タロットカードの意味・大アルカナ

タロット5【法王】のキーワード、意味、解釈ポイント、リーディング例

「法皇」の基本的なキーワード

このカードは一般的には以下のような意味があるとされています。

助言、教唆、模範、伝統、慣習、道徳

法王のキーワード解説


法王の基本的な意味と、リーディング例(正位置の場合)

法皇というのは、現代でもローマ法皇っていますよね!
あれのことです!
あの人の仕事は、「●●に悩んでる?イエス様はこう言っていますよ👼✨」みたいな感じのありがたいお言葉をみんなに伝えて、道徳的な教えを伝えていくことです!
だからこのカードのキーワードは、「伝統」とか「道徳」とか「模範」みたいなのが設定されているわけですね!

ちなみに黄金の夜明け団では、このカードは「牡牛座」に属するとしました!
牡牛座の特徴は以下の通り!

  • 誠実
  • 倫理的かつ、道徳的なものを好む
  • きちんと整えられた生活を好む
  • 寛大で寛容
  • のんびりしており鈍重だが、その分ねばり強い

これらも上記の法王のイメージと合っている属性ですね。
つまり、このカードが占いで出たとき、相談者は自己の内面にある「牡牛座」が発揮され、まるで法皇のように、誰かに導きや示唆を与えることができるのだと考えられます。

それは、どんなにダメな子でも見捨てずに、粘りつよく道を示していくイメージです!
例えば恋愛運で占っている場合は、あなたがパートナーに対して「寛大な態度」で接することが、相手の心に感銘を与えるなんて解釈が考えられます。
あるいは、突然何か「すごく心に響くいいこと」を言えるようになって、それがパートナーを啓蒙し、なんらかの導きを与えることができるとか!

仕事運だったらまずは「後輩にめっちゃいいアドバイスできる!」みたいな解釈が考えられます。
あるいは「カウンセラーを目指してる人」とかの未来にこれが出たんだったら、カリスマ法皇みたいなカウンセラーになれるのかもしれません!
その相談に合いそうなものを選んでください😊

その他、よくありそうなリーディング表現を並べておきます。
・慣習に従う。
・作法を守る。
・適応する。
・組織の一員になる。
・集団の中で居場所を獲得する。

・伝統を学ぶ
・伝統的な遺産を受け継ぐ
・革新性よりも、確実性。保守性。
・オーソドックスなもの。

・根源的な良識や道徳に従う。
・本当に大切なことを理解する。

法王の逆位置に関して

僕自身は逆位置を採用していないので、
ここでは「このカードをネガティブな意味で解釈するときの例」という意味でご紹介します。

伝統や慣習は、時に「ただの迷信」をそのまま盲目的に信仰することや、現代社会においては最適ではない古い道徳観念を押し付けることに機能してしまうこともあります。
以上からこのカードをネガティブに解釈するときは、
「守旧性(アンシャン・レジーム)、束縛、躊躇、不信感、独りよがり、逃避、虚栄、怠惰、お節介、固着」
などを意味すると言われています!

例えば、
「常識に縛られすぎて、窮屈な考え方をしてしまう」
「自分がどうしたいかより、世間の目を気にしてしまう」
などが考えられます!

「法王」のキーワードをもっと深く

常識とか道徳って何なの?

私たち人間は、意識的にせよ無意識的にせよ、いつでも「どこかに所属していたい」という欲求を持っています。
なぜなら、人は1人では生きれない生物だからです。
ではどうすれば集団に所属することができるでしょうか。
それは、その集団において共有されている「常識」「道徳」「慣習」などに従うことです。

例えば、まず大きな観点では、多くの人が「犯罪」を行わないのは、「社会」に所属していたいからです。
もし犯罪を行ってしまえば、隔離され、牢に繋がれ、社会に所属していくことは困難になります。

もう少し身近な例では、「友人や恋人に対して、嫌がることはしない」というのも、これは「その相手と自分」という二人だけの社会に、これからも所属していたいからです。
こんな風に、その集団において「望ましい」とされている概念に従えば、人はその集団の中に居場所を得ることができます。
すると人は、「所属していたい欲求」を満たすことができます。
常識・道徳・慣習には、そういった機能があるのです。

しかしこういった概念は時に「誰かが誰かを利用するために作った嘘の常識」を産むことがあります。
例えば、ブラック企業で散々疲弊していながら、それでもなお「退職する」という決断ができない人がたまにいます。
こういう人は、「自分なんかを受け入れてくれる場所はここしかないはずだ」という思い込みがあります。
だから、「こんな私が『どこかに所属していたい欲求』を満たすためには、このブラック企業における常識や道徳や慣習に従うしかない」と判断している。
だから彼らは退職しないのです。

親がカルト宗教にはまっているとき、子は、本当は心の奥底では「なにかがおかしい」と感じていつつも、表面上はそれを出さず、親が語る常識に従います。
それは、「家庭」という場所に所属していたいからです。
このカードのネガティブな意味に「利用するための嘘の常識」「迷信」「守旧生」などが設定されているのは、そういうことなのかもしれません。

常識はどのようにして生まれるの?

