タロットの豆知識

タロットカード愚者は「愚行、偏執狂、極端、酩酊、アルコール中毒」を意味します?😱

こんにちは、中川龍です!
先日、こんなツイートをしました。

今日はこれについて掘り下げていきますね。

タロットカードに正しい意味なんてない

占い初心者さんの多くは、「タロットは本によって書いてあることが違うから、どれが正しいのかよくわからないですー😂」と言う人が多いんですが、上記のツイートでも書いたとおり、そもそもそこに正解なんてないんですよね笑

多くのタロット解説書は、「このカードはこういう意味があります」と書いていますが、あれって実は嘘なんです。
あれは初心者向けには、いったんひとまずの正解を示さないと混乱しちゃうかなってことで、みんな「ひとまずの正解」を示しているだけで、決して真実ではないのです。

実際には上のツイートでも書いた通り、
各カードをどう解釈するかは、
人それぞれ、時代それぞれで、
みーんなバラバラです。

愚者のカードは、昔は悪い意味しかなかった

愚者のカードは、近年のタロット解説書ではたいてい「自由を意味する」と言われていますが、そんなふうに書かれるようになったのは、1970年代以後です。

実はこのカード、昔は「いいところまったくなしのカード」として解説されていることが多かったのです。

歴史上初のタロット占い師エテイヤはこれを
「愚行!とにかく愚行!いいところまったくなし!」
としました。

1909年くらいに崩壊しちゃった魔術結社「黄金の夜明け団」は、現代タロットの原型を作った組織ですが、そこの教えを公開した黄金の夜明け魔術全書という本の中では、このカードを以下のように解説しています。

0《愚者)観念、思想、霊性、物質的なるものを超越しようとする(すなわち、もし質問の主題が霊的なものであれば、の話である)。しかし占術が通常の日常茶飯事に関するものであれば、このカードは良い意味を持たず、よほどよいカードがそばにないかぎり、愚挙、間抜け、奇籍、偏執狂すら示す。このカードはあまりにも観念的で不安定なので、物質的事物に於いては良い意味を持たない。

さらにいうなら、ウェイト版タロットの製作者であるアーサー・エドワード・ウェイトさんは、1911年頃にタロット図解という本を出していますが、そこでも愚者のことを以下のように解説しています。

正位置
愚行、偏執狂、極端、酩酊、アルコール中毒、熱狂、暴露

逆位置
無知、不在、分配、不注意、無感覚、無効、虚栄

なんかもう、ボロックソすぎて笑えてくるレベルですね。笑

現代の初心者向け解説書はみんな嘘をついてる?

ウェイト版タロットを作った人であるウェイトさんが、「このカードは愚行を意味します」と言っているのですから、これに従うなら、現代の初心者向けタロット解説書の多くは、完全なる間違いを書いているということになります。
でも実際は、そんなふうにいちいち目くじらを立てて怒る人はいません。
なぜか。
簡単です。
そもそも、誰も「正しいキーワード」なんて知らないし、そんなことは証明のしようがないからです。

タロットカードというのは、最初から占いのために作られた道具ではありません。
タロットカードとは、人類の歴史上、ふと気付けばすでにいつの間にか存在していた謎のカードであり、これをいったい誰が作ったのか、何のために作ったのか、それは誰も知らない、わからない、そういう不思議なカード。
それがタロット。

だから、そういう謎の存在に対して、「これが正解」なんてものは存在しえないのです。
タロットにあるのは、「Aさんは●●だと解釈した」「Bさんは●●だと解釈した」っていう過去の事例だけです。

だから、何が正しいかなんて考える必要もないのです。
何が正しいかは、自分で決めればいいのです。
ようするに、いろんな人の本を読んで、いろんな人の解釈を知って、その中から自分が好きなものを選べばいいのです。
それだけでいいのです😊✨

どこかの誰かの参考になれば幸いです♪
おしまい!

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