タロットカードの意味・大アルカナ

タロット21【世界】のキーワード、意味、解釈ポイント、リーディング例

Contents

世界の絵柄

ウェイト版

マルセイユ版

トートタロット

「世界」の近年主流の解釈

基本的なキーワード

大成功、完成、到達、

ポジティブな意味

ネガティブな意味

恋愛での読み方

ポジティブな意味で読むなら

ネガティブな意味で読むなら

仕事での読み方

ポジティブな意味で読むなら

ネガティブな意味で読むなら

人生全般の解釈例

ポジティブな意味で読むなら

ネガティブな意味で読むなら

タロット世界、歴史上のレジェンドの解釈

黄金の夜明け団の解釈

・対応
エレメント→地
天体→土星(試練とカルマの星)
ヘブライ文字→Tav タウ

事物そのもの。綜合。世界。王国。通常、質問の実際的主題を示すため、その意味はともにあるカード次第となる。
by黄金の夜明け魔術全書

アーサーEウェイトの解釈

正位置
→約束された成功。報酬。旅。出国。飛行。場所の移動

逆位置
→惰性。固定。頑迷。永続。
byタロット図解

イーデングレイの解釈

正位置
→全ての欲望の充足。報酬。確実な成功。全ての企てを続行する自由。他人を幸せにする能力。引っ越しや転職。旅。宇宙意識の状態への到達。解放への道。

逆位置
→成功はまだ勝ち取られていない。家や職業の変化への恐れ。展望がないこと。他のカードに出て来るような人生のレッスンを受ける事への拒否。
by自在タロット

世界のコラム

1:なぜ世界のキーワードが「完成」なのか?

黄金の夜明け団では、このカード中央に「土星」のシンボルを描いています。
占星術では土星は、「その人物が今世で与えられている試練」「どうしても苦手意識があってなかなか乗り越えられない何か(その分、乗り越えることができたなら多大な成長が期待できる何か)」を表すと言われます。

その下には、牡牛座と獅子座のシンボルが描かれています。
牡牛座は「のんびりしており鈍重だが、その分ねばり強い人物」を意味します。
獅子座は「大きな成功を獲得するために人一倍の努力し、しかもそれを長い時間継続することができ、誰よりも大きな結果を出すことができる人物」などを意味します。

つまりこれらを組み合わせて考えると、
世界のカードが示している「完成」とは、
「あなたがこれまでの人生でずっと上手にできなくて悔しい思いをしてきたけど、でも諦めずに頑張ってきた何かに対して、長い時間をかけてめちゃめちゃねばり強く努力してきたなんらかのテーマに対して、なんらかの結果が出て、物語が完結する日がくるよ!!!!!!」
みたいなニュアンスなんだと考えられます。

アーサー・エドワード・ウェイトもタロット図解の中でも、このカードは「宇宙の完成と目的、そのうちなる秘密、神を理解する喜びを表す」と解説しました。

現代のタロット解説書の多くは、このカードの細かい背景をすっ飛ばして、単純な「願いが叶う」というニュアンスで解説している本が多いです。
「恋愛相談でこのカードが出たら恋愛成就!」みたいな感じ。
でもここまでを踏まえて考えると、このカードが示すものはそこまで安っぽいものじゃなくて、もっと深いものなんじゃないでしょうか。

このカードが示しているのは
ただ恋が成功するとか
ただ転職がうまくいくとか
そういうことじゃなくて
もっとその人の人生の根底にあった深い何か、試練、トラウマ、カルマといったものが解消され、
今までの人生の全てに大きな意味があったんだと実感でき、
自分という物語の一つの幕が閉じるような感じの、
人生の深い部分に大きな影響を与える、絶大な出来事があるのだと考えられます。
それが具体的に何を示しているのかは、周辺に出ている他のカードと組み合わせて考えるか、相談内容から推理していくしかありません。
時にはテーマが壮大すぎて、占う側も、占われる側も、そのセッションの中ではこれが具体的に何のことを示すのか想像力が追いつかないこともあるかもしれません。
でも、もしあなたがタロットを信じるなら、近い将来、きっと何かものすごい「完結」に出会えるはずです。

僕の場合は、実占でこのカードが出たときは、このように伝えることが多いです。
「今あなたが向き合っているその問題は、いつの日か必ず、あなたの運命の根本的な部分に触れるようなすごい大きなテーマだったことに気付く瞬間が必ずやってくるから、そしてここで学んだことがこれからの人生を大きく変える何かに必ず繋がるから、ぜひこれからもその調子で、真剣に、その問題に向き合っていくといいですよ!」

2:なぜ「世界」のキーワードが「大成功」なのか…?

例えば、
・愚者が自由を表す。
・女帝が母性を表す。
ここらへんは、なんとなくわかります。

なぜなら、確かに愚者は自由そうなイメージだし、確かに女帝が明らかに母が描かれているからです。

・星が希望を表す
・月が不安を表す
これもなんとなくわかります。
確かに星って、希望のイメージです。
月って、なんだか怪しく不思議なイメージです。

しかしそういう観点で考えたとき、なぜ「世界」のキーワードが「成功、完成、到達」なのでしょうか。
世界って、そんな意味の言葉だったでしょうか?

