タロットカードの意味・大アルカナ

タロット1【魔術師】のキーワード、意味、解釈ポイント、リーディング例

「魔術師」の基本的なキーワード

このカードは一般的には以下のような意味があるとされています。

「技術、知識、スキル、コミュニケーション能力、実力発揮、活躍、実務能力」
「創造、始まり、新たな分野の開拓」

魔術師のキーワード解説



魔術師の正位置

このカードは、時代によってころころと名前が変わり、そのイメージが定まらないカードの一つです。

マルセイユ版のころは「奇術師」という名前でした。
奇術師とは、ようするに手品師のことです。
卓越した技術・知識を駆使して、まるで魔法のように見えるパフォーマンスを行う者です。
だから現代でもこのカードは、「活躍」を意味するなどと言われることが多いわけです。

黄金の夜明け団では、「力の術師」に名前が変わりました。
ここでは「水星」に属するカードとされました。
水星は、「知性、知識、思考、コミュニケーション、技術、実務能力」などを意味する星です。
だから現代でもこのカードは、「実力発揮」とか「実務能力の高まり」なんて解釈されていることがあります。

黄金の夜明け魔術全書ではこのカードを「技術」「叡智」「応用」「技」「巧妙」を意味すると解説していました。
さらに、ウェイト版タロットでは「魔術師」に名前が変わりました。
頭には無限大を示すマークが描かれ、無限の力をもつものの象徴だと言われるようになりました。

ちなみに、初心者向けタロット解説書では「このカードは創造・始まり・起源などを意味する」としていることが多いのですが、この根拠は「数字が1番だから」というところからきているようです。
数秘術などの占いにおいて、1番は「オリジナリティ」「新しい分野の開拓者」「物事の起源や始まり」を意味する数字です。

実占においてこのカードが出たら、まず仕事運のときはわかりやすいですね!
知識やスキルを活かして大活躍するとか、
コミュニケーション能力が高まって商談をきちんとまとめることができるとか、
プレゼンなんかで堂々とアピールできるとか、
そういうイメージです!

恋愛運のときは、、、
ちょっとキーワードが直接結びつかないものが多いので、想像を広げる必要があります!
「コミュニケーション能力」というところを無理やり繋げるのであれば、「自分をどうどうとアピールできるよ!」みたいに読めるかもしれません。
あるいは逆に「未来の相談者はすでにその恋に興味を失ってて仕事で大活躍してる」なんてリーディングもありえるかもしれません。
ケースバイケースで自由に想像してみましょー!

その他、よくありそうなリーディング例を並べておきます!
・新しいものを創造する。
・イメージを具現化する。
・偉大な発明をする。
・ものごとの起原を産み出す。
・奇跡を起こす
・魔法のような活躍をする
・信じられないような結果を出す
・才能を発揮する。
・無限の力を発動する。
・スキルや知識、経験や知恵を駆使する。
・自分の力で乗り越える

魔術師の逆位置

僕自身は逆位置を採用していないので、
ここでは「このカードをネガティブな意味で解釈するときの例」という意味でご紹介します。

黄金の夜明け団では正逆位置という概念を使わず、各カードに割り振られているエレメンタルの相性から吉凶を見るのですが、魔術師に割ふられている水星は、風星座である双子座と、地星座である乙女座の両方のルーラーであるため、風と地の相性の悪さを中和できると考えられています。
そのためこのカードは、基本的に「悪い意味でとることがないカード」とされています。
僕個人としてはこの解釈のほうが好きなのでこちらを採用することが多いです。

一般的な初心者向けタロット解説書では、このカードは逆位置のときは「ペテン」を意味するとされていることが多いです。
卓越したコミュニケーション能力は、悪用しようと思えば人を騙すことに使えます。
あるいは、高度な技術や普通の人が知らない科学的知識も、悪用しようと思えばそれを「超能力」として売り込むこともできるかもしれません。
例えば手品は「これは手品です」と名乗っているから手品として成立していますが、それを「これは超能力です」と名乗ってしまえば悪徳霊感商法みたいなのができる可能性があるでしょう。
このカードが逆位置で出たときは、こういう風に「水星的な力」を悪い意味で活用している状態を示しているのかもしれませんね!
それがどういうことなのかは、相談内容に応じて考えてみましょー!

