「塔」の基本的なキーワード
このカードは一般的には以下のような意味があるとされています。
「トラブル、災害、崩壊」
塔の正位置
このカードでは、天から稲妻みたいなのが落ちてきてて、それが直撃して塔が崩れ落ちている構図が描かれています!
ここから、「トラブルへの遭遇」を意味するカードだと言われています!
黄金の夜明け団ではこれを「火星」に属するとしました。
悪魔のところで、火星は「獣のような自分」を象徴する星だと解説しましたが、別の解釈として「争いやトラブルなどの勃発を意味する」とされることもあります!
このカードは、キーワードも、絵柄のイメージも、割り当てられている星も、全部がそのまんまなので、とくに説明の必要はないかと思います。笑
このカードが出たときは、将来的になんらかのトラブルが発生することが懸念されます。
でも、だからといってネガティブに考えても仕方ないので、むしろ逆に「先にタロットさんに教えてもらえてよかった」と考え、今のうちから「発生しそうなリスクへの対策」をたてておくといいでしょう。
今を作るのは過去ですが、ならば未来を作るのは今です。
つまり今を変えれば、未来も変えることができる!
変えられない運命など存在しないし、避けられない災厄もありはしない。
全ての未来は自分次第だと理解すれば、どんな未来も自在にクリエイトできるので、どんどんできることから手をつけていきましょー!
あるいは、場合によっては「壊してもらえて良かったと感じるケース」もあるかもしれません。
人生って、「本当は捨てたほうがいいとわかっているのに、ついついなぁなぁにしてしまうこと」ってありますよね。
そういうのが、なんらかの外部からの影響によって、終わらせざるを得なくなったのであれば、それは一時的には辛いかもしれませんが、長い目で見れば0からスッキリした状態でやり直せるきっかけになるかもしれません。
「塔」は、青天の霹靂ともいえるような、突然の大きな出来事を表す。
これまで自分が築いてきたものが一気に崩れ去ることや、予想外のアクシデントが起こる可能性を暗示している。
現実の事物などが崩壊するということ以外に、相手に対する信頼が崩れる、裏切られるといった精神的な体験なども暗示される。
しかし、ポジティブな見方をするなら、どこかに疑問を抱きながら惰性的に続けてきた生き方を打ち壊し、新たなスタートを切るという暗示でもある。
たとえば「塔」は、高すぎるプライドを表すこともある。
その鼻っ柱をへし折られるのはショックに違いないが、そのおかげで初心に返って出直すことができる。
過去と決別し、もう一度やり直すチャンスだと解釈してもよいだろう
by「タロットの秘密」より
ちなみにこのカードが「無意識」とかに出たのであれば、自分自身が「全てぶち壊すことを望んでいる」「闘争を望んでいる」と読むことができます。
本音を隠して我慢してばかり生きていると、内心では鬱憤がたまってたりするもの!
そういうのをタロットさんに悟られてるのかもしれません!
解決策にこのカードが出たときは、「お前の中の全てぶち壊したい感情を、そのまま実現してしまえ!」と読めるかもしれません!
人生はときに思い切ってぶち壊してまっさらにしたほうが、変なとらわれがなくなるので、より良い状態を作れたりすることはあるものです!
塔の逆位置
僕自身は逆位置を採用していないので、
ここでは「このカードを別の意味で解釈するときの例」という意味でご紹介します。
黄金の夜明け団では正逆位置という概念を使わず、各カードに割り振られているエレメンタルの相性から吉凶を見るのですが、塔に割ふられている火星は火のエレメントに属する牡羊座の支配星ですが、古典占星術では火星は水のエレメントの宮である蠍座の支配星でもありました。
そのためこのカードは火と水の力をどちらも持っているため、どのようなレイアウトで出たとしても意味が揺らぐことなく、中和されることもないと考えられます。
一般的なタロット解説書では、「塔の逆位置は崩壊の一歩手前くらいでなんとか止まる」「首の皮一枚つながる」みたいなニュアンスで紹介されていることが多いです!
でもどちらにせよ、「ある程度は崩壊するんかい!」って感じですね。笑
それだったら、正でも逆でもさほど変わらないということなので、僕自身はあんまりそこらへんを細かく気にしないでリーディングしちゃってることが多いです。
塔が出たときの捉え方
このカードはとても不吉に見えるカードなので、これが出たときはいくらかショックを受けてしまうことも多いかもしれません。
ただ、だからといって、安易に絶望しても非生産的なので、こういうときは発想を変えましょう。
例えば、
「先にタロットに警告してもらえてよかった。では今のうちから、そうなったときに対処できるように、万全の準備を整えるようにしよう」
と考えるようにすれば、今なんとなく曖昧に考えているその問題に対して、より慎重に行動できるかもしれません。
あるいは
「最近どこか、行き詰まりを感じていたし、いっそこれを0から再構築するチャンスだと考えよう」
という受け止めかがもできるかもしれません。
あなたが最近、本当は「何かが違う」と思っていたけれども、なんとなく惰性で続けてきてしまったことはなんでしょう?
これは、そのことを一気に変えるチャンスが近いということかもしれません。
死神のカードで説明した通り、あらゆる「終わり」は同時に「始まり」でもあります。
吊るされた男のカードで説明した通り、あらゆる「試練」は同時に「チャンス」でもあります。
節制のカードで説明した通り、人間は「塔が出たから悲しく感じる」のではありません。
そもそも未来というのはわからないものであり、時には塔のような未来がやってくることだって十分あり得るはずなのに、自分自身が勝手に「自分にだけはそういう未来はやってこないはずだ」と思い込み、期待しているから、悲しくなるのです。
このように考えていくと、未来に塔のカードが出たからといって、そこまで大げさに悲しむことではありません。
ただただ、見方を変えればいいです。
すると、未来の「さらに先の未来」において、ハッピーエンドに至る道が見えてくるはずです。
これだけは、覚えておきなさい。
何もかも失ったと思える瞬間でさえ、あなたの未来は残っているということを。
byボブ・ガダード
私達は成功からよりも、失敗から多くの知識を学びます。
私達はしばしば、出来ない事を見つける事によってできることを発見します。
間違いをおかさない人は、おそらく決して新しい事を発見する事はないでしょう。
byサミュエル・スマイルス
もし間違いを犯しても、それが深刻なものであったとしても、いつも別のチャンスがある。
失敗というものは、転ぶことではない。
そのまましゃがみこんだままでいることである。
byメアリー・ピックフォード
どん底の挫折も、最後に勝てば単なる過程だ。
全ては過程に変わる。
by二瓶利光
その他のカード解説
タロット0「愚者」の意味
タロット1「魔術師」の意味
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