これについて理解するには、「人生」に対する理解を深める必要があります。
 

全てのことは「自分と世界を一体化させる」とうまくいく

「自分と世界の一体化…」
という考え方を知っていますか?

なんかこれだけ聞くと怪しい自己啓発セミナーみたいですね笑
でもそういうわけではないので、ぜひ最後まで聞いてください。

例えば、あなたが「お金持ちになりたい」と願っていたとします。
しかしこれだけでは、この願いは「ただの私欲」にすぎないため、他人からしたらどうでもいいことです。
だから、誰もあなたに協力してくれません。
そのため、このままではこの願いが叶う可能性は低いでしょう。

しかし、もしあなたが「私はお金持ちになりたい」「だからそのために最高においしいケーキを作りたい」と願うのであれば、これは「自分の願い」であると同時に「もっとおいしいケーキを食べたい人たち」の願いにもなっています。
これならば、ひとまず「おいしいケーキを食べたい人達」があなたに協力してくれるようになるでしょう。
すると、あなたが一人で頑張るよりも、はるかに成功しやすくなるでしょう。

さらにあなたが、「私はケーキ作りでお金持ちになることで、同じくケーキ作りを頑張っている人たちの希望になりたい」と願ったとします。
ここまでくれば、あなたがお金持ちになることは「自分の願い」であると同時に、「おいしいケーキを食べたい人達」の願いでもあり、さらに「ケーキ作りに希望を感じたい人達」の願いでもあることになります。
あなたが成功することが、あなただけの利益ではなく、みんなの利益になっているということです。

ここまでくると、協力してくれる人がめちゃめちゃ増えるので、あなたの夢はどんどん叶いやすくなるでしょう。

こんな風にね、人生では「自分と世界を一体化させる」を意識すると、色んなことがうまくいきやすくなります。
自分だけが得をしようとするのではなく、自分と自分以外みんなで得をするように進めていく。
そうすれば大抵のことはうまくいきます。
そりゃそうです。
だって自分だけの力ではなく、みんなの力を使うことができるのですから。
1人では大変な道でも、1万人で目指したらマンパワーの総数が違う。
だから、うまくいかないわけがない。

日常生活の些細なことでも「自分と世界を一体化させる」という感覚の有無で大きな差がつく

このことは、いろんなことに応用して考えることができます。

恋をするにしても、、、
自分の都合ばっかり押し付ける人は、だいたいモテないでしょう。
相手に合わせてばっかりいる人は、モテるけど人生がぜんぜん楽しくないって感じでしょう。
幸せな人は、自分も相手も両方大事にします。

仕事とかでも…
自分のサボりたい休みたいについてばっかり考えている人は、まわりから必要とされません。
でもだからといって、会社に合わせてばかりですぐ無理をする人は、いつしか体を壊してしまい「もっと自分を大事にすればよかった」と後悔するでしょう。
幸せな人は、みんなの状況もしっかり把握しつつ、でも自分の状態もしっかり把握し、程よいバランスで生きていることが多いです。

あなたは今、何を願っていますか?
この恋が成就すること?
夢が叶うこと?
お金を得ること?
仕事で成功すること?

あなたがどのような願いを抱いていたとしても、そこで「自分のことだけ」を考えていればうまくいかないし、「まわりのことだけ」を考えていてもうまくいきづらいはずです。
うまくいく人はだいたい、「自分とみんな」を一体化させているのです。

あらゆる自己啓発や宗教は、根底では同じことを言っている

アドラー心理学だろうとキリスト教だろうと、世界中のあらゆる「教え」には、ある共通したメッセージがあります。

それは以下のようなものです。

「人が幸せに生きる方法は、自己中心性を捨てて、自分の利益ばかり考えるのはやめて、自分を世界の中心のように考えるのはやめて、自分は世界の一部だと受け入れて、自分ではなく全体の利益を考えられるようになって、自分に対してではなく世界に貢献できるようになることですよ」

「だけどそれは決して、自分を犠牲にしてでも他者に尽くせってことじゃありませんよ」

「そうじゃなくて、自分と世界を一体化させるってことですよ」

自分が世界の中心だと考えている者は、世界と敵対する

不幸な人は、いつでも「自分が世界の中心だ」と考えています。
だからいつでも自分の利益だけを考えています。
こういう人は、恋愛をすれば「どうすれば自分が愛されるのか」ばかりを考えます。
だからパートナーから「鬱陶しい」と思われ、見捨てられます。

仕事をすれば「どうすれば自分が楽をできる」ばかりを考えます。
だから周囲から信頼を得られず、どんどん見放されます。

そもそもこの世界は、個人の欲望を満たすようには出来ていません。
世界はあなたの欲求を都合よく満たしてくれるお母さんではない。
その中で「自分の利益だけ」を考えて生きていれば、あなたの願いはほとんど叶うことがなく、あなたは世界に憎しみと悲しみを感じ、常に腹を立てながら生きることになってしまい、とても非合理的です。