魔術師のリーディング例

「復縁相談」で助言に魔術師が出たときのリーディング例

以前、「どうしても復縁したい相手がいるんです」という相談を受けたときに、

・無意識 ペンタクルのエース
・彼の気持ち ワンドペイジ
・助言 魔術師
と出たことがありました。
僕は相談者にそれぞれのカードの意味をお伝えし、何か思い浮かぶことがあるか聞いたところ、こんな回答が返ってきました。

相談者
実は私、本当は絵描きになりたかったんです。
芸術家として、日々絵を描いて、それを売るような生活をしたかったんです。
だけど両親に「そんなの無理だよ」って言われて、だから美大は行かず、普通の大学に行きました。
その後、今の事務員として就職しました。
でもやっぱりどうしてもその夢が捨てきれなくて、大人になってから絵のスクールに通ったりもしてたんですが、いまさらそっちの道に進むことも怖くて、そのまま気付けばこの年齢に、、、
 
ペンタクルのエース。
私が本当につかみたい物質的な価値。
っていうワードから、ふとそのことを思い出しました。
 
中川龍
なるほど。
それ、やればいいんじゃないですか?
 
相談者
え!!!!!!!
 
中川龍
彼の気持ちにワンドのペイジが出ている。
これは熱く夢を語る子供を意味するカードだ。
すると、もしかしたら彼も夢追い人なのかもしれませんよ。
 
これが彼の性質なのであれば、そんな彼にとって魅力的に映るのは、
「夢をあきらめ、過去の愚痴をうじうじとつぶやきながら事務員しているあなた」と、
「今からでも夢を取り戻し、全力を尽くしているあなた」
どちらでしょう?
 
まぁこれは僕がタロットカードから推測しているだけなので、もしかしたら違うかもしれない。
彼は夢追い人ではないかもしれない。
でもそうだったとしても、結局やっぱり「事務員してるあなた」より、「夢を追ってるあなた」のほうが、素敵に見える点は変わらないのではないでしょうか?
 
あれれ、そういえば助言に魔術師も出てますね。
魔術師は「創造性」を意味するカードでもあります。
「創造しろ」ってことじゃないかな?
この話の流れだと、あなたが夢を思い出し、絵を描き、創造し続ける日々に戻ること。
夢をもう一度追うこと。
それこそがあなたの人間的魅力を高め、それがめぐりめぐって彼との復縁を可能にする。
そういうことなんじゃないでしょうか?
 
相談者
うあああぁぁぁぁぁぁ!
思わぬ展開に驚いております!!!!

でも確かに、、、
ウジウジしてる私より、もっと自分に正直に生きてる私のほうが魅力的ですよね。。。
彼に「なんか違う」って言われたのも、そこだったのかも、、、
すごく、すごく辛いですが、でも、、、
とても、とても思い当たります、、、
 
中川龍
ならばやろう!
夢を取り戻そう!
 
相談者
えーー、、、、
でも失敗するかもしれないし、、、
 
中川龍
別に失敗したって、いいじゃないですか。
どうせ諦めてた夢だ。
それをいまさら失敗したからって、何を失うんですか?
それにそれを言い出したら、僕なんか臨床心理士になろうとして失敗して、水商売業界入って馴染めなくて、小説家になろうとして失敗して、IT業界で働こうとしてやっぱり馴染めなくて、人生失敗の連続ですよ。
でもそういう一つ一つの断片が積み重なった結果、今、臨床心理になろうとした経験が人の悩みを解決することに役立っているし、水商売していた経験が人の話を聞くことに役立ってるし、小説家になろうとした経験がタロットから物語を連想することに役立っているし、IT業界で働いた経験がブログ集客に役立ってます。
多分人生ってさ、こうやってなんどもなんども失敗を繰り返して、でもそれでも諦めずにまた何かに挑戦する。
それを繰り返す。その先にこそ、いつか「何者か?」になることができる。
そういうものじゃないですかね?

失敗することを恐れて何もしないでいる人に、希望ある未来なんてこない。
失敗するかもしれないことを許容し、それでもその先に何かがあると信じて進む人にこそ、希望的な未来はくるものですよ。
 
相談者
なるほど!
なるほど!
なるほど!

