タロットカードの意味・大アルカナ

タロット6【恋人たち】のキーワード、意味、解釈ポイント、リーディング例

恋人の絵柄

ウェイト版

マルセイユ版

Hermitic Tarot

トートタロット

「恋人」の近年主流の解釈

基本的なキーワード

ポジティブな意味

ネガティブな意味

恋愛での読み方

ポジティブな意味で読むなら

・恋が実る
・相手と自分が同じように感じる
・ロマンス
・本当の愛をつかむ

ネガティブな意味で読むなら

・次から次へと目移りする
・飽き性
・継続性がない
・好きな人がころころ変わる
・熱しやすく冷めやすい
・やや軽薄

仕事での読み方

ポジティブな意味で読むなら

・知り合いの多さが仕事に役立つ
・会話のセンスが活かされる
・会話する仕事
・人と話す仕事(イベント関係や水商売など)

ネガティブな意味で読むなら

・うわついた気持ちで仕事をする
・話してばかりで集中してない
・遊びすぎで生活が乱れる

人生全般の解釈例

ポジティブな意味で読むなら

・幅広い交遊関係を持つ
・お話上手
・楽しい人、場所

ネガティブな意味で読むなら

・人の意見に左右されやすい
・自分の意見がない
・いつも誰かと一緒
・1人で決めることができない

タロット恋人、歴史上のレジェンドの解釈

黄金の夜明け団の解釈

・サブタイトル
Children of the Voice Divine
(神の声の子供)

・対応
エレメント→風
天体→双子座
ヘブライ文字→Zayin ザイン(剣)

霊感(受動的であり、ときに霊媒的、ゆえに神官や魔術師や預言者のそれとは異なる)。霊感と衝動から生じる動機、力、行動。
by黄金の夜明け魔術全書

アーサーEウェイトの解釈

正位置
→魅力。愛。美。克服される試練。

逆位置
→失敗。愚かな計画。別の解釈では、不満のある結婚とあらゆる意味での不一致をあらわす。
byタロット図解

イーデングレイの解釈

→悪徳と美徳の間での選択。誘惑。ロマンスの始まり。生活の内面と外面の調和。上方からの霊感。大きな物質欲に毒されていない愛。

逆位置
→不義。義理の両親からの結婚生活への干渉。子供たちに関する喧嘩。間違った選択の可能性。感情を落ち着かせる必要性。
by自在タロット

恋人のコラム

恋人がなぜ愛を意味するのか

黄金の夜明け団では、このカードは「双子座」に属するとしました!
双子座の特徴は以下の通り!

  • 他者の中に、「自分の半身」を見つけることに長けている(共通点や仲良くなれる理由を見つけることが得意)
  • だから結果的に「恋多き人生」になりやすかったり、「人と仲良くなることが得意」になりやすい
  • 仲良くなれる対象は人間だけとも限らず、事象や状況に対してもどんどん自分との共通点を見出してしまうので、適応能力が高く、色んな状況に柔軟に対応でき、仕事などでも活躍しやすい
  • 他人と自分の境目が薄いので、他人のためが自分の幸せ、自分のためが他人の幸せといった感覚で進むことも多い

このカードが恋愛相談で出たなら、いったん恋愛成就と読めるかもしれません!

婚活中の人にこのカードが出たら、双子座からイメージを広げて、「自分の半身を感じられるような誰かに出会える」と読めるかもしれません!
仕事相談で出たなら、「仕事そのものに対して、自分の半身を感じる」という解釈。
つまり、「この仕事って、私の人生のこういう経験が活かせるじゃーん!」みたいなのを感じて、まるで恋をしているようにワクワク楽しみながら仕事ができると読めるかもしれません。

このカードをネガティブに解釈するときは、双子座の要素が悪い方向に働いているということなので、
「次から次へと目移りする」
「飽き性」
「継続性がない」
「興味のあるものがすぐに変わる」
「好きな人がころころ変わる」
「やや軽薄気味」
という解釈が考えられるでしょう。

あるいはこれはそもそも恋愛を意味するカードなので、
仕事運だった場合などは
「仕事よりも恋を優先してしまい失敗する」
なんて解釈もできるかもしれませんね!
状況に応じてピンとくるものを選びましょう!

恋人がなぜ「決断」を意味するのか?

