タロットカードの意味・大アルカナ

タロット15【悪魔】のキーワード、意味、解釈ポイント、リーディング例

「悪魔」の基本的なキーワード

このカードは一般的には以下のような意味があるとされています。

欲望、誘惑、堕落、惰性

悪魔のキーワード解説


悪魔の意味と、リーディング例(正位置の場合)

黄金の夜明け団の悪魔では、
「山羊座」「火星」「土星」のシンボルがそれぞれ描かれています。

山羊座の特徴は以下の通り!

  • 「支配」を好む
  • リスクは制御したいし、不確実なものは確実にしたいし、不明なものは明確にしたいし、全てを「自分の力でコントロールできる範囲」に置いておきたい。
  • 革新性よりも、安定性や確実性を好む。
  • 成長や発展よりも、現状維持を望む。

火星は「衝動、情熱、激情、興奮、争い、暴力、戦争、攻撃性」などを示す星です。
人の中には、言葉と知性で他者と触れ合おうとする「いかにも人間らしい自分」もいますが、同時に圧倒的な衝動だけに付き従う「獣のような自分」もいるものです。
火星が示すのは、こういう獣のほうの自分です。

土星は「その人物が今世で与えられている試練」を示す星と言われています。
「苦手意識の星」なんて呼ばれることもあるようです。
生きていると、なぜかどうしても上手にできないことや、どうしても苦手意識をもってしまうテーマってありますよね。
できないということは「伸び代がある」ということなので、そこで諦めずに努力していき、いつしか土星を乗り越えることができればめちゃくちゃ大きな成長が期待できるのですが、でもなかなかそこまでは至らず途中で諦めてしまう人も多い、、、
土星が示しているのはそういうやつです。

つまりまとめると、
このカードの中には

  • 現状維持が大好きな山羊座!
  • 獣のような自分を示す火星!
  • 苦手意識があるから、やりもしないうちから「できないー」「むりー」ってあきらめがちな自分を示す土星!

という三つの要素が提示されているわけです。

これらを総合した結果、このカードのキーワードは、
「欲望、誘惑、堕落、惰性」
なわけです。
なんか、めっちゃだらだらしてそうなイメージが伝わったでしょうか笑

恋愛占いをしているときにこのカードが出たら、
「ちょっとえっちな関係になっちゃう」
「都合のいい女から抜け出したいといいつつ、またいつも通りを続けちゃう」
「不倫関係やめなきゃって頭ではわかってるんだけど、つい続けちゃう」
みたいな解釈が浮かんできます!

仕事について占ってるときにこれが出たら
「ブラック企業やめなきゃって思うんだけど、今日も退職届け出せなかった、、、」
「本当はもっと結果を出せるよう努力したいって思うんだけど、気付いたらお昼寝してた、、、」
「ブログ書こうと思ってパソコン開いたはずなのに、気付けばyoutube見てた、、、」
みたいな解釈が考えられます!
相談内容に応じて考えてみてください!

その他、よくありそうなリーディング例を並べておきます!
・楽なほうに流される
・欲求を抑えられない
・だらだらと惰性の日々を続ける
・本当は間違っているとわかっているのに、これまで通りを続けてしまう
・誰かにコントロールされていることに甘んじる
・肉体的快楽に溺れる

悪魔の逆位置に関して

後日、追記します!

悪魔のキーワードをもっと深く

全ての「できない」は、「する気がないだけ」である。

アドラー心理学では、
「全てのできないは、実際はする気がないだけで、そのことを自分の意志ではないとごまかすために『できない』と思い込んでいるだけである」
と断じています。

これは体験がない方には想像がつきづらいかもしれませんが、実際そういうものです。
人はついつい
「●●という状況があるから、できない」
「他者の誰かが●●だから、できない」
「仕方ない」
と思い込もうとしがちですが、これは全て、ただの言い訳です。

もしそのテーマに対して本気でやる気があるなら、人はどんな状況であろうと、他人がどうであろうと、「ではどうすればできるようになるか?」しか考えません。
状況や他人を理由に「できない」と判断し、そこで思考停止している時点で、それは本音では「する気がないだけ」です。


by「マンガで読破 幸福論」より

アラビアのことわざでも、

何かをしたい者は手段を見つけ、
何もしたくない者は言い訳を見つける。

と言われています。

悪魔の覚醒とは?

本によっては、悪魔のカードの逆位置などで、「覚醒」というキーワードが設定されている場合があります。
僕はこれを見るたびに、妄想代理人というアニメを思い出します。
このアニメの中で、「猪狩」という刑事がでてきます。
彼は昔ながらの古臭い刑事で、科学的な捜査手法や、現代的な考え方についていけません。
だから、職場の同僚からも「めんどくさいやつだ」と疎まれています。
誰からも評価されません。
誰からも必要とされません。
どんどん窓際に追いやられていく日々。
彼はそういう自分のことをいつも「俺は古い人間だから」と表現し、「だから仕方ない」と考えていました。

この作中では、「その人物の願望を具現化する能力」をもった少年バットという謎の存在が出てきます。
物語の後半で、猪狩は少年バットの能力で「懐かしい昭和のような街並みの世界」に誘われます。
そこは携帯電話もなく、街中では竹馬やメンコで遊ぶ学生たちがおり、個人経営の小料理屋が残っており、いかにも昭和初期といった感じの街並み。
その中でほっかむりをかぶった「いかにもコソ泥のような格好をした男」がおり、猪狩はそれを逮捕することで街中の人々から賞賛されます。
まさに猪狩が望んでいた世界。
しかし猪狩は、その妄想世界のなかで、「死んだはずの妻」に出会います。
そこで、過去に自分自身が、妻に放ったある言葉を思い出します。

「お前はただ逃げようとしているだけだ。
その場しのぎの救いなど、まやかしに過ぎん。
どんなに苦しくても、目を背けず、一緒に乗り越えて行くんだ」

これを機に正気を取り戻した猪狩は、自らが作り上げた世界をぶち壊すべく、バットを手にとり、妄想世界のあらゆるモニュメントに振り下ろすのでした。

悪魔のカードを見ると、僕はいつもこの物語を思い出します。
悪魔にとらわれている状態というのは、猪狩の言うような「まやかしに逃げている状態」なのでしょう。
そして、「まやかしをまやかしだと認める勇気」ができたとき、人は覚醒するのでしょう。

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