可能性をおってみるといいです☺️
どこかの誰かの参考になれば幸いです☺️
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