タロットリーディングのコツやヒント

タロットリーディングのコツは、「自分にとって連想しやすい情報源」を見極めること。

タロット占いは、タロットから「連想(インスピレーション)」を湧き上がらせる占いです。
では、どうすれば連想を湧き上がらせることができるか?

それは結論から言うと、
人によって、まったく違います。
また、その中に「これが正しいやり方」なんてものは存在しません。

そのため、全てのタロット初心者の方は、
「自分は、どういう条件を揃えると、連想が湧いてきやすい人間なのか?」
を見極めてもらう必要があります。
これを見つけてさえしまえば、あとは実占のとき、常にこの条件を整えることを意識して会話を構築すればいいだけなので、一気にやりやすくなるはずです。

タロット占い・連想の観点

連想しやすい「情報源」を見極める。

同じタロットカードを見ていても、人によって「何を見ているか」は全く違います。
ある人は、「そのカードのキーワード」を見ています。
しかしまた別の有る人は、「そのカードの絵柄」を見ています。

というわけで、まず「あなたにとって連想しやすい情報源」を探してください。
情報源とは、以下のようなものが考えられます。

  • カードのキーワード
  • カードの絵柄
  • 各カードの絵柄にある文化的象徴
  • 各カードに割り当てられている守護星座・天体・エレメンタルなどの魔術的意味

例えば愚者のカードは…

このカードのキーワードは、
・自由
・型にはまらない
・可能性

などだと言われています。
なぜそうなのか?まで示されることはほぼありませんが、でも多くの書籍では、このカードはそういう意味を持つのだと解説されています。

次に絵柄の構図としては、
・ボロ布をまとっているが、楽しそうである
・手荷物は少なそうだが、そのおかげで身軽そうである
・太陽に照らされている
・おともの犬がいる
・足元には崖がある。

などが見えます。

さらに絵柄にある文化的象徴としては、
「手に持っている白ゆりは、西洋では、純粋さの象徴として知られている」
「愚者は左を向いている。西洋では、左は過去や潜在意識の象徴だと言われている」
「右上に太陽がある。西洋では、太陽は生命力の象徴だと言われている」

などを持っています。

魔術的背景とは、これは黄金の夜明け団のことを勉強しないと、わからないんですが、いちおう以下のようなものがあります。
・これは風のエレメンタルに属する。風は剣によって象徴され、ものごとを分断する力である。
・このカードは天王星に属する。占星術において天王星は、「革命・革新・自由・新たなる時代の幕開け」などを意味すると言われている。
・このカードはヘブライ文字では、シンである(エリファス・レヴィやアーサー・エドワード・ウェイトの解釈です。黄金の夜明け団ではこれをアレフとしていました)。シンは歯の象徴で、再生と復活を意味する。

こんなふうに、全てのカードには、連想の起点となるポイントが複数ちりばめられているので、このなかであなたにとって連想しやすい要素を特定してほしいのです。
それが特定できれば、ひとまず「あなたは●●から連想するのが得意なんだな」ということがわかるので、以後はそこを起点に考えれば、直感をひらめかせやすくなるはずです。

一般的な傾向としては、
男性の場合は、キーワードから連想がしやすい
女性の場合は、絵柄の構図から連想がしやすい
魔法やスピリチュアルな世界観が好きな人は、文化的象徴や魔術的背景からの連想がしやすい
です。

連想しやすい「カード量」を見極める。

次に、あなたにとって連想しやすいカード量を見極めてください。
これも人によってまったく違いますし、また同じ人でも成長に応じて変わっていくことがあります。

多くの場合、まったく未経験の初心者にとって連想しやすいカード量は「1枚」です。
こういう人は、まずワンオラクルからやってみるといいでしょう。
ある程度慣れた人や、すでにプロ占い師として活動している人の中でも、「なんだかんだで最後はやっぱり1枚引きが一番やりやすい」と感じる人もいます。
こういう人は、変に複合スプレッドを使おうとするよりは、「1枚引きを極めていく」と考えたほうが成長しやすいでしょう。

人によっては、1枚では物足りないが、10枚以上になると多すぎると感じる人もいます。
こういう人は、5〜7枚くらいの「二者択一」「ヘキサグラム」などのスプレッドを試してみるといいでしょう。

人によっては、とにかく情報量は多いほうが望ましいという人もいます。
こういう人は、ケルト十字(10〜11枚)や、フォーウィング(15枚)などの、かなり多めにカードを展開するスプレッドを使ってみるといいでしょう。

連想しやすい「問いの詳しさ」を見極める。

最後に、あなたにとって連想しやすい「問いの詳しさ」を見極めてください。
問いの詳しさというのは、例えば…
もし相談者が「彼氏との関係がうまくいかない」という問題に遭遇しているとします。

これに対して、どのようにタロットを展開するかは、いろんなものが考えられます。

  1. 「恋愛運を占ってください」
  2. 「彼氏とうまくいってません。どうすればいいでしょうか」
  3. 「彼氏とうまくいっていません。私はこの状況を改善したいと考えています。そのために私は、ダイエットをし、もっと彼にとって自慢できる女性になろうと考えています。この道がこれからどうなるか占ってください」
  4. 「これまでの私は、彼にもっと愛されたい、そのためにダイエットをして、もっと彼にとって自慢できる女性にならなければと考えていました。しかし先生と話しているうちに、そもそも私は彼のアクセサリーじゃないし、なんでもかんでも彼を優先して愛されようとするのは、何かがおかしいと気付きました。これでは、たとえ彼に愛されたとしても、ありのままの私を愛されているわけではないので、幸せになれないと理解しました。私はこれから、どのように生きるといいでしょうか?彼とこれからも付き合うか、それともいったん別れてしまったほうがいいか、そこらへんを含めて、総合的な助言をください」

1は、かなりぼんやりとしています。
そもそも恋愛に困っているという主語すら抜け落ちて、ただ漠然と「助言をください」という形になっています。

2は、少しハッキリしてきました。
少なくとも何に問題を感じているかは伝わります。
しかしまだ、そもそも自分はどこに向かいたいのか、そのために何が必要なのかまでは思考がまわっていないようです。

3は、かなりハッキリしています。
どこに向かいたいのかもわかっている、そのために何が必要なものも理解している。
ただし、ハッキリしすぎていて、逆に「そもそも彼に愛されるために必要なアクションは本当にダイエットだけなのか?」が抜け落ちているようにも見えます。

4は、ものすごくハッキリしていますが、同時にぼんやりとしています。
これまでの前提条件が壊れ、いったん白紙の自分に戻っていることがわかります。

こんな風に、一口に「占い」といっても、「どういう詳しさ」で問いを立てるかによって、話の軸は全く変わってきます。
この中で、あなたにとってもっともインスピレーションを湧き上がらせやすい「解像度」を見つけてほしいのです。
それがわかれば、セッションのときは最終的に「そこ」に着地するように、会話をもっていけばいいことがわかります。

その逆に、もしあなたが他人を占ったときに、「なんか自分でもピンとこないセッションをしてしまった」というときは、「問いの解像度が適切だったか」を考えてみてください。
すると、「あの時はとっさに思いつかなかったけれども、もしかしたらこんなふうに話をもっていけばよかったのかもしれない」というものがイメージできるはずです。

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