こんにちわ!
渋谷のタロット占い屋、中川龍です!
先日「占い個人レッスン」の生徒さんと、こんなやりとりをしました😊
タロットは、本によって書いてあることが違う!
生徒
中川さん!
ちょっと質問いいですか?
中川龍
ほいほい、なんでしょー?
生徒
タロットって、本によって書いてあることがけっこう違いますよね。
中川龍
そうですね!
生徒
私は今、二冊の本を参考にして読んでるんですね。
でもそこに書いてある内容が、「完全に真逆」なんですよ、、、
中川龍
ほうほう
生徒
例えば、隠者のカードについて。
Aの本では、「世間に流されず孤独になることが創造性を育むから大事なこともあるよ」って書いてあります。
でもBの本では、「人間は一人だけで幸せになれることはないのだから、みんなに心を開くことが大事だよ」みたいなことが書いてあるんです、、、
中川龍
つまり、「孤独」というテーマに対して、Aはそれを肯定しているが、Bはこれを否定している。
だからあなたの中で、孤独がいいことなのか、悪いことなのか、わからなくなっちゃって困ってるってことですかね?
生徒
あーーー!
そうです!
そういうことが言いたかったです!!!!!!
中川龍
なるほど!
これには二つの回答が考えられます。
- 好きに選べばいい。
- どちらも正しいかもしれない。
の二つです。
それぞれ説明していきます!
好きに選べばいい
中川龍
まず、1に関して。
そもそもタロットにおいて「正しいキーワード」は存在しません。
タロットの歴史をしっかり学ぶとわかりますが、そもそもタロットはあらかじめ占いをするために作られたものではありません。
まず初めに「誰が作ったのかもわからない謎のカードが存在していた」というところから始まり、それを後世の人があとから「これはこういう意味があるんじゃないか?」と宣言しているだけです。
するとその中に、絶対的な回答なんてないのです。
むしろ、「誰も正解を知らないこと」こそがタロットの神秘性を高めているとも言えます。
ということは、「それをどう解釈するか」なんて人それぞれで当たり前です。
ですので、あなたにとって最もしっくりくる解釈を、自分で選べばいいです。
AとB。
どちらの解釈のほうが、あなたにはピンときますか?
孤独はいいものだと思うか、孤独は悪いものだと思うか。
好きなほうを選びましょう。
あなたの世界観に適しているものを選択しましょう。
誰かの正解に従おうとするのではなく、あなたなりの正解を選ぶ。
それが、本にいちいち惑わされなくなるために必要な前提ですよ😊
生徒
なるほどなるほど😳
うーん、その軸で考えるんだったら、私は「孤独が創造性を育む」のほうが、個人的にはとってもしっくりきていたので、だったらそれを採用しちゃえばいいですかね!
中川龍
それでいいです!
生徒
わー!
こんなにシンプルだったんですね笑
ありがとうございます!
中川龍
よかったよかったー!
どちらも正しい
中川龍
次に二つ目の回答「どちらも正しい」についても解説しておきます。
そもそも論ですが、孤独がいいかわるいかなんてのは、置かれている前提状況によって変わるんですよね。
生徒
前提状況?
中川龍
そうです。
例えば、「いつも人目を気にしてばかり」「人に流されてばかり」みたいな人を対象に語るのであれば、この場合は「時には孤独になることも大事よ」という言葉が響くだろうと考えられます。
しかしその逆に、「私は人目なんか気にしないの!」「私は自分が良ければそれでいいの!他人なんかどうでもいいの!」みたいな方向性につっぱしりすぎて、誰とも関係性を築くことができない生き方をしている人を対象に語るのであれば、この場合は「一人だけで得られる幸福なんてたかがしれてるのよ」という言葉が響くだろうと考えられます。
こんなふうに、「孤独がいいものなのか悪いものなのか」ってのは、その人が孤独をどう捉えているかによって変わってくるのです。
孤独に限らず、人生の様々なテーマにおいて、同じような構図が見受けられます。
例えば、「愛があればそれでいい」みたいな方向性につっぱしりすぎて無計画にデキ婚しちゃうような人には、「愛だけじゃ食ってけねえんだよ!」って言葉が響くだろうと考えられます。
その逆に「愛みたいな曖昧なものはいらない。お金のような目に見えるものが私にとっては全てなの!」みたいなこと言ってる人には、「一人だけでお金だけあっても幸せにはなれませんよ」という言葉が響くだろうと考えられます。
論理性が大事なのか、それとも直感が大事なのか。
計画性が大事なのか、それとも情熱が大事なのか。
優しさが大事か、厳しさが大事か。
伝えることが望ましいのか、伝えないほうが望ましいのか。
これらは、どちらかが完全に正しいわけではなく、置かれている前提条件によって「どちらも正しい」といえるでしょう。
これらを踏まえて考えたとき、今回のケースにおいては、AとBどちらの本の解釈も採用しちゃえばいいんじゃないでしょうか?
そんで、あとは相談内容に応じて、より適切だと思うほうの解釈を選んでいく。
こんなふうに考えていくのはどうでしょうか?😊
生徒
おおおお!
なるほど!
確かに、ものごとってなんでもそう簡単に白黒はっきりつくものじゃないですもんね、、、😳
中川龍
そうですね!
儒教の始祖「孔子」は「なにごともどちらかに偏らないことが大事なんやで!」ってことで「中庸」を推奨しています。
古代ギリシアの哲学者アリストテレスさんも、「理性的に生きるためには、中庸を守ることが重要だぞ」と言っています。
何か悩みごとが発生するときって、たいていは「偏っているとき」です。
恋愛がうまくいかないのも、
仕事がうまくいかないのも、
たいていはこの「偏り」によって説明がつきます。
だから優秀なアドバイザーはいつでも、クライアントの中の「偏り」を特定し、その偏りを中庸に戻すような言葉を投げかけることを意識しています。
そういう風に考えたとき、今あなたが読んでいる二つの本は、どちらも「イメージしている対象」が違うだけで、別にどちらも間違っておらず、どちらも正しいと言えるかもしれません。
だったら、どちらの解釈も採用して、ケースバイケースで考えてみるのがいいように思います!
生徒
おおおおお!
そっか、、、
確かにそう考えたら、どっちの解釈も悪くない気がしてきました!!!!!
これからは、ケースに応じて考えてみることにしますね😊
とってもスッキリしました!
ありがとうございます!
中川龍
よかったですー!
おしまい!
読んでくれてどうもありがとう😊
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