あらゆる常識は、その集団の「目的」によって変わります。

例えば、平和な世の中で人を殺せば犯罪者です。
しかし戦争の世の中では敵兵を殺せば殺すほどに英雄として讃えられます。
これは、前者では社会の目的が「内政の維持」になっていますが、後者では社会の目的が「外敵排除」になっているから発生する矛盾です。

もう少し身近な例も出しましょう。
例えば、「一年以内に退職するのは社会人として恥ずかしいことだ」という常識があります。
これを信じる人達は、目的が「組織を維持すること」なのです。
するとそういう観点で考えたときは、誰かが退職すれば求人を出さなければいけないし、新人を育てるのにもコストがかかります。
そういったコストを負担することを認めてしまえば「組織を維持したい」という目的に合いません。
だから、「すぐに退職することは恥ずかしいことだ」という模範が支持されるわけです。

しかし起業家やフリーランスの集団に入ると、これとはまったく逆の模範意識が共有されていることが多いです。
こういった人たちは「自分があるいは社会の構成員全体が、実力を発揮し富をつかむこと」を目的としていることが多いため、「短い期間で退職すること自体」には、是も非も感じません。

世の中には、嘘と虚構が満ち溢れている。

常識は時に「人を動かすための方便」として悪用されることもあります。
例えば「結婚して初めて一人前」「●●歳までに結婚しないのは恥ずかしい」というった言葉を語る人は多いです。
そしてそういった常識に縛られて焦っている人も多い。

しかし社会学的に見れば現代は晩婚化が進んでいますのでそれほどおかしなことではないですし、また歴史を見れば結婚しなかった偉人などいくらでもいます。
そう考えればこれらは決して妥当な言説ではないでしょう。

しかしそれでもこういった言説が絶えないのは、婚活市場がそういうキャプションの広告を放っているからです。
婚活市場としては、「結婚は焦らなくていい」なんて常識がみんなに根付いては困るのです。
だってそれでは商売にならない。
だから彼らは「まだ独身なの?」といったキャプションの広告を放つことで、人々の不安を煽り、自分たちのサービスを必要とさせているわけです。

このように「嘘の常識」を作ることで、消費者の不安を煽り、消費者を脅迫し、需要のないところに需要を生み出すのは、広告手法としてはとてもありがちなよくある手法です。

戦後、一丸となって成長してきたこの国は、世界でも類のないほど豊かになった。経済不況といわれても、国民のほとんどが中流意識を持ち、物質的にも恵まれた環境が整っている。
何も買えないのではなく、もうほとんどを所有し、あえて欲しいものが見つからない状態になっているのだ。
要するに、私たちは、ほとんどの人がご飯をちゃんと食べられていて、飢餓の恐怖などもとっくに忘れている。
実は欲しいものなんて何も、ない。
となると、どうやって購買意欲を湧かせるか?
あとは何かと何かを比較し、その劣った部分、足りないものに消費者の不安を当て込むしかなくなってしまう。
これでもか!というくらいに「足りないもの=不安に思わせるもの」をさまざまに形を変えて伝えていく方向が広告戦略となる

by超一流の二流を目指せより

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by「インベスターZ 14巻」より

こんなふうに、我々が盲目的に信仰している「常識」「道徳」「慣習」「しきたり」のなかには、誰かが誰かを利用するために捏造したものが多いものです。
だから、常識を盲目的に信じてはいけません。
いつだって「なぜそうなのか?」を自分の頭で深く考えたうえで、それを採用するか否かを選択する必要があります。

判断に迷ったときは、より大きな社会の模範で考えよう!

あらゆる模範は絶対ではない。
そのことを理解すると人は自由になれますが、同時に「迷い」が生まれます。
絶対的なものがないことを知ってしまうと、何を指針にして生きればいいかわからなくなってしまうことがあります。

これに対して、アルフレッドアドラーはこんな言葉を残しています。

判断に迷った時は、 より大きな集団の利益を優先することだ。
自分よりも仲間たち。
仲間たちよりも社会全体。
そうすれば判断を間違うことはないだろう。

byアルフレッド・アドラー

例えば、企業の商品に不具合があった場合、それを広く社会にオープンにし回収すれば、企業には一時的に大きなダメージがあるでしょう。
回収費用や在庫廃棄による直接的な損失に加え、信用の失墜もあり、売上、利益は大きくダウンするだろうからです。
そこで企業は公開をためらうでしょう。
しかし、企業ではなく、より大きな社会全体の利益を考えれば、少しでも早く事実をオープンにすべき、とすぐにわかるでしょう。
このように、個人、会社、社会など、それぞれの共同体における利益・不利益が異なる場合、私たちはより大きな集団の利益を優先すれば判断を間違うことはない。
アドラーはそう訴えました。
それこそが真の意味での共同体感覚であるのです。
自分一人の利益だけを考えてしまっては判断を間違ってしまうのです。

アルフレッド・アドラー 人生に革命が起きる100の言葉

人が何かに悩むときとは、「狭い範囲の模範」にとらわれているときです。
そういったときは、「より広い範囲での模範」を想像してみましょう。
すると、今抱えている問題に、別の見え方に気付けるはずです。

常識は必ずしも悪いことばかりではない

っと、ここまで常識の負の側面ばかりを解説してしまいましたが、だからといって常識が必ずしも「とるにたらないことか」と言われれば、決してそんなことはありません。
例えば以下のような「根源的道徳」、あるいは「愛ある道徳」と言い換えてもいいかもしれませんが、こういうものはそれに従えば従うほどに、あなたにとって社会での生活をどんどん心地よくするものになるでしょう。

「人を騙さない」
「人から盗まない」
「人をいじめない」
「人を殺さない」
「人を平等に扱う」

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・渋谷のタロット占い屋
・13歳(永遠)
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