本によってはこのカードのキーワードに「選択」「決断」をあげているものがあります。
これはマルセイユ版タロットの絵柄の名残です。

このカードは、時代によって絵柄の構図がころころ変わっており、タロットのなかでもっともイメージが定まらないカードです!
マルセイユ版の頃は「二人の女性が男性を奪い合ってる構図」が描かれていました。
だから、このころのイメージで広げている人は、このカードのキーワードに「選択する、決断する」みたいなワードを採用している人がいるわけです。

恋人がなぜ「試練」を意味するのか?

本によってはこのカードのキーワードに「試練」をあげているものがあります。
これは黄金の夜明け団のころの名残です。
黄金の夜明け団では、「ペルセウスがのちに妻となるアンドロメダを救出するためにコブラと戦っている図」が描かれました!
どうも黄金の夜明け団における愛とは、「ただきゅんきゅんすること」ではなく、「二人で一つの試練をともに乗り越えることで初めて結実するもの」といった思想があったようです!
その流れでか、ウェイト版タロットの創始者であるウェイトさんも、著書であるタロット図解のなかで、このカードのキーワードを「魅力」「愛」「美」「克服される試練」としていました。
この解釈、個人的にはとても好きなんですが、一般的な恋占いではあんまりうけないようで、現代のタロット解説書では「克服される試練」なんてキーワードを入れて解説している本はほぼ存在しません。笑
ちなみにただのドキドキが成就するだけなのは、小アルカナのカップ2のほうが、あちらは「快楽を意味する金星」と「うちにこもるを意味する蟹座」が割り当てられているので、イメージとして近いです!

そもそも愛ってなんだ?

このカードを理解するには、そもそも愛ってなんだ?ということを知る必要があるのでそれを解説します。

愛の9割は偽物である

こういう言い方をすると批判を生んでしまうかもしれませんが、基本的に「世の中にある愛のほとんどは偽物である」といわれています。
このことは多くの哲学者や、作家が同じことを主張しています。

西洋社会を客観的に見てみれば、兄弟愛・母性愛・異性愛を問わず、愛というものが比較的まれにしか見られず、さまざまな形の偽りの愛によって取って代わられていることはあきらかだ。
そうした偽りの愛こそ、じつは愛の崩壊のあらわれなのである。

byエーリッヒ・フロム『愛するということ』

つまり問題は歪められた幸福の定義だ。
安易なテレビドラマや陳腐な映画は、愛を絶対肯定して疑わない。
そのくだらない世界観の中では、『恋は素晴らしい』ものであり、『愛が全て』であり、『この世に家族以上に大切なものはない』というわけだ。
しかしそれらの表現はただの欺瞞でありすでに心地好いファンタジーですらない。
安直に愛をうたうクソどものせいで、幼児虐待や夫婦間暴力が増える。
日本の低能なテレビドラマでは、『愛が全てと疑わない恋人同士』や、『幸せな生活を送る夫婦』や、『色々と問題は起きるけどそれでも暖かい家庭』などが飽きるほど登場する。
そこに問題がある。
現実には愛が全てではないし、そこら辺の夫婦の幸せなど少し風が吹けば消えてしまう。
現実は困難だらけだ。テレビドラマは安っぽい事件ばかり起こして本物の困難を描かない。
完全に理想の相手など存在しないし、子供が可愛いかどうかなんて産んでみなければ判らない。
自分が一○年後どうなっているのかも考えずに結婚して、理想と現実のギャップにようやく気付いて不機嫌になって、家族に暴力を振るうようになる。
何も考えずに結婚した馬鹿が子供を殺す。
本物の愛がこの世に存在しないとは言わない。
ただ、忘れてはいけないのは、本物の愛をつかむには才能と幸運が必要だということだ。
権力を手にする者や栄光を手に入れる者がごく一握りしかいないように、真実の愛をつかめる者の数も少ない。
そういった現実から目を逸らして、安易な日常に逃げ込もうとする連中こそ真の悪だ。
妥協し、閉塞し、全てに諦めながら生きるような連中こそ真の悪だ。
泣き言や愚痴ばかり並べていればそのうち誰かが振り向いてくれるじゃないかなんて、そんなガキみたいな大人も悪だ。
恋をすれば幸せになれる、結婚すれば幸せになれる──そんなわけないだろう。
ちょっと考えれば判りそうなものなのに、馬鹿なヤツは気付けない。
本来、馬鹿には恋愛をする資格さえないというのに

by九鬼塁我「アフリカンゲームカートリッジズ」より

もっとも低い愛はセックス。
それは肉体的なものです。
もっとも高い愛は慈愛。
慈愛は愛を超えます。
愛が何であるかわかっている人は極めて少ない。
99%が性的関係が愛であると思っています。
それは違います。
性的関心は、動物的なものです。
それは愛になる可能性がありますが、
本当の愛ではありません。
それに気づくことができたら、性欲を愛へと変容することができます。
セックスは種です。
愛は花です。
慈愛は香りです。