幸福な人は、「自分は世界の中心ではない」という事実を受け入れています。
だから自分の利益に執着しません。
こういう人は恋愛をすれば「どうすれば相手が喜ぶか」を考えることができます。
すると、そのほうがパートナーにとって魅力的な人間にうつりやすいため、「この人を手放したくない」と思わせやすく、結果的には恋愛がうまくいきやすくなります。
また仕事をすれば「どうすればみんなが楽になるか」を考えることができるので、他者からの信頼を集めやすいです。
すると人がどんどん集まり、協力者がどんどん集まり、自分ができることの範囲を広げることができるでしょう。

自分の利益だけ考えて生きる人は世界と敵対するので、恋愛も仕事もうまくいかなくなる。
しかし他人の利益を考えて生きる人は世界と調和するので、恋愛も仕事もうまくいきやすくなります。
これはこの世界の普遍的な原則です。

「偽りの他者貢献」はむしろ世界との対立を深める!

しかしここで注意してほしいことがあります。

ここでいう「他者貢献」とは、「心から他者の幸せを願い行動すること」です。
「心からそう思えているわけではないくせに、表面上だけ他人の利益を満たすために行動すること」とは違います。

ところが人間は、自分の心にすら嘘をつくことができるので、多くの人は「他人の幸せを願っているつもりなだけで、実際は願っていない」という歪つな状態にあります。

よく、「彼氏に喜んでもらうためにこんなに尽くしてきたのに、彼氏が私のことを見てくれない」と嘆く人がいます。
それは本当の「貢献」ではありません。
こういう人は綺麗事を並べ立ててはいますが、心から相手のために尽くしているのではなく、内心では「相手からの関心を得たい自分のため」にそう行動しているに過ぎません。

だから「相手からの関心」という見返りが得られなければがっかりもするし、腹も立てるわけです。
これは本当の貢献ではなく、「ただの打算」に過ぎません。
その薄っぺらさは、雰囲気から必ず相手に伝わります。
だからこういう人の「貢献」は評価されないのです。

同じように、自分を安売りすることも、本当の他者貢献ではありません。
よく、「なんでもかんでも見返りを求めずに、いつでも他人に利用されてばかりで、自分を満たすための行動努力を何もしない人」がいますが、こういう人は根本的なことを忘れています。
自分が不幸になれば、悲しむ誰かがいるのです。
自分なんてどうでもいいというのは、あなたのわがままにすぎません。
だからこういう人の「貢献」も、評価されないのです。

世界と調和すると、主語が「わたしたち」になる。

不幸な人はいつでも、「自分と他者」を分離した存在だと考えています。

だから、「他者に貢献するふり」をしたり、「自分を犠牲にして他人に尽くしたり」をしてしまうのです。
この人達は根本的な前提として、「誰かが幸せになるには、誰かが犠牲になるしかない」という考えを抱いています。
頭ではっきりそう考えているわけではないかもしれませんが、根底にそういう思想が根付いているのです。

しかし幸福な人は、これとは逆の世界観を生きています。
彼らは、自分と他者の間に境目がありません。
あなたのためが私のためでもあり、私のためがあなたのためでもある。
自分が幸福になることがみんなの幸福でもあり、みんなが幸福になることが自分の幸福でもある。
彼らはそういった感覚で生きています。

アドラー心理学ではこれを「共同体感覚」と呼んでいます。
「世界と調和している感覚」と言い換えてもいいでしょう。
人が幸福になるために必要なことは、この感覚に至ることです。
古来より様々な宗教・哲学・教えがこの世界に乱立してきましたが、それらは全て根底の部分では同じことを言っています。
あらゆる教えが語ることは、この「世界と一体化する感覚に至れ」ということなのです。

タロット「世界」が出たときは、願いの質が高まるとき

僕はこのカードが占いで出た
「今抱いているその願いを【ただの私益】から【共益】に昇華することができる」
「だからまわり人から惜しみない協力と支援を受けることができる」
「だから大成功している」
というニュアンスで読むことが多いです。

一般的な本などでは、ただただ「成功する」とだけ書かれていることが多いのですが、それだけだったらわざわざ「世界」なんてたいそうな名前は必要ないと思うのです。
カップ2や、ワンド6などであれば、「ただ成功する」みたいに読むのもありだと思いますが、このカードは世界です。
世界なんて大層な名前がついたカードを、ただ「成功する」とだけ読むのは、あまりに寂しいと思うのです。
 
だから僕は、このカードが出たとき、
「相談者は【世界と一体化した感覚】に至っているはず」
みたいな感じで読むことが多いです。

やりたい事とやるべき事が一致する時
世界の声が聞こえる

byスタードライバーより

その他のカード解説

タロット0「愚者」の意味
タロット1「魔術師」の意味
タロット2「女教皇」の意味
タロット3「世界」の意味
タロット4「世界」の意味
タロット5「法王」の意味
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タロット8「力」の意味
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タロット10「運命の輪」の意味
タロット11「正義」の意味
タロット12「吊るされた男」の意味
タロット13「死神」の意味
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タロット17「星」の意味
タロット18「月」の意味
タロット19「太陽」の意味
タロット20「審判」の意味
タロット21「世界」の意味

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