確かにそうですよね…
失敗を恐れて何もしないでいたら、きっと何者にもなれないと思います!
とても勇気が出てきました!
私、、、やってみます!
あの頃の夢、取り戻してみます!

中川龍
がんばれがんばれー!
 

魔術師のキーワードをもっと深く

魔術師とは、科学者のことである

黄金の夜明け団の魔術書では、このカードは「風」「地」のエレメンタルをどちらも内包するとされています。
風は「分離する力」であり、地は「結合する力」なので、基本的にはこの二つは相性が悪いのですが、魔術師においてはこれが両立されているそうです。

これはどういうことなのか。
僕なりに思うことを述べると、まずそもそも、このカードにおける「魔術師」とは、現代風に訳し直すなら「科学者」なのかと考えられます。
18世紀頃まで、科学と魔術は境目がとても曖昧でした。
万有引力を発見したアイザックニュートンは、現代では科学者として有名ですが、当時は錬金術師でもありました。
魔術師と科学者は、どちらも「この世界の法則を解明しようとする者」だったのです。

では、科学者というのは、何をする人達でしょう。
彼らが行うことの一つは、「事象」を観察し、そのメカニズムを解析することです。
木から離れたりんごは、地面に落ちる。
なぜなのか。
大小のりんごが同時に落ちたときは、どちらのほうが先に地面につくのか。
そういうのを解明していく。
これはまさに「風」の力です。
ただの「りんごが落下する」という現象に対して、あらゆる角度で分析し、そのロジックを一つずつ分離していくわけですから。

しかし科学者の役割はそれだけではありません。
彼らは次に、そうやって解明されたロジックを応用し、この世界にはこれまで無かった何かを創造します。
基本的に、全ての発明は「既に解明された技術の組み合わせ」で生まれます。
木の棒という物体を解析し、「持ちやすい」という特性を見つけた。
とがった石という物体を解析し、「切断しやすい」という特性を見つけた。
この二つを組み合わせて、「木斧」という道具を作った。
これがもっとも原始的な発明です。
同じように、「フィラメントは電流を流すことで発光させることができる」という技術と、「ガラスは酸素を排除しやすく低圧状態を保ちやすい」という技術を組み合わせた結果、「電球」が生まれました。
電気通信という技術と、音声の電気信号化という技術を組み合わせた結果、「電話」が生まれました。
こんなふうに、すでにロジックが解明されている何かを組み合わせ、一つの新しい道具に変えてしまう姿は、まさに「地の力」「結合する力」だと言えるでしょう。

つまりまとめると、魔術師とは科学者であり、科学者とは「分離と結合」、両方の側面を持っている。
だからこのカードは、本来は相性が悪いはずの、風(分離する力)と、地(結合する力)を融合することができているのではないでしょうか。

そもそも創造とは何か?

このカードの意味の一つとして「創造」をあげましたが、そもそも創造って言葉が難しくてわからない人がいるかもしれないので解説しておきます。
創造とは、新しいものを産み出すことです。

例えばエジソンが電球を発明したことは創造でしょう。
スティーブジョブズがiPhoneを作ったことも創造でしょう。
ライト兄弟が飛行機を発明したことも創造でしょう。

創造はなにも、発明だけとは限りません。
織田信長が、「三段撃ち」という新戦法を編み出し、「弾込めに時間がかかるのが欠点」といわれていた鉄砲隊の運用に新しい可能性を切り開き、武田信玄の騎馬隊を撃破しましたが、これも創造でしょう。
第二次大戦時のドイツ軍は、火力よりも、「機動力」を重視し、戦闘機・戦車・歩兵を密接に連携させた「電撃戦」という新たな戦術を編み出し戦勝を続けましたが、これも創造でしょう。
絵を描くことだって、創造です。
音楽を奏でることだって、創造です。
無から、有を作り出す。
これらは全て、創造です。

旧約聖書「創世記」によれば、

はじめに神は天と地とを創造された。

とされています。
この世界は創造されて始まり、そして今もあらたな創造が日々生まれ続けています。
このカードが出たときは、こんなふうに何か「新しいもの」を創造する力が閃くときなのかもしれませんね😊✨

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