あなたの愛が相手を求めるただの欲望ではないとき、
あなたの愛がただの必要なものにすぎないのではないとき、
あなたの愛が分かち合いであるとき、
あなたの愛が乞食の愛ではなく皇帝の愛であるとき、
あなたの愛が見返りになにかを求めているのではなく、ただ与えるための——与えるという、純然たる喜びから与えるための準備が整ったとき、
そのときに愛に瞑想を加えると、純粋な香りが放たれる。

by「禅タロット」より

なぜなのか。
それは「真の愛情を獲得する」には精神的な成長が必要ですが、世の中のほとんどの人はそのように認識していないからです。
世のほとんどの人は、愛のことを「自分が無知で未熟なままでも幸福にしてくれる便利なもの」と考えています。

例えば二人の間で喧嘩がおきたとき、それを解決するにはコミュニケーション能力が必要でしょう。
あるいは、何が問題なのかをきちんとヒアリングする能力、話し合う能力、自分が何に不満を感じているのかをきちんと整理して表現する能力などが必要でしょう。
そういった能力が低い人は、これを機に学び、自分を成長させる必要があるでしょう。
そうでなければ、問題は解決しません。

でも世の中のほとんどのカップルは、そういうことはしません。
話し合うどころか、思ったことを素直に表現することもできなかったり。
あるいはそんな自分のままでも察してほしいと願ったり。
そのまま気づいたら時間が経っていく。
そういう感じで付き合っている人が多いです。

そういう生き方が悪いと言っているわけではありません。
ただ、そういう生き方をしていれば「深い絆」が育まれないのは確かです。

問題があったのを機に、きちんと自分の未熟を認めて、自分を成長させるように両者が向き合っているカップルと、それをしない普通のカップルでは、「愛の密度」が違います。

前者はどんどん愛と絆を深めていくでしょう。
しかし後者は「ただ時間が過ぎていくだけ」で、絆はとくに育まれないでしょう。

ただなんとなく一緒にいて居心地が悪いわけではにから一緒にいるというだけ。
ただ付き合ってきた年月が長いだけ。
そういう「絆はないが」「ただ長くいるから一緒にいるだけの関係性」のまま付き合い続け、そのまま結婚し、老後を迎えていく、世の中のカップルの大半はそんな感じです。

だから、多くの哲学者が「世の中には本物の愛まで到達してる人のほうが少ない」「最後まで愛を知らないまま死んでいく人の方が圧倒的に多い」と言っているわけです。

恋人が出たときは、本物の愛を掴める時かも?

「本物の愛まで到達せずに死んでいく人のほうが多い」なんて、なんだかショッキングなことのように感じるかもしれません。
でも逆に考えてみてください。

そのショッキングな事実を認めた上で、「タロットで恋人のカードが出たとき」を想像してみましょう。

…このカードが出た時の嬉しさが桁違いに跳ね上がりますよ。笑

このカードが出たときは、もしかしたら相談者は「本物の愛」を掴めるのかもしれません。
付き合ってすぐにいきなり絆が育まれるわけではないでしょうが、少なくとも「いつか本物の愛に成長する可能性がある恋」をつかめる。
これはそういうニュアンスのカードなのだ。
そんなふうに思うと、このカードが出たときすごくキュンキュンします💏✨

人間って
「簡単に手に入る幸せ」より
「苦労しなければ手に入らない幸せ」のほうが
希少価値があるので
嬉しいと感じるものです。

みんなだって、そのことは体験的に知っているはずなのに、どうして愛だけは「楽に手に入るものは価値が低いと認めたがらない」のでしょうね。
僕はそれが不思議で仕方ありません。

愛とは決意である。
少量の勇気しかない者は、少量にしか他者を愛することができない。

byエーリッヒ・フロム

未熟な愛は言う、「愛してるよ、君が必要だから」と。
成熟した愛は言う、「君が必要だよ、愛してるから」と。

byエーリッヒ・フロム






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